環境規制強化で電動車市場拡大に向けて
EV充電インフラ網の整備進む
欧州委員会によるFit for 55パッケージの提案、米国バイデン政権の環境政策の転換などを背景に、BEVを中心に電動車市場が急速に拡大しています。世界各国政府がGHG排出量の削減に向けて自動車の燃費改善、電動化を支援していますが、HEV、PHEV、BEV、FCEVといった各種ある電動車の何を、どのぐらい普及させるか、という具体的な目標に温度差はあります。PHEVやBEVの普及にはEV充電インフラ網の更なる拡充が不可欠ですが、各国政府の政策や予算規模などの違いから、整備状況も大きく異なっています。
各国の状況としては、欧州では一部の国が、都市部への内燃機関車の乗り入れ禁止策に着手するなど、BEVシフトが加速。米国ではカリフォルニア州がBEV普及を図る一方で、ワイオミング州など山間部地域ではEV充電インフラ網の整備が進んでいません。中国では政策によりBEV普及に加え、EV充電インフラ網が拡充。ASEANやインドをみると、電動二輪車の拡販が続いており、EV充電ステーションでの充電ではなくバッテリー交換が主流となるなど、社会を取り巻く環境の違いが政策に反映されています。
「世界電動車販売・EV充電インフラ年鑑2022」では、世界・アジア・日本・中国自動車調査月報等で取り上げた内容を再編集し、世界20ヵ国以上(欧米・アジア・大洋州・アフリカ)の電動車市場の現状、EV充電インフラ網の整備状況を国ごとに解説します。世界全体を横並びに比較することで、各月報のレポートと異なった視点からの分析が可能になります。更に世界主要国の電動車市場を取り巻く状況と、各国政府が掲げる電動車普及目標から、将来の方向性を展望致します。
当案内をご高覧頂き、関係部署とも相談の上、ご採用賜りますようお願い申し上げます。
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![]() 総論 |
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世界主要国の電動車政策と販売動向、EV充電インフラ網の拡充状況
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・ 各国政府の規制/政策、電動車販売とEV普及目標 |
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![]() 第1章 |
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北米の電動車販売と政策/EV充電インフラ |
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・ 米国は民主党バイデン政権発足でBEVシフト支援策拡充
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掲載予定国: 米国、カナダ、メキシコ
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![]() 第2章 |
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欧州/アフリカの電動車販売と政策/EV充電インフラ |
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・ 西欧では内燃機関車の都市部への乗り入れ禁止策に着手
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掲載予定国: ドイツ、フランス、英国、イタリア、スペイン、ノルウェー、
ロシア、南アフリカ |
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![]() 第3章 |
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アジア/大洋州の電動車販売と政策/EV充電インフラ
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・ 中国は政府主導により急速なEV普及進む
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掲載予定国: 日本、中国、韓国、台湾、インド、タイ、マレーシア、インドネシア、
フィリピン、ベトナム、豪州、NZ |
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![]() 巻末統計 |
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世界主要国の電動車販売・保有・EV充電網 |
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・ 世界42ヵ国、地域別・国別・種類別電動車販売台数(2016~2021年) |
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・ 世界42ヵ国、地域別・国別・種類別月間電動車販売台数 (2020/2021年1~12月、2022年1~3月) |
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・ 西欧18ヵ国、国別BEV市場シェア、BEV・PHEVブランド別月次乗用車販売台数 (2021年1~12月、2022年1~3月) |
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・ 日本、ブランド別種類別月次電動車販売台数 (2019/2020/2021年1~12月、2022年1~3月) |
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・ 世界主要国、国別車種別パワートレイン別電動車保有台数(2010~2021年) |
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・ 世界主要国、国別タイプ別公共充電器設置台数(2010~2021年) |