発 行 | |
■ 2021年3月29日 |
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体 裁 | |
■ A4判、PDF カラー 155頁 ・PDF印刷版の詳細は |
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価 格 | |
■ 99,000円(税込) 月報購読者特別価格:49,500円(税込) |
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ご案内用チラシPDF | |
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加速するZEVトランスフォーメーション
欧州主導の気候政策の強化を背景に、英国やカリフォルニア州が2035年までにハイブリッド車を含めた内燃機関車の販売禁止を打ち出すなど、想定より早期にゼロエミッションシフト対応策へが必要な情勢になってきました。乗用車のゼロエミッションへの移行は、燃料電池車普及の選択肢を残しながらも、現実には、主にバッテリーのみで走行するEV(BEV)化が選択されており、BEVによって脱炭素を実現する潮流がつくられつつあります。現在の内燃機関(ICE)車からBEVへのシフトは産業構造の転換も伴うため、ゼロエミッション実現まで、「Transformation」、あるいは「Transition」が移行期の変革をけん引するとみられます。
自動車産業に突き付けられた課題は簡単ではありませんが、長期的視野で取り組み、最終的にZEVビジネスを成功させた企業が10年後、あるいは20年後に新たな成長を遂げることになります。このため、ZEVをめぐる覇権争いがすでに始まっており、欧米ではGM、VWが先頭を切って巨額の投資プロジェクトを始動しております。
「世界自動車産業のZEV戦略」は、米国、欧州、中国における環境規制の要諦と自動車産業の対応状況を報告し、欧米主要自動車メーカーのZEV戦略を分析いたしました。また、現状把握にお役だていただけるよう2020年の世界電動車販売実績速報についても収録しております。さらに、ドイツを例にZEVトランスフォーメーションに対する自動車部品サプライヤーの対応状況を報告いたしました。
当案内をご高覧のうえ、関係部署ともご相談いただき、ご採用賜りますようお願い申し上げます。
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![]() 第1章 |
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総論 |
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岐路に立つ自動車産業、ZEV移行へ新たな競争秩序を模索 | |
1. 気候中立政策が迫るZEVシフト | |
◇電動車市場拡大と電動化計画の強化 | |
◇気候政策の野心引上げで、GHG排出削減目標強化 | |
◇ICE車販売禁止政策がBEVシフトを加速 | |
◇課題山積みのBEVシフト | |
◇競争力のための電池産業育成と保護政策 | |
2. 欧米が先導する企業成長戦略としてのZEV化 | |
◇大手自動車メーカーがBEVに巨額の投資を開始 | |
◇トランスフォーメーションと資金捻出のためのコスト削減 | |
◇欧州先行のBEVシフト | |
◇コスト負担シェアのための提携 | |
◇新競争秩序に向けた準備 | |
3. ITの自動車産業への参入とBEVモビリティサービス | |
◇年産100万台能力を構築するTesla | |
◇TeslaのBEV好調の理由はIT技術 | |
◇スタートアップの新興 | |
◇SPAC上場によるスタートアップの資金獲得 | |
◇Google、Amazon、Appleの参入で新ビジネスと水平分業を模索 |
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![]() 第2章 |
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世界の自動車環境政策
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米国:自動車環境規制強化に、自動車各社が適合に苦しむ | |
◇政権交代で変わる気候政策、Buy Americanを強化 | |
◇CO₂削減と燃費の双子の規制が毎年改善を要求 | |
◇GHG規制にはTeslaを除き車両技術で適合できず | |
◇先行するカリフォルニア州気候政策とZEV規制 | |
◇2045年気候中立と2030年ZEV790万台目標 | |
◇カリフォルニア州規制にクレジット購入で対応 | |
◇Biden政権の政策課題 | |
EU:気候政策を主導、ZEV産業戦略で世界競争のリーダー目指す | |
◇最優先の気候変動政策と自動車産業 | |
◇2021年以降の動向 | |
◇各国と都市の気候政策 | |
◇EU一丸となった電池国産化プロジェクト | |
中国:世界競争力目指す国家戦略も、CAFC/NEV適合で業界再編の可能性 | |
◇中国NEV生産準備動向 |
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![]() 第3章 |
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世界の電動車市場
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世界:欧州の牽引で2020年にプラグイン車300万台市場に | |
米国:コロナ禍で全需減少もBEV市場維持、HEV市場が回復 | |
◇米国の電動車市場はHEVも含め低調 | |
◇カリフォルニア州の電動車はBEVシェアが6.4%に | |
◇電動車購入補助も市場拡大に直結せず | |
欧州:政府補助金効果からプラグイン車市場が倍増 | |
◇BEV、PHEVのプラグイン車販売が2~3 倍増 | |
◇BEVトップモデルはRenault Zoe、Tesla Model 3、VW ID.3 | |
◇欧州各国の電動車購入支援策 | |
◇コロナ後の補助金・優遇変更と将来への変化 |
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![]() 第4章 |
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世界主要メーカーのZEV戦略 |
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◇EV製品戦略 | |
◇生産投資 | |
◇他社との提携 | |
Ford:EV&AVに200億ドル投資、商用車モビサービス構築狙う | |
◇投資計画 | |
◇電動車戦略 | |
◇電動車生産体制 | |
◇他社との提携 | |
VW:コア事業を変革、2025年までにBEVに350億ユーロ投資 | |
◇電動車戦略 | |
◇電動車製品戦略 | |
◇BEV生産体制 | |
Daimler:サステナブルで高級車を再定義し2040年前に脱炭素 | |
◇電動車戦略 | |
◇他社との提携 | |
BMW:異なる電動レベルをフレキシブルに生産 | |
◇電動車製品戦略 | |
◇電動車生産体制 | |
現代自グループ:BEV/FCEV で2030年に167万台達成を目指す | |
◇電動車製品戦略 | |
◇電動車生産体制 | |
◇他社との提携 |
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![]() 第5章 |
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世界主要部品メーカーのZEV戦略
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Bosch:ソフトウェアとサービスへ成長軸を転換 | |
Continental:パワートレイン分離上場計画、タイヤとCAMの成長戦略 | |
ZF:Eモビリティへ対応、ADAS/ADとフリートサービスで商用車事業強化 |