会場正面入り口
会場正門とその左前に建てられた開幕式ステージ
会場内の様子
自社ブースで来賓を案内する奇瑞社長・尹同躍氏
自主ブランド車のブースを見学する自動車業界来賓
30モデルを出展したトヨタブランドの盛大なブース
新車発表後に記念写真を撮るVWの経営層
FOURINブース
FOURINブース1
FOURINブース2
第13回中国上海国際モーターショーが4月22日から28日(一般公開)に上海新国際博覧センターで開催予定であるが、その先駆けとして20日(〜21日)にプレス公開が行われた。
目下の世界経済不況にもかかわらず、今回の上海モーターショーは自動車・部品メーカー、メディア関係を含む出展企業1,500社(2007年上海展示会1,300社)、ブース面積17万m²(同14万m²)となり、いずれも前回の規模を上回ることとなった。
世界三大モーターショーといわれるうち、本年1月に開催されたデトロイトモーターショーでは、日産、スズキ、三菱、Landrover、Porsche、Rolls-Royce、Ferrariの6社が欠席、今年10月に開催予定の東京モーターショーではビッグスリーのGM、Ford、Chryslerがすべて不参加を表明していることに対して、今回の上海モーターショーでは、それら全自動車メーカーがことごとく参加しており、世界自動車メーカーにとって世界戦略における中国自動車市場への注目の高さと重要性が改めて確認された。
ところで、2008年下半期から中国自動車市場は減速し、通年成長率が1桁に低下したものの、2009年初からの財政出動に加え、自動車産業の振興策を具体化したことで、2月からプラス成長に転じ、3月は生産と出荷とも100万台を超え、単月過去最高を記録した。
中国自動車市場がいち早く回復すると見込むBMW、Audi、GM、トヨタ、VW等外資系メーカー各社は今回の上海モーターショーでワールドプレミアモデル、現地生産予定モデルを相次ぎ発表した。このうち、BMW 760Li、BMW X5 M、Audi NewQ7、New LaCrosse、New Fiestaセダン仕様車、New Passat領馭、New Golf、New Crownなどモデルの注目度が最も高い。
外資系の強気な中国製品戦略に対し、現地系もニッチ市場の開拓を目指して多数の新製品を発表した。「奇瑞」、「瑞麒」、「威麟」、「開瑞」というマルチブランド戦略の展開を開始した奇瑞汽車は32モデルを出展したほか、吉利汽車は「新吉利」をテーマとして新たなブランドイメージをアピールし、製品上級化戦略に合わせた全球鷹(Cleagle)、帝豪(Emgrand)、上海英倫(Shanghai Englon)の3ブランドを再披露した。また、BYDはMPV「M6」をワールドプレミアとして発表、複数の新製品が一齊登場する奇瑞、吉利の気勢に匹敵できないが、同社王伝福社長は2008年比倍増の40万台製販目標を強調した。また「汽車下郷」」(農村部の消費刺激策)政策の展開に合わせて、現地系の微型車戦略の展開が本格化し、奇瑞汽車、海馬汽車は新車発表とともに正式に乗貨両用車事業に乗り出し、上海GM五菱、長安汽車等メーカーとのシェア争奪を狙う。
2009年4月20日、FOURIN上海取材班
ダンス演出に伴って中国初登場のNew Golf ※再生すると音が出ます
新発表のNew Passat領馭
ワールドプレミアのAudi NewQ7
上海VWに新規導入するSkodaシリーズのSuperb昊鋭
ワールドプレミアのNew LaCrosse
MSでの発表と共に中国で発売開始するChevrolet Cruze
PeugeotのSports仕様車207CC
Fordの中国向けワールドプレミアのNew Fiesta セダン仕様車
M-Benz E300
BMW AC Schntzer
中国で初登場のNew Crown
衝突安全性をアピールするCamryカットモデル
家庭内充電対応可能なトヨタのコンセプトカー
日産高級車GTR
New Mazda6の中国仕様車「Mazda6睿翼」
現代自のコンセプトカー
東風が発表した自主ブランド車「東風風神」
東風の自主ブランド車「東風風神」のハイブリッドカー
長安集団総経理徐留平氏が運転して登場する悦翔 ※再生すると音が出ます
BYD総経理王伝福が新車「M6」のベールをめくる ※再生すると音が出ます
新ブランドで登場する奇瑞汽車のRely V8
QQシリーズの新規モデル「QQ mm」
吉利汽車が初発表した高級車「帝豪」
吉利汽車の新ブランドを採用するAセグメント車「全球鷹」
江淮汽車が発表した初のA0クラス乗用車「江淮悦悦」
海馬汽車の「海馬歓動1.6VVT」が登場