2018年4月25日、第15回北京モーターショーが開幕した。新エネルギー車(NEV=EV・PHEV・FCEV)の生産を義務化するNEV規制実施を2019年に控え、各メーカーはNEV製品の出展に力を入れている。また、コネクテッド、自動運転等技術に関する出展も増えている。
欧系・米系メーカーについて、VW傘下のAudiは、中国市場向けに開発したロングホイールベースのQ5Lをワールドプレミア。Škodaは、上汽集団と共同開発したSUVのKAMIQをワールドプレミア。BMWは、M2 Competitionをワールドプレミア。JLRは中国で現地生産するE-PACEを発表。Fordは、新世代Focusを公開した。
日系メーカーは、NEVの製品投入に力を入れている。トヨタは、CorollaとLevinのPHEVモデルをワールドプレミアした他、合弁会社の一汽トヨタを通じて奕澤(IZOA)、広汽トヨタを通じてC-HRを発表。奕澤(IZOA)とC-HRはともにTNGAに基づいて開発したSUVである。広汽ホンダは合弁自主ブランド「理念」のEVコンセプトカーを公開した。日産は、SylphyのEVモデルをワールドプレミア。
中国系メーカーについて、上汽集団は、MGブランドのSUVコンセプトカーを発表。中国一汽は、CセグメントSUVの奔騰SENIA R9を初公開。北汽集団は、モデルチェンジした紳宝D70を公開。吉利汽車は、博瑞GEを初公開。48Vシステムを搭載するマイルドハイブリッド版とPHEV版のラインアップである。また、北京モーターショーには今回が初出展となる新興メーカーのNIO、雲度新能源等も自社のEV製品とコンセプトカーを公開し、製品力をアピールした。
2018年4月27日現在