HOME > 中国自動車産業 2015
中国自動車産業 2015
中国自動車産業 2015
発 行

■ 2014年11月28日

体 裁

■ A4判、319頁+CD

価 格

■ 140,000円+消費税
※国内送料込

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約1.2MB

政府の省エネ・環境保護強化を受け、内外自動車メーカーの再編前夜か!?

  • 自動車メーカー43社の事業戦略、経営動向等を集中的に分析!
  • 省エネ・新エネ車や外資投資等に関する政策環境の変化を解明!
  • 現地の上場自動車メーカー各社の収益構造や経営状況等を整理!
  • 環境・安全・通信事業を中心に中国自動車産業の最新動向を網羅!
  • 中国におけるメーカー各社の地域別国別輸出台数を掲載!

中国の2014年上半期自動車生産台数は前年同期比9.6%増の1,178万台と安定成長を続けており、2014年通年では2,400万台に達する見通しです。中国GDP伸び率が2014年第1~3四半期に7.4%と下振れしたことや不動産価格の下落都市が急増する等中国経済の不安要素が自動車産業に与える影響が懸念されるものの、100人あたり9.3台という低い自動車保有率を考慮すると、自動車産業は引き続き拡大することが見込まれます。

こうした状況の中、外資系メーカーは現地開発・現地調達を強化するほか、中国専用車の投入や電動車の現地生産により変動する市場需要に対応する方針です。一方、現地系は市場シェアの縮小が止まらない中、ブランド力の強化や事業再編による競争力のレベルアップが課題となっています。

当調査報告は、自動車産業の基礎データを分析したうえで、産業政策の最新動向、メーカー各社の事業戦略と経営動向などの視点から中国自動車産業の現状と課題、そして将来を展望します。当調査報告書は、中国自動車ビジネスに携わる方々にとって有益な情報を掲載しております。

当案内をご高覧のうえ、関係部署ともご相談いただき、ご採用賜りますようお願い申し上げます。

中国、系列別乗用車生産台数のシェア推移(2011~2014年)】

※ 画像をクリックすると大きいサイズでご覧になれます。


ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本(PDF)がご覧になれます。
▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

中国自動車産業の現状と焦点
1
 
1.
中国自動車産業、成長基調は共通認識、経済成長の鈍化、
不動産市場の不安定等から短期的には低迷すると懸念
2
4
3.
安全分野の動向、ADASの搭載が高級車から小中型車に拡大し、
外資系サプライヤーが製品投入や開発拠点の建設を強化
14
4.
ITS産業、地方政府が積極的にITSを導入、通信インフラの発達で
メーカーによる情報サービス業務が新たな収益源として確立
20
5.
乗用車プラットフォーム戦略、欧州系が先行してモジュラープラットフォームを
現地に導入、トヨタとホンダも導入を検討
24
6.
外資系メーカーの現地化事業、中国専用車の導入が活発化、
トヨタとホンダがHEV用部品の現地開発・調達を強化
32
7.
中国自動車メーカーの海外事業、国内輸出拠点と海外組立工場の、
建設を同時に推進、新興市場での設備投資が活躍
40
8.
自主ブランド、合弁自主ブランドが相次いで発表され、
MPV、SUVの販売が増加するも全体ではシェア低下
50
9.
高級車、市場規模の更なる拡大が見込まれ、
外資系高級車メーカーは中国での現地生産を推進
58
10.
商用車市場、2013年の好景気による需要拡大から一転、
2014年上半期は経済減速に伴い市場が縮小
64
11.
業界再編、北汽集団が昌河汽車買収により生産規模拡大、
海外では吉利汽車や万向集団がEVメーカーを吸収
70
12.
研究開発事業、外資は現地専用車開発に向けて開発拠点を整備、
中国系は電動車開発体制を強化
76
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

中国自動車産業の収益動向
83
 
1.
収益構造、2013年は産業生産高と研究開発支出とも過去最高を更新、
品質確保に加えてコストと負債の削減が課題
84
2.
企業別業績、上汽集団、中国一汽、東風汽車が3強地位確保、
部品メーカーでは潍柴控股がトップ維持
88
90
4.
自動車産業の資本構造、中国資本系企業は経営状況悪化、
情報サイト、レンタカー等自動車関連企業の新規上場が活発化
98
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

中国自動車産業の政策動向
103
 
1.
省エネ・新エネ車政策、2020年500万台の普及目標を目指し、
開発、生産、走行段階における政策導入が活発化
104
110
3.
外資投資に関する政策変化、中西部への投資誘致を強化、
外資出資50%制限の緩和は依然不透明
116
4.
自動車登録・使用規制、天津市と杭州市が購入規制を導入し、
駐車料金の調整や走行規制の実施も強化
118
5.
自動車税制、新エネ車の普及に向けて、2014年9月から
車輛購置税を免除
124
6.
自動車産業における独禁法、健全な自動車市場運営に向け、
中国政府は2014年下半期から独禁法調査を本格化
126
▲3章へ / ▼5章へ ▲PAGE TOP

第4章

中国自動車メーカーの経営戦略
129
 
130
2.
東風汽車、PSAとの提携により自主ブランド事業を強化、
拡販に向けて乗用車部門と商用車部門の協業を検討
136
3.
中国一汽、SUVモデル投入で自主ブランド事業を展開
2020年の新エネ車市場シェア15%達成に向け新戦略を実施へ
142
4.
北汽集団、マルチブランド製品ラインナップを構築、
2020年までに中国での自動車販売総数トップ3入りを目指す
148
5.
中国長安、2020年600万台の製販目標に向けて低燃費・電動化技術開発、
海外事業を強化、哈飛汽車の業績改善が課題
154
6.
広汽集団、生産能力と販売網拡大で製販台数を押し上げ、
事業提携を通じて新エネバスと自動運転技術の開発を強化
160
7.
華晨汽車、西部市場の開拓に向け南方拠点を引き続き増強、
合弁によりキャンピングカー、重型トラック市場へ進出
164
8.
長城汽車、SUV事業集中戦略を通じてシェア拡大を目指す一方、
哈弗H8の発売延期を受け品質管理能力が懸念
168
9.
吉利汽車、吉利ブランドへの統合や新PFの開発を進めつつ、
海外市場やVolvoの現地生産も業績回復の鍵に
172
10.
江淮汽車、商用車を中心に2015年70万台販売を目指す一方、
和悦iEV4による新エネ車、ロシア、南米での海外事業も強化
176
11.
BYD、「542戦略」を掲げ秦などの新エネ車投入を推進、
商用車事業では南京市等でEVバス生産拠点の稼働を目指す
180
12.
奇瑞汽車、生産台数が大幅に減少したが業績改善実現、
Jaguar Land Roverとの合弁事業は初製品発売へ
184
13.
福建汽車、傘下の福建新龍馬は新ブランド「啓騰」の、
M70を投入、東南汽車の業績回復の打開策が問われる
190
14.
力帆汽車、ロシア等海外への輸出および現地生産を強化、
河南省済源市での低速EV生産事業を開始
192
15.
中国重汽、MANとの提携により排ガス規制の厳格化へ対応、
LNG車投入を進める他、EVバスの試生産も開始
194
16.
海馬汽車、2016年50万台の製販目標を目指し、
製品ラインナップの拡充やターボエンジンの導入を加速
196
17.
衆泰汽車、中高級製品を通じて市場シェア拡大に専念、
雲100と衆泰知豆を中心に新エネ車の拡販を目指す
198
18.
陝汽集団、2013年の生産台数は10万台に回復、
重型トラック以外の収益源拡大が課題
200
19.
慶鈴汽車、いすゞとの提携強化で重型トラック事業の拡大に期待
県・鎮行政区での販売網構築を加速へ
202
20.
青年汽車、乗用車ラインアップを拡大しつつ、
ナノカーボンリチウム電池EV路線バスの普及に取り組む
204
21.
中興汽車、民族系ピックアップメーカーとして活躍、
広汽集団との提携により初めてのセダンを生産開始
206
22.
宇通客車、都市路線バス、スクールバスおよび新エネバスに
注力すると同時に、南米を重点市場として海外事業を開拓
208
23.
華泰汽車、2020年までに21モデルを投入する計画、
ロシアSUV市場を開拓し、現地での自動車・部品生産にも着手
210
▲4章へ / ▼6章へ▲PAGE TOP

第5章

世界自動車メーカーの中国事業新展開
213
 
1.
トヨタ、小型車を強化し中国での販売200万台を計画、
HEVの現地生産で新規ユーザーの獲得を目指す
214
2.
ホンダ、現地専用モデルの投入を強化、2016年以降に生産能力で
トヨタを超える見通し
220
3.
日産/Renault、低価格ブランドのVenucia事業が好調、
InfinitiとRenaultの現地生産でVWグループを追随へ
226
4.
スズキ、鋒馭(S-Cross)の投入により販売低迷から回復、
中国専用車の投入の他、長安スズキの株式買収の進捗にも注目
232
5.
マツダ、長安マツダ、一汽轎車でSKYACTIV技術に全面切り替え、
2014年に中国で販売台数22万台を目指す
234
6.
三菱自、広汽三菱のASXが急成長を牽引、PHEVを中心とする
新エネ車事業も同時に強化
236
7.
いすゞ、慶鈴汽車から世界戦略モデルの重型トラックを投入、
新合弁会社の江西五十鈴ではピックアップとSUVを生産予定
238
8.
富士重、Forester等のSUVの牽引により販売が増加、
中国市場向けに開発した新Outbackを投入し更なる成長を狙う
239
9.
日野、重型トラックを国4ガス規制対応に刷新、
燃費や耐久性等の向上により販売回復を目指す
241
10.
現代自グループ、重慶拠点と河北滄州拠点を同時に建設し、
中国における製品ラインの高級化シフトを加速
242
11.
GM、120億ドルの中国投資計画を発表し、
高級車やSUVを中心に製品投入を加速
246
12.
Ford、重慶第3工場と杭州工場を建設、2014年秋からLincolnブランドの
輸入発売を開始
252
256
14.
PSA、東風汽車から8億ユーロの資本を受け入れ、
工場建設とEMPモジュラープラットフォームの導入を加速
264
15.
BMW、合弁パートナーの華晨汽車との事業提携を深化し、
完成車とエンジンの能力増加や製品ラインの拡充を加速
268
16.
FCA、2018年85万台の販売目標を目指し、
Jeepブランドの現地生産やコア部品の現地調達を強化
270
17.
Daimler、2014年9月に騰勢(Denza)EVを発売したほか、
北京BenzでMRAとMFAベースモデルの投入を加速
272
18.
MAN、2013年の中国売上が前年並みの6億ユーロとなり、
物流市場をはじめとする各分野で製品投入を加速
276
19.
AB Volvo、東風商用車の設立を推進、上海申沃客車を通じて
新エネバス事業に注力
277
20.
Iveco、中国での現地生産を推進、輸入車の再投入や
中国からの製品輸出も強化
278
▲5章へ / ▼付録へ ▲PAGE TOP

第6章

中国自動車周辺業界の事業展開
281
 
282
2.
電動二輪車業界、国家標準の修訂案の発表が待たれる一方、
各メーカーは業績回復を目指し拠点設置や他社との提携を進める
286
3.
低速EV産業、市場の急拡大で一部地方政府は規制緩和、
業界統一基準制定と生産能力過剰防止が課題
288
4.
建機産業、国内市場はインフラ整備減速で事業成長難に直面、
海外市場への進出加速と電子商取引で販売増をサポート
290
5.
エネルギー産業、一部地域で国5規制対応燃料の供給を開始、
資源確保に向けて政府主導による海外からの大型受注が拡大
292
6.
補修市場、中央政府による市場整頓策が2015年より実施され、
各業者は充実なサービスによる収益確保を目指す
294
7.
インターネット販売、ディーラーへの集客効果を狙い専用サイトを立ち上げる
メーカーがある一方、効果を疑問視するメーカーも
302
8.
中古車市場、外資による認定中古車事業が拡大、
2020年の市場規模は2,000万台に達する見通し
304
9.
自動車金融、高級車を中心に自動車金融利用率が上昇、
長城汽車、BYDなど中系メーカーも金融会社の新設を活発化
308
10.
自動車リース・レンタカー市場、神州租車はシェア3割を目指し、
一嗨汽車租賃はTesla、BMWの電動車レンタル事業を開始
312
11.
廃車流通、政府は2015年末までに全都市の黄標車一掃を計画
一方で違法買い取り業者が横行し、黄標車管理の徹底が課題
314
12.
リサイクル、地方政府がリビルト産業育成を推進、
回収から再生産までのシステム構築が課題
316
13.
公用車市場、一般公用車の廃止に伴い市場が縮小、
政府は電動車調達を促し、保有台数の拡大を狙う
318
▲6章へ ▲PAGE TOP

付録

付録 CDデータ

中国、系列別/ブランド別乗用車生産・工場出荷台数推移(2003~2013年、2014年1~9月)

中国、メーカー別モデル別乗用車生産・工場出荷台数推移(2003~2013年、2014年1~9月)

中国、グループ別メーカー別車種別自動車生産・工場出荷台数推移(2003~2013年、2014年1~9月)

中国、自動車・関連製品輸出入統計(2009~2013年、2014年1~9月、中国税関分類)

この調査報告書を申し込む