自動車問題研究会は自動車産業に関与する個人によって構成される任意団体で、学習、研究、会員相互の親睦を目的とした組織として1969年(昭和44年)に発足しました。当研究会は東京に本部が、大阪と名古屋に支部があり、それぞれが独自の活動を行っています。東海支部は1984年(昭和59年)7月3日に誕生し、東海地区に在住または事業・研究拠点を有する約130名の会員によって構成されています。
東海支部は月一回定例会を開き、自動車を取り巻く諸課題について講演会を行うことを基本的な活動としています。また、年に数回の懇親会や本部、関西支部との交流会を行い会員相互の親睦を図っています。
フォーインは1996年12月以来、東海支部の事務局を務めておりますが、自動車産業に関わる様々な企業、大学関係者、公的機関の関係者らとともに、月一回の定例会の中で学習させていただいております。
弊社調査報告書をご利用の皆様。弊社調査報告書にご興味をお持ちの皆様。自動車問題研究会は弊社の調査報告書とはまた別の視点で自動車を理解する上での有効な場と存じます。自動車問題研究会では広く門戸を開放していますので、下記の「過去1年間定例会報告」や「定例会のご案内」をご覧の上、入会されることをお薦めいたします。
2023年11月定例会では、トヨタ自動車株式会社株式会社田原工場エンジン製造部 技術員室 企画グループ長の𠮷田 保正氏に「モノづくり現場が自ら進めるデジタル化」を考える~トヨタ自動車田原工場の活動の紹介~」をテーマにご講演いただく予定です。
𠮷田氏は1990年4月トヨタ自動車株式会社へ入社。学生時代の専攻は電気電子系でしたが、入社後担当している仕事の対象は専ら機械系の職種。一方でデジタル技術への関心も強く、改善手法としてのデジタル要素技術の活用に積極的に取り組んできました。DXへの社会的ニーズが高まる中、市民開発の想いを共感するメンバー達とモノづくり現場のDXを探究しています。
講演では、モノづくり現場らしいデジタルの姿の模索しており、現場を知っている自分達だからこそ、自分達に適したデジタル文化を作れると考えています。プログラミング経験のないメンバーが自分達の業務を自らローコードツールを駆使し市民開発で改善するリアルを紹介します。さらに聴講者の皆様も交えた、それぞれの現場で取り組んでおられるDXへの取り組みや課題についてワイガヤすることも想定しています。
今回もパソコン・スマートフォンからのオンライン会議(Microsoft Teams)参加システムも採用しております。
自問研に興味ご関心のある方もお誘い合せ下さい。
日時 | 2023年11月28日(火) 午後7時~8時30分頃 |
---|---|
会場 | フォーイン2階多目的ホール(名古屋市千種区桜が丘292番地) |
WEB | オンライン会議(Microsoft Teams)による開催 |
内容 | 「モノづくり現場が自ら進めるデジタル化」を考える トヨタ自動車田原工場の活動の紹介 |
講師 | 𠮷田 保正 氏 (トヨタ自動車株式会社株式会社 田原工場 エンジン製造部 技術員室 企画グループ長) |
2023/10/23 第416回 |
「タイにおける日系自動車メーカーのポジション変化と電動化対応 -中国メーカーの怒涛のEV攻勢と日本勢の凋落。どうするニッポン!- 」
|
一寸木守一事務所代表、 日本能率協会参与 一寸木 守一 氏 |
2023/9/27 第415回 |
「BYD販売の日本電気自動車市場へのインパクト -BYD ATTO 3販売経験で分かったこと、新型車(BYD DOLPHIN)発売にかける期待- 」
|
BYD Auto Japan株式会社 代表取締役社長 東福寺 厚樹 氏 |
2023/8/22 第414回 |
「高度に自動化された車両を可能にする AptivスマートビークルアーキテクチャーTM 」 | 日本アプティブモビリティサービシス株式会社
織田 信輔 氏 |
2023/7/19 第413回 |
「2020年代の自動車産業」 2022年度 総会 |
早稲田大学教授・ 自動車問題研究会会長 藤本 隆宏 氏 |
2023/6/30 第412回 |
「eFuelはエンジン車存続の救世主となるか
-欧州で巻き返し進むeFuelの実力分析、普及の可能性を考える- 」
|
某自動車メーカー勤務
B 氏 |
2023/5/16 第411回 |
「2030年世界自動車産業の展望
-供給制約、総需要縮小、電動化拡大時代への挑戦- 」
|
S&P Global Principal Research Analyst
Japan/South Korea Vehicle Production Forecasts 西本 真敏 氏 |
2023/4/20 第410回 |
「巨大なインド市場と日本企業のビジネス展開について
-世界中から注目が集まる「インド市場の魅力」を深く知り、学ぶ- 」
|
事業構想大学院大学(名古屋)
事業構想研究所 フェロー/Indobox株式会社 代表 丹治 大佑 氏 |
2023/3/17 第409回 |
「パワー半導体業界からみたクルマのEV化
-クルマ市場でリーダを維持するために、戦略の定石から導く日本がとるべき手段- 」
|
三菱電機株式会社
パワーデバイス製作所 応用技術統括 山田 順治 氏 |
2023/2/17 第408回 |
「経済安全保障の新ステージと自動車産業への影響
-デカップリングが求められる自動車企業- 」
|
SMBC日興証券顧問
東京工業大学特任教授 杉田 定大 氏 |
2023/1/19 第407回 |
「業界大変革に直面する日本自動車サプライヤーの縮図 -日独自動車部品サプライヤーの違いを、技術革新/文化/マインドセットを中心に考える- 」 |
日本自動車部品メーカー勤務 A 氏 |
2022/12/15 第406回 |
「ドイツ自動車産業のカーボンニュートラル化戦略 」 忘年会 |
株式会社フォ―イン
企画調査部 シニアリサーチャー 安田 晃史 氏 |
2022/11/25 第405回 |
「ウクライナ戦争、その影響と戦後の世界秩序の構築 -欧米とスラブとの関係の歴史と日本から見たウクライナ戦争の捉え方- 」 |
元オーストリア全権大使 田中 映男 氏 |
本会は、自動車に関わる諸問題について政治、経済、文化、技術などの、さまざまな観点から問題提議を行ない、かつ会員相互が調査、研究および議論を重ね、その本質を見極める事、また会員相互の親睦をはかることを目的とする。
本会は、月例研究会、工場見学会、試乗会、出版物の編集発行、内外関係機関との連携その他、本会の目的を達成するに適当と認められる活動を行う。