会場遠景
会場内の様子
会場内に設置されたプレスルームには世界各地の報道関係者が集う
Audiのプレス発表。有名サッカー選手が壇上に現れ、会場を沸かせた。
ジュネーヴモーターショー開幕! 厳しい市場環境打開に向け、各社が次世代の環境コンセプトを競う。
2009年3月3日、スイスのジュネーヴにおいて、現地時間8時00分より、ジュネーヴ・モーターショー(Salon International de l'Auto)のプレス発表会が開始。欧米日中韓印の自動車メーカー40ブランドが同日にプレス発表を行い、世界初公開または欧州初公開モデルとなる85モデルが公開された。自動車業界を取り巻く急激な環境変化により、北米ブランドが軒並みプレス発表を控えたのを始め、日本ブランドでもホンダとトヨタ(レクサスブランドのみプレス発表を実施)がプレス発表を行わず、各社の財政状況の厳しさがうかがわれた。
1905年に開催された第1回から数えて第79回目となる今回のモーターショーでは、近年の欧州におけるモーターショーの流れを汲んで、環境を意識したモデルの展示が目立った。各ブランドとも低CO2排出を競った新型モデルを相次いで発表。モデルのスペックには「CO2 87g/km」といったCO2排出量を明示することが定番となりつつある。
2008年秋のパリモーターショーでは、電気自動車のコンセプトモデルの発表が多く行われたが、今回のジュネーヴモーターショーでもOpel Ampera、三菱自のiMiEV Sports Air(欧州向け)、トヨタFT-EVといった電気自動車が発表されている。これに加えて、Renault Z.E.Conceptといったゼロエミッション車や、Golf BiFuelといったバイフュエル車が発表されたほか、高級ブランドBentleyも2012年のバイオ燃料車投入に言及するなど、次世代の環境対応車について、多様なコンセプトが示されている。各社とも厳しい市場環境の打開策として、次世代の環境対応車の開発を軸に据えており、2009年以降はこれらのコンセプトの実用化が一段と進む見通しである。
なお、第79回ジュネーヴモーターショーの一般公開は3月5日より開始され、モーターショー開催者によると、15日までの11日間で、70万人程度の来場が見込まれている。
2009年3月3日現在
VW Polo Blue Motion
VW Golf Bi Fuel
Bugatti Bleu Centenaire
Bugattiブースにはアーノルド・シュワルツネッガーカリフォルニア州知事も訪れ、多くの報道陣に囲まれた
Seat Exeo GT
Skodaの新型Yeti。伝説の怪物イエティも発表時に登場し、会場を盛り上げた。 ※再生すると音が出ます
Skoda Yetiを囲むSkoda首脳陣
Lamborghini Murcielago LP670-4 SuperVeloce
新モデルの高い走行性能を映像でアピールするLamborghiniのプレス発表 ※再生すると音が出ます
Ferrariのプレス発表風景
Renault Megane
Renault Clio
Renault Z.E.Concept
Chevrolet Spark
Opel Insignia
Opel Ampera
Alfa Romeo Mito
Fiat 500C
Volvo S80
Rolce Royce 200EX
Mercedes-Benz E-Class
Mercedes-Benz SLR
Maybach Zeppelin
Mini Cooper S
Peugeot 3008
Koenigseggにより出展された太陽電池車
スバルLegacy Concept
トヨタFT-EV
LexusRX450h
日産370Z
日産QAZANA
Infiniti Essence
マツダ3
マツダKiyora
三菱i-MiEV Sports Air
スズキAlto
現代i20
現代Ix-onic
現代Ix-onic発表の瞬間 ※再生すると音が出ます
起亜N°3
Brillianceブース
Tata Indica Vista EV