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FOURIN 中国自動車調査月報

発 行
■毎月5日
体 裁
■A4判、標準65ページ
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■1年間(12号分)
237,600円(税込)
■半年間(6号分)
132,000円(税込)

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スマート化、脱炭素に向け進む中国自動車産業動向をレポート

 世界最大の中国自動車市場は電動化、スマート化、脱炭素化に向けて進む中、中国の自動車産業政策、技術ロードマップ、主要メーカーと部品サプライヤーの事業戦略、開発動向等に対する注目度が高まっています。
 中国は2035年に自動車販売規模4,000万台(うち、50%以上が新エネルギー車=NEV)を目指しています。NEV市場のさらなる成長が見込まれる中、遅れていた外資系メーカーの製品投入も本格化しています。また、運転支援性能の向上に加え、音声・ジェスチャー操作や顔認証といった新技術採用のデジタルコックピットを搭載するモデルが増加しています。
 中国政府は、2030年までに二酸化炭素排出量ピークアウト、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目標に掲げています。自動車産業でも生産工程の低炭素化を目指す動きが見られ、これからはカーボンニュートラルに向けた取り組みが本格化することが予想されます。
 『FOURIN中国自動車調査月報』は、中国主要自動車メーカーと部品サプライヤーの経営戦略、生産体制、販売戦略、提携動向などを継続的にレポートしています。中国が先行しているNEV市場や自動運転、デジタルコックピット等の分野にも重点を置いています。さらに、中国自動車産業に関連する法規制を含めた産業・政策・市場のレポートも随時掲載しています。
 統計・データでは、中国汽車工業協会(CAAM)から入手した車種別生産・出荷台数、乗用車モデル別生産・出荷台数、メーカー別車種別自動車生産・出荷台数を月次ベースで収録しています。

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FOURIN 中国自動車調査月報の特長

■ スマート化、脱炭素に取り組む中国自動車産業・市場を定常分析
■ 新産業政策、環境規制、新エネ車産業支援策等、新政策情報を詳報
■ 中国系・外資系自動車メーカーの製品投入、技術提携、部品調達の最新動向を捉える
■ CAAMの最新統計データを整理、販売生産動向をいち早く把握


FOURIN 中国自動車調査月報の構成

視点レポート:各号1ページ

中国自動車産業の趨勢や経営課題について執筆陣が独自の視点でまとめます。

特集 (標準1〜2本 12ページ以上)

中央・地方政府の自動車産業政策、自動車生産・販売トレンド分析、自動車部品の輸出入分析、外資自動車・部品メーカーの事業展開を収録。中国市場を中国自動車工業会から提供を受けるデータにより正確・迅速に分析します。
・中国政府、自動車産業育成策と外資規制緩和動向
・中国、自動車関連上場企業の収益動向
・日米欧韓自動車メーカー、中国専用製品戦略と事業計画
・中国、自動車・二輪車・専用車・農業用車の半期別市場動向分析レポート
・中国、国際レベルの独自技術獲得戦略、世界レベルのコスト品質獲得戦略
・中国、民族系・外資系自動車・部品メーカーの長期計画トップインタビュー

自動車メーカーレポート (8本 16ページ)

現地系自動車メーカー5社 (中国一汽、東風汽車、上汽集団、広汽集団、BYD等)、外資系自動車メーカー2社(VW、GM、ホンダ、PSA、トヨタ、日産、Ford)、他業種(二輪車、農業用車、特装車、産業車両)から1社の経営動向レポートを収録。
・中国国有自動車メーカー、役員人事、機構改革、製品戦略、提携戦略
・日系自動車メーカー、中国事業展開とグループ部品メーカーの現地事業
・欧米自動車メーカー、中国現地合弁製品とブランド戦略
・中国地方・民営自動車メーカー、製品特化戦略と独自技術獲得戦略
・中国、民族系二輪車、農業用車、産業車両メーカーの経営戦略

省エネ・新エネ車レポート (2本 4ページ)

「メーカー・製品」および「素材・技術他」をテーマに省エネ・新エネ車に関連するレポートを収録。

自動車部品レポート (4本 8ページ)

中国の部品業界を業種別・現地自動車部品メーカー・外資系自動車部品メーカーの4つに分類し、それぞれの調査分析レポートを掲載します。
■ 業種別レポート
製品やサプライヤーの動向を調査分析いたします。具体的には、製品の生産・販売規模や部品メーカー別シェア、部品メーカーの生産拠点概要、事業展開、販売政策、納入サプライヤー一覧など、関心の高い事項に絞ったレポートを掲載します。
■ 現地系レポート
現地部品メーカーの事業概要、経営、内外生産拠点概要、購買、技術、環境/安全など各方面の戦略課題についてのレポートを掲載します。
■ 外資系レポート (2本 4ページ)
部品別生産比率、生産拠点概要、業績概要、提携状況等、外資系部品メーカーの成長戦略や問題点についてのレポートを掲載します。

産業・政策/市場レポート (2本 4ページ)

■ 産業・政策レポート
自動車産業における新制度の概要や政府の方針を解説、新制度の実施状況や主な改正点、政府の狙いについても分析いたします。また自動車物流など、自動車関連事業の概要についてもこちらに掲載します。
■ 市場レポート
特定車種のセグメント分析や各自動車メーカーの新車投入計画・販売計画など中国市場・マーケットの動向についての分析レポートを掲載します。

統計・データ  (標準4分野 22ページ) ウェブサイト公開分を除く

中国汽車工業協会(CAAM)や中国汽車技術研究中心(CATARC)から直接、データ提供を受けて、車種別生産・出荷台数、乗用車モデル別生産・出荷台数等の月次データを掲載します。自動車生産・出荷と自動車・部品輸出入データにつきましては、エクセルデータとしても有料で配信しております。

FOURIN 中国自動車調査月報 2023年6月号 (No.327)

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視点

中国NEV市場
「ゼロコロナ」政策終了後の2023年の中国経済は前年より改善することには疑う余地はないが、コロナ禍後の高い貯蓄志向と投資意欲の低下によ り、景気の上昇が一時的となる懸念もある。この状況下でNEV市場の成長を支えるのは、農村部市場かもしれない。中国政府は2023年5月に、農 村部でのNEV運用拡大に関する政策方針を決定し、政策面で支援する姿勢を示している。ただ、農村部でのNEV販売拡大においては、可処分 所得が低く、充電施設が不足し、保守点検・修理拠点が整備されていない等、多くの課題に直面している。

特集

上海モーターショー
2023 年 4 月、 第 20 回上海国際モーターショー(Auto Shanghai 2023)(以下、 上海 MS)が開催された。今回の上海 MS のテーマは「Embracing New Era of Automobile Industry」( 自動車産業の新時代を受け入れる ) である。自動車メーカー、部品サプライヤーの他、自動運転、LiDAR、半導体等の技術を開発する企業が出展し、 多くの新モデルと新技術が展示された。急拡大している中国の新エネルギー車市場でのシェア争奪戦が激化する中、新エネルギー車が同モーターショーの主役となった。
中国電動車百人会
中国 EV 業界のシンクタンクである中国電動車百人会 (ChinaEV100) は、政府関連部門、研究機関、自動車業界の関係者が中心となる団体である。年次総会で、EV 業界が直面している課題や注目度の高いテーマについて議論し、政府機関による政策の策定、自動車メーカーとサプライヤーの経営戦略決定に有益な情報を提供している。FOURIN は、2023 年 3 月 31 日~ 4 月 2 日に行われた中国電動車百人会年次総会での一部講演者の講演内容を紹介する。
BYD
中国系電動車大手の BYD は、 自動車関連事業の大幅成長で、 2022 年の売上高 ( 非自動車事業を含む ) は前年比 96.2% 増の 4,241 億元、営業利益は同4.7倍の215.4 億元となった。同年の自動車販売実績は過去最高を記録した。その勢いは 2023 年も続きそうだ。2023 年 5月時点、BYD は「王朝シリーズ」と「海洋シリーズ」をラインアップする BYD ブランド、 M-Benz と合弁の「騰勢 (Denza)」ブランド、 高級 EV ブランド「仰望(Yangwang)」を抱え、乗用車の販売価格帯は 10 万元台から 100 万元台と広く、幅広い消費者をターゲットにしている。

自動車メーカー

中国系
外資系

省エネ・新エネルギー・自動運転・IT

中国系

産業・政策・市場

市場

統計・データ

月次編集分

FOURIN 中国自動車調査月報 2023年5月号 (No.326)

視点

中国商用車市場
中国の商用車市場は、2021年以降、2020年の販売急増に伴う反動減と需要の先食い、新型コロナウイルスの感染再拡大等の影響で、2021年の出荷台数は前年比6.6%減、2022年は前年比31.2%減の330.0万台となり、2009年(約331万台)以降の最低値となった。中国のインフラ建設はある程度進んでいるため、今後、環境規制の厳格化に伴う買い替え需要を除けば、商用車市場の大幅増は見込めないかもしれない。マクロ経済と景気対策の影響が大きい商用車市場の今後の発展トレンドについて、新エネルギー車のシェア拡大と炭素排出削減に関する政策策定の加速、コネクテッド・自動運転技術の活用拡大、及び海外輸出の増加等が挙げられる。

特集

自動運転開発
中国の自動車メーカーは自社製品の競争力強化を目論み、 運転支援・自動運転技術の開発・運用を急いでいる。2023 年 3月時点、 Level 2以上の運転支援技術の実車搭載が一般化している。2010年代後半~2020年頃に各社が発表した開発計画では、2025年をめどに完全自動運転を実現するという大きな目標を掲げたが、目標年度に近づくと、開発のトーンダウンが垣間見える。完全自動運転を実現するより、実用性の高い自動駐車、高速道路や都市部幹線道路での条件付き自動運転技術の開発に注力するよう方針転換している。
輸入車市場
2022 年の中国輸入乗用車の販売台数は前年比 18.0% 減の 76.9 万台となり、 2020 年以降、 3 年連続で減少した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染再拡大で中国経済が伸び悩む中、世界規模の半導体不足、原材料の価格高騰などの影響も大きかった。

自動車メーカー

中国系
外資系

省エネ・新エネルギー・自動運転・IT

中国系

部品業界

業種別
中国系

統計・データ

月次編集分

FOURIN 中国自動車調査月報 2023年4月号 (No.325)

視点

自動車市場の値引き競争
2023 年に入ってから、中国の新車市場は需要低迷が続いている。中国自動車工業協会 (CAAM) が発表した自動車出荷台数を見ると、1 ~ 2 月は前年同期比 15.2% 減の 362.5 万台で、うち乗用車は同 15.2% 減の 312.2 万台となった。景気の先行き不透明感が強まる中、3 月に入り乗用車の値引き販売に乗り出す動きが目立ってきており、 その数は 40 ブランド以上に拡大。値下げ競争によるブランド力の低下と特需後の反動減が懸念される。

特集

乗用車市場
2022 年の中国における乗用車工場出荷台数は、前年比 9.5% 増加の 2,356 万台で、2021 年に続き 2 年連続で増加した。2022 年も新型コロナの影響が大きい 1 年であったが、中国政府による自動車購入税の減税措置や地方政府が独自で実施する自動車購入支援策の恩恵を受け、最終的には前年を上回った。中国系メーカーの出荷台数は前年比 22.0% 増の 1,204 万台と好調で、 市場シェアは全体の 51.1% と初めて半数を超えた。中国系優勢の余波により日系は落ち込みが目立つ 1 年となった。
VW の中国事業
VW グループが発表した 2022 年の中国市場 ( 香港を含む ) での販売台数(輸入車を含む)は前年比 3.6% 減の 318 万台となり、 目標の 330 万台には及ばなかった。2022 年の中国乗用車新車市場 (CAAM 工場出荷ベース ) が前年比 2.1% 増となったのと比べると、 VW グループは乗用車市場全体の伸びを下回った形となった。VW の中国事業は組織改革に取り組み、ブランドや子会社間の連携を強化。また、意思決定権をドイツ本社から大幅に委譲することで、意思決定の円滑化と迅速化を図る。

自動車メーカー

中国系
外資系

省エネ・新エネルギー・自動運転・IT

中国系

産業・政策・市場

政策

統計・データ

月次編集分


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