拡大する世界市場で軽量化・低燃費技術を競うグローバルサプライヤー
- 世界主要部品100社中長期戦略/重点投資先/協業/強み/リスクを独自分析
- 先進国/新興国自動車生産比率逆転後の部品産業界の競争環境をレポート
- グローバル部品企業の軽量化・低燃費・安全技術関連の最新動向を掲載
- 日・米・欧・亜主要部品350社の製品マトリクスをCD収録(600項目以上)
日本や米国で世界金融危機からの立ち直りが進み、EU経済も不安を抱えながらも危機収束に向かいつつある中、グローバルマーケットは向こう数年、力強い拡大が予想され、新車市場1億台が視野に入りつつあります。拡大する需要取り込みを狙ったグローバルサプライヤーの競争焦点として、軽量化技術、低燃費技術への重要度が年々高まっております。またアジアでは売上規模が10億ドルを大きく超える現地資本サプライヤーが多く誕生しており、自国自動車市場の発展と輸出拡大を背景に今後も著しい売上拡大が見込まれます。新興国では近年、より高技術な部品に現地生産が拡がっており、高技術な部品の生産は、その構成部品の生産や調達を拡大させ、現地でも裾野の広い産業構造が構成されつつあります。新興国自動車部品メーカーの台頭は、世界の自動車メーカーにとって、調達の選択肢が増え、より低コストな部品の調達につながるメリットがあります。一方で先進国自動車部品メーカーにとっては、新興国部品メーカーとの低価格競争を勝ち抜くための体質強化が問われるほか、これらのメーカーと競争しない高付加価値部品での競争力強化が求められるため、新興国メーカーとの競争という点においても、環境技術、軽量化技術、安全技術の重要度は更に高まることになります。日本の自動車部品産業界にとって、欧米の競合メーカーだけでなく、新興国の部品メーカーも競争相手としての存在感が強まっています。
当調査報告は、目まぐるしく構造変化する世界の自動車部品産業界の最新動向をレポートするとともに、独自の視点で世界の主要部品メーカー100社の経営分析を行っております。
本案内をご高覧頂き、関係部署とも相談の上、ご採用賜りますようお願い申し上げます。
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![]() 第1章 |
|
世界自動車部品産業の構造変化
1 |
1. 先進国と新興国の生産比率逆転で世界自動車産業は構造変化、
コストと先進技術の双方で競争力が問われる 2 |
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◇ 地域別・主要国別自動車生産状況:米国、ドイツ、中国等で輸出拡大の動き、
ロシアでは外資が増産投資 4 |
||
◇環境技術・軽量化技術・安全技術を競うグローバル部品メーカー
13 |
||
: |
14
|
|
・軽量化技術 |
: |
メリット多く恒常的な技術テーマ
20
|
・安全技術 |
: |
運転支援技術の普及進む
20
|
2.部品売上高ランキング、米国メーカーが後退し電子・電動関連や韓国系躍進
22 |
|
◇ 米欧日主要各社の2012年度地域別売上高構成比:
欧州比率低下し北米比率上昇の傾向、日系メーカーの日本比率低下も目立つ 24 |
|
25 |
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![]() 第2章 |
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北米自動車部品メーカー20社の経営戦略
31 |
American Axle & Manufacturing |
: |
取引先多様化図りGM以外からの受注活動強化、
乗用車/CUV向けにも注力 32
|
: |
34
|
|
Cooper Standard Automotive |
: |
欧州での拠点再編による低コスト生産体制確立と
M&Aによる製品競争力強化に注力 36
|
Dana |
: |
新興国事業やアフターマーケット事業の拡大、
燃費低減技術の強化で成長図る 38
|
Delphi |
: |
環境、安全、情報分野の技術開発に注力、
新興国生産を積極化して原価低減を図る 40
|
Eaton |
: |
商用車向け技術における協業や新興市場での
HEV事業強化で成長目指す 42
|
Federal–Mogul |
: |
欧米生産拠点を整理する一方、買収を通じて
アフターマーケット事業を強化 44
|
Honeywell |
: |
ダウンサイジング化を背景にターボチャージャー事業を
欧米、新興国で拡大 46
|
Johnson Controls |
: |
シートでは高級車各社、中国向け供給拡大、
バッテリーではStart–Stopシステム需要増に対応 48
|
Lear |
: |
シートと電子部品の2事業に特化、軽量化技術を強みに、
生産拠点拡大とM&A推進 50
|
Linamar |
: |
M&Aによる事業拡大やHEV技術で、2020年までに
年間売上高100億ドルを目指す 52
|
Magna International |
: |
新興国事業強化とグローバルプラットフォーム案件
獲得に向けM&Aと提携を活用 54
|
Meritor |
: |
新興国での商用車部品事業拡大と不採算事業整理を
推進して、利益率向上を目指す 56
|
Nemak |
: |
米国の回復とアジアでの成長享受を目指し、
世界各地で工場新設・能力増強図る 58
|
Nexteer Automotive |
: |
北米に加え、中国などの新興国でEPS納入を拡大し、
2020年までに売上倍増目指す 60
|
Tenneco |
: |
排ガス後処理システムで高い技術力、各国の規制厳格化に
対応した製品投入を展開 62
|
TI Automotive |
: |
欧米での既存取引を維持拡大しつつ、アジアなどで
新規受注獲得狙い成長図る 64
|
Tower International |
: |
不採算事業の売却や中国での生産能力拡大で
収益構造の改善を図る方針 66
|
TRW Automotive |
: |
シャシシステムの増産投資を推進、研究開発は
安全技術分野が中心 68
|
Visteon |
: |
不採算事業の売却やアジアにおける空調・電装事業の
強化で収益体質の改善を図る方針 70
|
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![]() 第3章 |
|
欧州自動車部品メーカー27社の経営戦略
73 |
Autoliv |
: |
新興国向けのパッシブセーフティ事業を強化し、
成長拡大を目指す 74
|
: |
76
|
|
Benteler |
: |
ドイツ大手シャシメーカー、軽量化と安全性の両立で
競争力強化 78
|
Bosch |
: |
環境・安全・通信分野のリーディングサプライヤー、
EVなど次世代技術へ積極投資 80
|
Brose |
: |
2015年売上目標50億ユーロ、中国での新工場稼働で
アジア事業の売上倍増図る 82
|
Continental |
: |
部品売上世界3位、環境/安全/通信/低価格車の
各成長分野で事業を拡大 84
|
Dräxlmaier |
: |
生産拠点をグローバルに拡充し、プレゼンス強化、
成長維持目指す 86
|
Eberspächer |
: |
欧州でのEuro6対応エンジン向け事業と新興国事業に
注力し売上拡大目指す 88
|
Faurecia |
: |
アジア、北米事業拡大で、2016年売上高220億ユーロ、
営業利益率5%を目指す 90
|
Gestamp Automoción |
: |
事業買収で急成長、三井物産の資本参加で
米州事業強化へ 92
|
Getrag |
: |
2015~2016年に売上高36億ユーロ超を目指し
アジア事業を強化 94
|
GKN |
: |
Getragのアクスル事業買収でAWDシステム受注拡大、
新興国事業に注力 96
|
Grupo Antolin |
: |
欧州内外で内装品工場新設しグローバル化推進、
河西工業との協業も深化 98
|
Hella |
: |
M&Aや提携によるエレクトロニクス事業の
製品ライン拡大と新興国の生産能力強化に注力 100
|
International Automotive Components |
: |
北米、欧州、アジア地域の既存工場の
設備刷新や新工場稼働で売上増を目指す 102
|
KSPG |
: |
中国本部設立で同国事業拡大、欧州ではM&Aにより
可変バルブ事業強化目指す 104
|
Leoni |
: |
ワイヤーハーネス欧州最大手、韓国企業買収で
アジア事業拡大へ 106
|
Magneti Marelli |
: |
Fiat依存、欧州依存脱却を推進し、2014年売上高
77億ユーロへの拡大図る 108
|
MAHLE |
: |
Behrを買収、両社の技術を生かした燃費低減技術訴求で
成長目指す 110
|
MANN+HUMMEL |
: |
ドイツ大手フィルターサプライヤー、研究開発強化、
アジア事業拡大で成長維持目指す 112
|
Plastic Omnium |
: |
2013~2016年に12億ユーロを投じ外装品や
燃料システムの世界シェア拡大目指す 114
|
Schaeffler |
: |
急務の債務圧縮を進めつつ、燃費向上に繋がる
技術アピールで成長維持図る 116
|
SKF |
: |
ベアリング世界最大手、環境技術向け製品に注力、
事業効率化で増益目指す 118
|
ThyssenKrupp |
: |
ドイツ大手鉄鋼メーカー、不採算の自動車部品事業や
米州鉄鋼事業でリストラ 120
|
Valeo |
: |
2015年売上高140億ユーロ、営業利益率7%が目標、
アジア事業拡大を推進 122
|
Webasto |
: |
サンルーフ最大手メーカー、企業買収、アジア事業拡大で
世界シェア首位維持目指す 124
|
ZF |
: |
変速機の多段化とHEVシステムへの対応に注力、
2013年に9速AT量産開始 126
|
▲3章へ / ▼5章へ | ▲PAGE TOP |
![]() 第4章 |
|
日本自動車部品メーカー39社の経営戦略
129 |
愛三工業 |
: |
省エネルギー化、軽量化を進めアジアを軸に
生産体制強化を急ぐ 130
|
アイシン精機 |
: |
製品競争力の向上と新興国事業の強化により、
2020年度売上高3.3兆円以上を目指す 132
|
曙ブレーキ工業 |
: |
北米・アジアへの投資を積極化し事業拡大、
2020年度売上高3,000億円を目指す 134
|
アルプス電気 |
: |
2015年度の連結売上目標6,750億円、R&D強化で
製品力を強化しシェア獲得図る 136
|
エクセディ |
: |
海外生産強化と高い現地調達率で競争力強化を目指す
138
|
NOK |
: |
2013年度に売上5,800億円目指し、需要拡大する
ASEANを筆頭に事業を強化 140
|
NTN |
: |
2014年度営業利益率6.7%の回復を目指し、
海外生産やEV向け新製品の事業化を加速 142
|
カルソニックカンセイ |
: |
世界トップ10へ、高付加価値製品開発と組織の
グローバル化を加速 144
|
ケーヒン |
: |
ホンダ向けエンジン部品増産と、非ホンダ向け
取引拡大や生産合理化で収益基盤強化 146
|
KYB |
: |
2013年度売上目標4,000億円、CVT油圧ポンプと
補修用SAが成長の柱 148
|
小糸製作所 |
: |
新興国事業と成長分野の小型車向けLED製品強化で
2015年度売上6,000億円目指す 150
|
サンデン |
: |
コンプレッサーが主力、2013年度は現地調達率
引き上げで価格競争力を強化 152
|
ジェイテクト |
: |
売上高1.7兆円規模を目指し、中国・インド・ブラジル・
ASEANで能増を図る 154
|
ジヤトコ |
: |
日産、三菱自、スズキの増産対応と新興国受注開拓で
2018年度売上1兆円目指す 156
|
ショーワ |
: |
新興国での懸架装置の増産と、調達先の開拓や
海外製部品調達拡大で収益力を強化 158
|
スタンレー電気 |
: |
LEDヘッドランプ拡充と市販用LEDビジネス強化で
販売増を目指す 160
|
住友電気工業 |
: |
2017年度営業利益900億円目指し、
非日系メーカーシェアの拡大に取り組む 162
|
タカタ |
: |
新興国でのエアバッグ生産拠点の設立を
加速するとともに、開発の現地化も推進 164
|
タチエス |
: |
南米とASEANで供給体制の整備を加速、2016年
世界シートシェア7%獲得目指す 166
|
テイ・エス テック |
: |
海外でのホンダ向けシートの増産と生産事業再編による
効率化で更なる成長を目指す 168
|
デンソー |
: |
環境・安全技術開発を強化し、2015年度売上高4兆円、
営業利益率8%を目指す 170
|
東海理化 |
: |
製品競争力の強化や各拠点の収益力強化を図り、
ブラジル、インドネシアで能増 172
|
豊田合成 |
: |
新興国、環境・安全技術を強化し、2021年度
売上高1兆円、営業利益率8%を目指す 174
|
: |
176
|
|
トヨタ紡織 |
: |
トヨタ系以外との取引が欧中で拡大、2015年度売上高
1.3兆円、営業利益650億円へ 178
|
日信工業 |
: |
製品の軽量化・小型化を進め、2013年売上高
2,000億円突破を目指す 180
|
ニッパツ |
: |
2013年度に売上5,700億円目標、インド、
メキシコなど海外展開を加速へ 182
|
日本精工 |
: |
2015年度に連結売上目標9,400億円、軸受、
操舵部品等で新興国中心の成長路線を強化 184
|
日本特殊陶業 |
: |
プラグ・センサー世界トップシェア維持に向け、
生産能力の増強と生産効率化を進める 186
|
パナソニックオートモーティブ& |
: |
2018年度売上2兆円を目指し、
自動車関連事業を統合 188
|
日立オートモティブシステムズ |
: |
2015年度売上目標1兆円、電子・
電動技術のグローバルプレイヤー目指す 190
|
フタバ産業 |
: |
2020年度連結売上6,000億円に向け、新興国での増産と
国内外での生産効率化を加速 192
|
ブリチ‶ストン |
: |
2017年まで新興国を中心に重点投資、売上高年平均
5%の成長を目指す 194
|
ミツバ |
: |
新興国事業と環境車向けを強化、2016年度売上高
2,500億円を目指す 196
|
三菱電機 |
: |
2015年度自動車機器売上高6,500億円の達成へ、
電動車用製品のラインアップを拡充 198
|
矢崎総業 |
: |
環境、安全/通信分野の製品開発と、新興地域での
事業基盤の拡充で成長目指す 200
|
八千代工業 |
: |
軽自動車組立事業の縮小を燃料タンク事業強化でカバー、
ホンダ以外にも取引拡大 202
|
ユタカ技研 |
: |
ホンダ向けを中心に駆動・排気系部品を供給、
海外増産と現調率拡大で収益基盤強化 204
|
ユニプレス |
: |
日産に呼応し新興国事業を強化、トランスミッション事業の
売上倍増目指す 206
|
▲4章へ / ▼付属へ | ▲PAGE TOP |
![]() 第5章 |
|
アジア自動車部品メーカー14社の経営戦略
209 |
一汽解放汽車無錫柴油機廠 |
: |
2015年売上高200億元を目指し、
能増やブランド体制構築等を推進 210
|
万向集団 |
: |
2012年売上高は1,166億元で初の1,000億元超、
電動車分野への事業拡大を推進 212
|
広西玉柴機器集団 |
: |
2015年売上高1,000億元の達成に向け、
ディーゼルエンジン事業の強化を継続 214
|
: |
216
|
|
玲瓏集団 |
: |
ラジアルタイヤ開発と中国内外での能力増強に
注力し、2015年売上高300億元目指す 218
|
陜西法士特汽車伝動集団 |
: |
2015年200億元以上の売上高を目指し
変速機ラインナップを積極的に拡充 220
|
濰柴控股集団 |
: |
生産体制の強化と海外M&Aを推進し、
2015年売上高2,000億元突破を目指す 222
|
現代Mobis |
: |
カーエレクトロニクス等向けR&D強化、
2020年にコア部品等で売上30兆ウォン目指す 224
|
現代WIA |
: |
2020年売上20兆ウォン達成を目指し、
自動車用パワートレイン、電動車事業を強化 226
|
萬都 |
: |
2015年に売上7.8兆ウォン目指し、
電装品分野での製品ライン拡充や受注拡大を加速 228
|
Apporo Tyres |
: |
Cooper買収でタイヤ世界7位に、海外市場での
プレゼンス強化と効率化に注力 230
|
Motherson-Sumi Systems |
: |
2013年3月期売上50億ドル超へ、M&Aと
海外進出加速で急速に成長 232
|
MRF |
: |
2012年度売上が1,300億ルピー突破、
海外市場でのプレゼンス拡大が課題 234
|
Thai Summit Group |
: |
グループ売上は700億バーツ超に、グローバル化と
開発力獲得が課題 236
|
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![]() 付属 |
|
付属CD:北米・西欧・日本・アジア主要部品メーカーの製品マトリクス
|