技術月報 2024-03-15 発刊分
ワイヤレスバッテリーマネジメントシステム(wBMS)、2021年にGMが採用したが普及は足踏み状態
バッテリーマネジメントシステム(BMS)は、バッテリーセルの保護/監視/最適化を中心に、さまざまな役割を果たす。安全性や製品寿命だけでなく、電動車の充電性能≒航続距離にも影響する重要なシステムである。一般的にBMS は、ケーブルとコネクターによってバッテリーモジュールに接続される。これを無線化したワイヤレスBMS(wBMS)なら、構造が簡素化され、バッテリーの体積エネルギー密度が向上するなどの利点がある。wBMS の提案は2016 年頃から活発になり、2021 年にはGM がUltium アーキテクチャのBEV で量産採用を開始した。 ...続き...