3月28日、タイ・バンコクにおいて、第29回Bangkok International Motor Showが開催された。モーターショーのテーマは環境。グリーンをテーマカラーに会場が準備され、各社が低公害コンセプトカーや主力販売モデルを展示。また、ハイブリッドや安全ボディーなどの技術展示も行われた。展示車は多様なピックアップトラックとその派生SUV、小型乗用車から高級車・スポーツカー、クロスオーバーモデル(CUV)、二輪車と幅広く、タイ市場の特性を反映した多彩な製品が並んだ。
展示は、トヨタ・いすゞ・ホンダ・三菱・日産・マツダ・スズキなど日系量販メーカーとともに、GM・Ford・ Benz・BMWなど欧米自動車メーカーが数多くの製品を展示した。さらに、今年からTata・現代自・光岡・五菱などが展示に加わり、存在感をアピールする展示を行った。
大商談会の性格を持つモーターショーは入場料を80バーツ(約250円)と安めに設定。各社のブースでは大音響でアトラクションが行われるとともに、広い商談スペースに販売員が配置され、価格やローンの説明が行われていた。
フォーインではMotor Showに取材班を派遣。以下はその写真速報である。
2008年3月28日現在
環境をテーマにしたBangkok Motor Show
大勢の家族連れでごった返すモーターショーの会場
3月27日のプレスデーに開催された開会セレモニー
多数の政府要人、業界関係者が出席した
トヨタはハイブリッドスポーツカーFT-HXを展示
また主力の戦略モデル新型Corolla Altisを展示
いすゞはピックアップトラックD-Maxシリーズを展示
いすゞは販促のための広い商談スペースを設置
ホンダは日本に次ぐ速さで新型Jazzを発表
新型Jazzはまたカットモデルで安全性をアピール
三菱自は環境に優しい小型多目的車EZを展示
新型Pajeroも発表して販売の拡大をめざす
日産は上級デザインコンセプトカーIntimaを展示
高級内装デザインはタイ人の関心を集めた
GMは新型CUV Captivaで新規顧客の獲得を目指す
FordはCUVコンセプトにより上級イメージを醸成
現代自はCUVと上級セダンで販売に再チャレンジ
Volvoは安全技術を展示して将来の関心に対応
LexusはLF-Xhにより高級環境イメージ獲得目指す
Benzは高級スポーツカー新型SL350を発表
Tata Motorsは新型ピックアップ Xenonを発表
Xenonに群がるタイの人々、性能への反応は良好
モーターショーでは多様な二輪車の展示も行われた
若者のニーズに応える多様な二輪車製品を提案
各ブースではアトラクションが常時開催された
各ブースの商談スペースはほぼ満席となった