HOME > FOURIN アジア自動車調査月報

FOURIN アジア自動車調査月報

発 行
■毎月25日
体 裁
■A4判、標準55ページ
購 読 料
■1年間(12号分)
264,000円(税込)
■半年間(6号分)
145,200円(税込)

※国内送料込

月報見本サンプルPDF
PDF 印刷できます

日本自動車産業の裏庭であるアジア市場をどう守るか

 ASEAN諸国とインドでは日系OEMが市場のマジョリティを確保しており、日本自動車産業の収益を支える裏庭的な場所といっても過言ではありません。しかし近年その状況に変化が起きています。ベトナム市場では従来、トヨタなど日系OEMが優勢な市場でしたが、現代自が自社工場を建てて現地生産モデルを拡販することで、直近はトヨタと市場シェアトップを争っています。そのほかのASEAN諸国では日系OEMが優勢を保っていますが、タイでは長城や上汽などの中国系OEMがBEV市場でプレゼンスを拡大させています。またアジアでは台湾の鴻海、ベトナムのVinFast、シンガポールのGrabなどの新興企業が、自動車の受託開発生産、BEV事業、配車を中心としたMaaSプラットフォームと業務は異なるものの、ゲームチェンジャーとしてアジア地域の自動車産業の覇権を狙っています。一方、サプライヤーに目を向けてみると、バッテリーではLG、Samusung、SKなどの韓国系メーカーが世界市場で大きなプレゼンスを確保し最大手の中国CATLと覇権争いをしています。また車載用インフォテイメントシステムでは、鴻海やWistronなどの台湾EMSが設計/製造でなくてはならない存在になっています。
 『FOURINアジア自動車調査月報』は、裏庭であるアジア諸国での日本自動車産業の優位性に影響を与える政府の政策変更やゲームチェンジャーとなりうるアジア発の新興企業の動きなどをもれなく適時に解説を加えて報告することで、日本自動車産業に寄り添います。『FOURINアジア自動車調査月報』をぜひご利用ください。

見本誌(無料)を申し込む
この月報の定期購読を申し込む



FOURIN アジア自動車調査月報の特長

■ アジア主要国の自動車・二輪車市場分析と展望、新しい市場トレンド、価格動向の分析に!
■ アジア主要国の政府自動車・部品産業育成政策、投資誘致政策を活用した現地事業の拡大に!
■ アジア主要国のFTA、EPA等産業・貿易政策の把握と政策を活用した事業発展戦略の策定に!
■ アジア主要国の環境・安全規制動向の把握に、低燃費車に対する優遇税制を活用した発展に!
■ アジア内外自動車メーカーの事業戦略、コスト戦略、製品投入計画、設備投資計画の把握に!
■ 定常的なアジア自動車・部品・二輪車産業動向の把握と対応に!


FOURIN アジア自動車調査月報の構成

視点1本1~3ページ、特集テーマ2本13〜19ページ、定常テーマ14〜15テーマ28〜30ページ、統計・データ2テーマ13ページ

視点(各号1~3ページ):

アジア自動車産業トレンドおよび市場動向を分析する視点を執筆陣が書き下ろし

特集テーマ:2本13〜19ページ

自動車・部品産業動向分析、経営戦略分析、戦略技術分析‥‥1本
自動車・二輪市場動向、自動車・部品政策、通商動向分析‥‥1本

定常テーマ:14〜15テーマ28〜30ページ

ASEAN
(タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・ベトナム等)‥‥4〜6テーマ8〜12ページ
東アジア・南アジア(韓国・台湾/インド・パキスタン)‥‥2〜4テーマ4〜8ページ
自動車メーカー (日系・米系・欧州系・韓国系等)‥‥2〜4テーマ4〜8ページ
自動車部品業界(部品メーカー・部品/材料/技術)‥‥2テーマ4〜8ページ
二輪車テーマ‥‥1テーマ2ページ

統計・データ:2テーマ13ページ

メーカーの生産、販売動向、趨勢がわかる総括表:生産1ページ/販売‥‥生産1ページ/販売1ページ
アジア7ヵ国の月次生産実績(国別/車種別/メーカー別)‥‥3ページ
(タイ・インドネシア・マレーシア・韓国・台湾・インド・パキスタン)
アジア10ヵ国の月次販売実績(国別/車種別/メーカー別)‥‥5ページ
(タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・ベトナム・韓国・台湾・インド・パキスタン)

FOURIN アジア自動車調査月報 2025年5月号 (No.221)

▲次の月へ ▼前の月へ ▲PAGE TOP

視点

トランプと研究人材
トランプ政権は優秀な研究者や学生が集まる50〜60校の大学に対して、政府醸成金の減額などをちらつかせ、DEIへの姿勢などの是正を求めている。これに対し研究者の反発が高まり、海外移住を考える研究者が増加しているとされており、日本が研究開発競争力を高める絶好の機会になるのではないだろうか。

Special Reports

アジア自動車・部品輸出入概況
アジア主要8ヵ国におけるHSコード87の自動車及び部品全体の輸出額は、2024年にインド、韓国、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムで増加。主に米国向け増加が拡大をけん引した。HSコード87の輸入額は自動車市場の縮小の影響で韓国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンで減少した。
アジア二輪/ 四輪車保有台数概況
アジア18ヵ国の2024年12月末時点の保有台数(一部推定を含む)は、四輪車が2億台を上回り、二輪車が5.9億台に達したとみられる。一方人口千人当たりの(保有率)は、四輪車は200台を下回るような成長の余地が大きい国が大部分。二輪車は300台(3人に1台)以上の保有率の国が18ヵ国中、7ヵ国ある。

East Asia, South Asia and Others

インド
タイ
インドネシア

Automotive Manufacturers

韓国系
ベトナム系

Parts, Motorcycles and Others

部品メーカー
二輪車

短信

ASEANニュース短信

Asian Vehicle Production and Sales Statistics

総括
生産
販売

FOURIN アジア自動車調査月報 2025年4月号 (No.220)

視点

トランプ関税
トランプ大統領の米国を保護貿易主義から自由貿易主義へ引き戻すために互恵の思想で説得することが王道である。一方で自国優先主義に振り回される状況が続くよりは、米国が自由貿易圏から離脱したとしてその影響を少しでも軽減する方法を米国以外の国が連帯して検討するべきではないだろうか

Special Reports

Bangkokモーターショーレポート
FOURINは、2025年3月に開催されたBangkok International Motor Show 2025を取材。2024年の総市場が前年比26%減、日系シェアは7割に縮小となる中で、ショーでも中国系の攻勢が止まらない。日系は新しいモデルの発表はほぼなく、既存モデルの仕様追加がメインとなった。
インドバイオエタノール事情
インドはエネルギー安全保障の懸念払しょくに加えて、貿易赤字の主要な原因である化石燃料の輸入縮小、農村地域の経済発展といった複合的な観点に立って、バイオエタノールの普及促進に注力。まず全国でエタノール混合率が20%のガソリン(E20)が利用可能となることを目指して官民が取り組みを進める。
インド二輪車生産・輸出
インドの二輪車生産台数(電動二輪車除く)は前年比298.8万台(15.0%)増の2,286.7万台となり、COVID-19感染拡大前の2019年の実績である2,205.8万台を80.9万台上回った。農村地域での需要回復による国内向け卸販売の増加と中東や中南米での需要好調で輸出が回復に転じたことによる。

East Asia, South Asia and Others

インド
タイ
インドネシア
韓国

Automotive Manufacturers

韓国系

Parts, Motorcycles and Others

部品メーカー

Asian Vehicle Production and Sales Statistics

総括
生産
販売

FOURIN アジア自動車調査月報 2025年3月号 (No.219)

視点

事業リスクの考察
日頃自動車関連のステークホルダーとコミュニケーションを取っている中で浮かび上がってきたアジアで中長期に懸念されるリスク要因を挙げると、①インドでの国産半導体の使用義務化の可能性、②インドネシアの中間層人口縮小、③米国による自動車関税に伴う韓国国内の不安定化が考えられる。

Special Reports

アジア2024年電動車生産・販売
アジア主要7ヵ国の2024年の電動車(HEV/PHEV/BEV/FCEV)の市場に占める比率は、タイと韓国で3割を超え、インドネシアとベトナムで10%を上回った。タイと韓国ではHEVの販売がともに2割以上増加。インドネシアでは中国系OEM、ベトナムでは現地系VinFastがBEVの販売を伸ばした。
スズキバイオガス事業<ヒアリングレポート>
インド市場シェア50%とカーボンニュートラル、社会貢献を達成するため、スズキは牛糞を原材料としたバイオガス事業を進める。FOURINは、バイオガス事業本部長としてインドにおいて事業開発に当たる豊福健一朗常務役員に、事業の狙いやモータリゼーションの起爆剤としてのバイオガスの可能性、課題、将来展望などについて話を伺った。
インド2024年自動車生産
2024年のインドでの自動車生産台数は前年比2.8%増の601.5万台と、初めて600万台水準に到達し3年連続で過去最高となった。国内外でインド生産車の需要が拡大、乗用車の生産が同4.3%増の499.1万台となり増加をけん引したが、商用車は同4.2%減の102.3万台となった。
インド2024年二輪車販売
インドにおける2024年の二輪車新規登録台数は前年比184.3万台増の1,894.1万台となり、COVID-19感染拡大前の2019年実績を上回った。好調な販売は、経済回復が遅れていた農村地域での需要が2023年9月頃から回復してきたことに加え、主力製品の更新や新規モデル投入、ダシェラ/ディワリ祝祭シーズンの販促キャンペーン強化などによる。

East Asia, South Asia and Others

タイ
インドネシア
マレーシア
韓国
台湾

Automotive Manufacturers

韓国系
日系

Parts, Motorcycles and Others

部品メーカー

Asian Vehicle Production and Sales Statistics

総括
生産
販売


本号の見本誌(無料)を申し込む
この月報の定期購読を申し込む