日本自動車メーカー各社のモデル別生産・販売
(国産車+輸入車)から中国事業収益を分析
- 2000年代以降加速した日本自動車各社の中国事業について、
各社の世界展開と比較し重要度の高まりを評価 - 生産/販売/収益の視点から日本自動車各社の中国事業を俯瞰、
モデル別にデータを分析 - 価格帯ごとにモデル別乗用車登録台数/売上の構成を分析、
需要のメインストリームの変化を探る - 部品分野で異なる中国事業の進展度合いや日中間の部品輸出入
状況から部品産業の中国依存度を評価 - 乗用車各社の中国モデル別生産/登録(現地生産+輸入)データを
月別・地域別に収録(2005年1月~2008年6月)
日本自動車各社の中国事業は、1999年のホンダによるAccord生産開始を皮切りに、2000年代にかけて現地生産事業の開始や拡大が 相次いで行われたことで本格化し、以降、トヨタ、日産、ホンダを中心に右肩上がりの事業規模拡大を続けています。中国自動車市場が2010年代早期にも1,000万台を超えることが予想される中、トヨタ、ホンダが中長期的に年間販売100万台を目指すのを始め、各社が中国での事業拡大を計画しています。2008年後半以降の米国経済危機に端を発した世界規模での景気不況により、日本自動車メーカー各社が国内外でシフト数削減や工場休止などの減産計画を打ち出す中、中国事業については、ホンダ、日産が2008年11月末現在でこれまでの販売計画について下方修正しない方針を表明するなど、他の海外地域に比べて、中国市場への需要拡大の期待感は未だ根強いと見られます。これまで日本自動車産業を収益面でも支えてきた日米市場が急速に縮小する中、相対的に中国事業による収益貢献度の上昇スピードが加速することも考えられます。
「日本自動車産業の中国事業収益」は、従来よりFOURINが採用していたCAAM(中国汽車工業会)発表による現地生産データに加え、今回新たに信頼できる筋から入手した非公開のモデル別自動車登録データ等を基に、生産/販売/収益面での日本自動車各社の中国事業基盤を調査/分析しています。
本案内を御高覧いただき、関係部署とも御相談の上、採用賜りますようお願い申し上げます。
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![]() 第1章 |
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強まる中国事業の存在感
1 |
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総論 | : |
日本自動車産業の世界展開進展の中、中国の存在感が2000年代に強まる
2
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◇2000年代前半より、ホンダ・トヨタ・日産がけん引し、生産/販売/収益面で
中国事業の存在感が強まる 2
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◇生産事業 |
: |
トヨタ、 日産、 ホンダが拡大をけん引
4
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: |
6
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◇収益分析 |
: |
トヨタの売上増が顕著、 連結売上に対する中国比率は
ホンダが 2007 年に 8%超で最も高い 16
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![]() 第2章 |
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生産事業動向
21 |
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◇トヨタ |
: |
世界生産に占める中国生産比率は 2007 年に 5%を上回り、
2011 年には 10%レベルへ 22
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◇日産 |
: |
世界生産に占める中国生産比率は 2007 年に 8.3%で右肩上がりが続く
25
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: |
28
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◇三菱自 |
: |
世界生産に占める中国生産比率は過去 5 年間で 6〜8%前後で推移
30
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◇マツダ |
: |
世界生産に対する中国生産比率は 2007 年に約 1 割を占める
32
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◇スズキ |
: |
2007 年の世界生産に占める中国現地生産比率は 6.2%
34
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◇ダイハツ |
: |
2007 年から Daihatsu ブランド車 Xenia の生産を開始したが、
計画を大きく下回る 36
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◇商用車各社 |
: |
いすゞの世界生産に占める中国生産比率は 4〜6%前後、 日産ディは
1〜3%前後で推移 36
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![]() 第3章 |
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販売動向
39 |
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◇トヨタ |
: |
2007 年の中国登録シェアは 6.3%で右肩上がり続く、
世界販売に占める比率は 5%超に 40
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◇日産 |
: |
2007 年中国登録シェアは 3.6%で緩やかに上昇、
世界販売に占める比率は 6.6%で重要度増す 44
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: |
47
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◇三菱自 |
: |
現地生産車は縮小傾向だが、 輸入車は 2007 年以降急拡大
50
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◇マツダ |
: |
2008 年内に中国で日米欧と同様の製品を揃え、 2010 年
30万台を目指す 52
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: |
54
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◇富士重 |
: |
中国登録台数は右肩上がりが続き、 2008 年には 1 万台を
突破する可能性も 56
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◇ダイハツ |
: |
2007 年に初の自社ブランド車を投入し、 年間販売 3 万台を目指す
57
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◇商用車各社 |
: |
いすゞは軽型トラック中心に事業展開、 日野は 2009 年にトラックの
生産/販売開始 57
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![]() 第4章 |
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収益分析
59 |
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: |
60
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◇日産 |
: |
中国事業売上高の連結売上に対する比率は 2005〜2007 年に5%超
程度で安定推移 62
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◇ホンダ |
: |
中国事業売上高は連結売上高の 7〜8%に相当、 トヨタ、日産に比べ
高い水準 64
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◇三菱自 |
: |
中国事業売上高の連結売上高に対する比率は 2005〜2007 年にかけ
5〜6%前後で推移 66
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◇マツダ |
: |
中国事業売上高の連結売上高に対する比率は 5%前後で推移
68
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◇スズキ |
: |
中国事業売上高の連結売上に対する比率は 4%前後で推移、
輸入売上高は2007 年に急拡大 70
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◇富士重 |
: |
中国事業売上高の連結売上に対する比率は右肩上がりが続く
71
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◇ダイハツ |
: |
2007 年に中国販売を開始、 収益貢献は 2008 年以降となる見通し
71
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![]() 第5章 |
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日本部品産業の中国事業状況
73 |
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◇日中間の貿易額は右肩上がりが続き、 2007 年に中国は最大の貿易相手国に
74
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◇日本の中国向け部品輸出額は、 2003〜2007 年に変速機やブレーキなど
重要部品を中心に伸張 76
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80
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◇中国事業の売上比率が高い主要自動車部品メーカーの業績動向
84
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![]() 付録 |
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日本主要自動車メーカーの中国モデル別・
地域別乗用車登録/生産台数データ 87 |
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◇現地生産乗用車月別登録データ (2005〜2007 年)
88
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◇現地生産乗用車月別登録データ (2008 年 1〜6 月)
151
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176
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◇輸入乗用車月別登録データ (2008 年 1〜6 月)
302
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◇乗用車月別生産データ (2005〜2007 年、 2008 年 1〜6 月)
335
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