発 行 | |
■毎月15日 | |
体 裁 | |
■A4判、標準58ページ | |
購 読 料 | |
■1年間(12号分) 303,600円(税込) | |
■半年間(6号分) 165,000円(税込) ※国内送料込 | |
月報見本サンプルPDF | |
印刷できます |
自動車産業を取り巻く状況は常に変化し、技術の尺度も変化します。車体軽量化によるCO2排出削減は今も大切な技術課題ですが、脱炭素や気候中立が注目される昨今では、LCA(ライフサイクルアセスメント)による生産やリサイクル時のCO2排出削減も課題になります。生産地の電源構成や原材料にも左右され、正解は必ずしも一つではありません。パワートレインの置かれる状況も同じで、BEVだけでなく、HEV、PHEV、FCEV、eFuelなど、さまざまな技術に引き続き可能性があります。
車をソフトウェアで定義する「ソフトウェアデファインドビークル」も注目されています。自動運転/ADASの進化、車載インフォテインメントの充実、OTA(Over the Air)更新などによって、ユーザーのデジタルライフに車がシームレスに溶け込むことが求められています。その関連で、内装/外装やコックピット周辺の設計にも次々と新しいトレンドが生じています。
『FOURIN世界自動車技術調査月報』は、世界情勢や市場環境、規制動向をベースに、さまざまな新技術の特徴を調査し、自動車メーカーやサプライヤーの垣根を越えた比較分析を行います。また、新しいビジネスモデルにつながりうる、さまざまな新技術や新サービスを紹介します。
最新号の目次を御案内します。
「FOURIN 世界自動車技術調査月報」の構成をご案内します。
FOURIN 世界自動車技術調査月報の構成
「視点」:世界の自動車技術トレンドを分析する視点を毎号1本(1ページ)
「特集」:世界の自動車技術動向を毎号2〜3本(各4〜8ページ)
「新製品フォーカス」:3分野から厳選した注目製品を毎号3本(各2〜6ページ)
「定例分野別レポート」:8つの分野別に最新技術動向を毎号8本(各2〜4ページ)
「短信」:「産業ニュース」、「新モデル」、「新部品」の3分野別にニュースを整理(各2〜6ページ)
FOURIN 世界自動車技術調査月報 2024年3月号 (No.120) | ||
視点 | ||
VW の落ち着く先 |
ディーゼルゲートから始まったVWのBEV転換は想定どおりには進んでいない。BEVが伸び悩む中で2030年のCO2排出量49.5g/km規制をクリアすべく、VWはPHEVの電池搭載量を倍増した。Mercedes-Benzも戦略を修正し、2030年以降もエンジン車を存続させる方針に切り替えた。トレンドはBEVとPHEVを軸にeFuel等で補完するマルチパスに向かっている。
|
|
企業風土問題 |
2023年以降、自動車関連を含めた大手企業の不正が立て続けに明るみに出た。不正には複数の要因が存在し、悪意を持った不正(悪事)から単純なミスまであるが、意図的で長年に亘る組織ぐるみも多い。それぞれの不正背景や不正行為をする理由を考察。日本製品のブランドを守るため、不正に「NO!」と云える愛社精神が必要だ。
|
|
特集 | ||
パワートレインミックスのシナリオ分析 |
ドイツの産学連携コンソーシアムFVVは、「Fuels Study」と題して将来のパワートレインミックスのシナリオ分析を発表している。その更新版となるFuels Study IVb(2022年12月発表)の分析結果を紹介する。また、FVV日本オフィス代表を務める竹内一雄氏に、Fuels Studyを読む際の注意点と、日本が今後果たすべき役割について聞いた。
|
|
高度自動運転 |
レベル4の自動運転開発は、パーソナルカーよりもサービスカー向けが優先されている。サービスカーでのレベル4運用は、走行エリアや条件が限定され難易度が比較的低い。また輸送・物流業界での課題である高齢化などによるドライバー不足の解決につながるため実用化が急がれる。日系OEMも2020年代後半の実用化を見込む。
|
|
新製品フォーカス | ||
先進技術/新部品 | ||
新モデル | ||
定例分野別レポート | ||
サステナブル /LCA/環境 | ||
自動運転 /ADAS/SDV | ||
シャシ/パワートレイン | ||
電動車/燃料電池 | ||
内装/外装/車体 | ||
電気/電子/電装 | ||
中国発 新技術 | ||
FEV | ||
短信 | ||
産業動向 | ||
新部品/サービス | ||
新モデル |
FOURIN 世界自動車技術調査月報 2024年2月号 (No.119) | ||
視点 | ||
米国市場の電動化 |
2024 年11 月の米国大統領選でのトランプ再登板(Trump 2.0) が現実味を帯びてきた。2 期目となれば1 期目以上に過激な政策を打ち出すことが通例であり、世界のエネルギー政策や環境政策に甚大な影響を及ぼす可能性が高い。BEV 化一辺倒の路線は修正され、ハイブリッド車の是非が再び議論されることになりそうである。
|
|
高度自動運転 |
高齢運転者の多い日本では自動運転は急務である。バス・トラック・タクシーでも運転者の高齢化は進んでいる。自動運転運行バスは一定ルートで地域住民の理解・協力も得やすい。そのため、国いくつかの地域で自動運転バスの実証実験が始まっている。毎日、多くの便数(3台)で運行し、5年でLevel 4をめざす岐阜市の実証実験を調査した。
|
|
特集 | ||
CES2024 |
2024年1月に開催された米国CESをレポートする。出展社数は増加したが、BEVの停滞や自動運転事業の縮小などで、GM、Ford、Stellantisは出展しなかった。生成AIへの注目が高く、VWとMercedes-BenzはChatGPTを組み込んだコンセプトカーなどを公開した。ソニーホンダモビリティはAFEELAプロトタイプの最新仕様を公開した。
|
|
欧州技術会報告 |
2023年12月にドイツで開催されたCTI Symposiumを現地取材した。電動化ではBEVが最有力視されていたが、地域紛争や資源輸出の規制、物価高などを受け、BEV需要の減速が見込まれ、会の様相も変わった。効果的な電動車普及に向けてHEVを含むxEVが再び注目され、各社が関連技術を提案した。
|
|
Digital Transformation |
設計・開発。ものづくりに関する論評活動を行っている内田孝尚氏による寄稿レポートの第17回。今回は、ドイツ、英国、フランス、米国、中国における産業育成政策、図面の3D化、開発・モノづくり環境のデジタル化移行の歴史と現状を振り返りながら、日本における3D設計、3Dデータ流通の課題を整理する。
|
|
新製品フォーカス | ||
先進技術/新部品 | ||
新モデル | ||
定例分野別レポート | ||
サステナブル /LCA/環境 | ||
自動運転 /ADAS/SDV | ||
シャシ/パワートレイン | ||
電動車/燃料電池 | ||
内装/外装/車体 | ||
電気/電子/電装 | ||
中国発 新技術 | ||
短信 | ||
産業動向 | ||
新部品/サービス | ||
新モデル |
FOURIN 世界自動車技術調査月報 2024年1月号 (No.118) | ||
視点 | ||
脱中国依存とモーター開発 |
永久磁石モーターにはレアアースのネオジムが今のところほぼ不可欠である。しかし、中国が強硬な外交姿勢を崩さない中で、巻線界磁式などの磁石フリーモーターの存在感が高まり、日系メーカーの動きも活発になっている。日本がeAxleでさらに躍進するには、既存技術の延長線上で考えるのではなく、未来から逆算する新発想が必要である。
|
|
BEV 時代への備え |
世界はBEVを中心とした電動化にシフトしている。エンジン部品メーカーは事業転換が求められ、既にTier1で動きがある。電動化の影響はTier2以下で大きいが、大手企業ではやれないこともあり、逆境をチャンスに変える良い機会である。厳しい環境でも、中小企業の機動性を活かした新アイディア創出に期待したい。
|
|
特集 | ||
Beyond Materials |
CASEの進展で、車の機能要求が複雑化し、素材(樹脂/金属/セラミック/複合材料等)の果たすべき役割が大きくなっている。三菱商事とドイツのFEVは両社の強みを持ち寄り、素材を軸に社会課題の解決を目指すBeyond Materialsを2022年に設立した。同社の阿部社長とHouben副社長にサービスの概要と今後の展開について聞いた。
|
|
eVTOL の設計 |
日本の脱炭素化と都市間・地方での中距離移動課題の解決の一つとしてeVTOLが挙げられる。総重量3t超の実用的なeVTOLの設計を検討した場合、高性能電池に300kW級のガスタービン発電を組み合わせたハイブリッド方式が有効である。ガスタービンはコージェネなど日本の産業で成熟した技術であり、eVTOL の早期実現の鍵となる。
|
|
主要OEM の技術戦略総括 | ||
短信 | ||
産業動向 | ||
新部品/サービス | ||
新モデル |