HOME > トヨタの2030年モビリティ革命

調査報告書:日本

トヨタの2030年モビリティ革命
トヨタの2030年モビリティ革命
発 行

■ 2021年2月26日

体 裁

■ A4判、カラー印刷 91頁

価 格

■ 99,000円(税込)
※国内送料込

日本月報購読者:49,500円(税込)

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約902KB

Woven City、Arene開発、OTA製品刷新等デジタル技術を駆使して顧客主体でモビリティを再定義

  • 「もっといいクルマづくり」とソフトウェアファーストの関係性を解説!!
  • モビリティとサービスの全領域で高まるUXの重要性とトヨタの対応を詳報!!
  • モビリティカンパニーに向けた取組みの実験場となるWoven City構想を解説!!
  • トヨタの強みである環境対応車と自動運転技術の最新動向を報告!!
  • コネクティッド基盤の強化に向けたICT事業者等との協力関係を整理!!
  • KINTOブランドを統一、スーパーアプリを視野に入れたMaaS 戦略を展望!!

トヨタはモビリティに関わるあらゆるサービスを提供するモビリティカンパニーを目指しています。これまで自動車メーカーは参入障壁の高い複雑な機械を品質を確保しながら大量に生産することで優位な立場を築いてきましたが、CASEによる技術革新の時代を迎え状況は変化しました。量産化の壁を越えたTeslaや水平分業型のビジネスモデルを志向するAppleなど、新興企業の動きも活発化しています。

「100年に一度の大変革の時代」を迎え、トヨタはこれまでのようにクルマを生産・販売するだけでなく、運用・廃棄までを含むビジネスモデルに転換します。その中心的な役割を担うのがMSPF(Mobility Service Platform)です。MSPFはコネクティッドカーのデータとモビリティサービスをつなぐ機能があり、MSPFによって生み出されたサービスが普及することで、サービス自体から収益を確保できるだけでなく、MSPFに最適化したトヨタ車の販売拡大につなげる狙いがあります。また、スマートフォンとモバイルネットワークをコネクティッド戦略の中核技術に位置づけており、TOYOTA Walletのスーパーアプリ化やモビリティサービスのKINTOアプリでの提供を検討しています。

クルマづくりにおいては、ソフトウェアファーストの考え方を取り入れることを宣言しました。ハードウェアとソフトウェアの開発体制を分離し、ソフトウェアを先行して開発・実装することで、顧客の嗜好や行動の変化に迅速に対応する考えです。ソフトウェアファーストを実現するため、顧客の求める価値を把握して提供するUX/UI(User Experience/User Interface)の重要性が更に高まることが予想されます。

『トヨタの2030年モビリティ革命』は、モビリティカンパニーへと移行するトヨタの最新動向を、CASE領域を中心に報告します。また、そこに至るまでの経緯や狙いを分析することで、トヨタの今後10年間を見据えたモビリティ戦略を読み解きます。

当案内をご高覧の上、関係各部署ともご相談いただき、ご採用賜りますようお願い申し上げます。

トヨタ、ソフトウェアファーストの概念図

※ 画像をクリックすると大きいサイズでご覧になれます。


ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本(PDF)がご覧になれます。
▼1章へ ▲PAGE TOP

総括

トヨタが描く2030年のモビリティ戦略
 
デジタル技術によりモビリティサービスの創出を図る
ソフトウェアファーストのクルマづくり
増大するCASE向け投資を支える「ホーム&アウェイ」戦略
2020年6月にSDGsへの取り組みについて表明、本格的に取り組む体制を整備
▲総括へ / ▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

トヨタの強みと将来への備え
 
電動車をはじめ「リアルな強み」が成長戦略の要
経営環境が厳しい中でも電動車など長期的な成長への投資は維持
強みのHEV技術を中核にPHEV/EV/FCVを全方位で開発
(事業環境)環境規制強化により世界規模で進むEVシフト
(事業環境)TeslaがBEVメーカーとしてトップの座を確立、
ADAS/自動運転やOTAなど最新技術でも業界をリード
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

モビリティサービスに必要とされるクルマ
 
自動運転、電動車、コネクティッドなどCASE技術をフル活用、
顧客主体でモビリティを再定義
自動運転技術:1980年代に取り組み開始、2010年代半ばに製品化に本格着手し、
2021年春にLexus LSでレベル3実用化を予定
Lexus LSの一部改良でレベル3の「条件付自動運転車(限定領域)」を実用化
YUIプロジェクト:ドライバーの気持ちを理解するAIエージェントで車を愛車化
電動車:モビリティサービスの主力と位置付けフルライン展開
▲2章へ / ▼4章へ ▲PAGE TOP

第3章

モビリティサービスを支えるコネクティッド技術
 
コネクティッドカーに必要な車載器
コネクティッドカーのICT基盤
コネクティッドカー分野におけるNTTグループとの共同研究の内容
KDDIと共同で構築するグローバル通信プラットフォーム
ブロックチェーンに関連する最近の主な動向
▲3章へ ▲PAGE TOP

第4章

モビリティサービスの創出
 
MSPFを軸にクルマのデータをサービスに結びつける
コネクティッド戦略の中核技術はスマートフォンとモバイルネットワーク
ライドシェア:トヨタ車のシェア拡大のために各地で提携
my route:多都市展開を開始しサービスエリアを拡大
MONET:2023年に自動運転と共にMaaS普及を想定