Le Mondial de l’Auto(通称、パリモーターショー)2024が2024年10月14日、フランスParisで開幕した。
今回は、フランス系を除いて欧米系の主要ブランドが軒並み出展を見送った前回(2022年10月開催)と異なり、VW、Audi、BMWなどのドイツ系も参加したため、前回とは少し雰囲気が異なっていた。ただ、前回同様、マクロン大統領がフランス系企業のブースを訪れており、国として自動車産業を支援する姿勢を強調する意図が感じられた。
Renaultは、傘下の4ブランド(Renault、Dacia、Alpine、Mobilize)が5つのブースを設け、7台のワールドプレミア発表と2台のコンセプトカーの展示を行った。RenaultブランドではBEVの小型SUVとなるRenault 4、商用車を手掛けるRenault Pro+では次世代の商用コンセプトカー、DaciaからはCセグメントの新モデルとなるBigster、AlpineはBEVのスポーツファストバックのAlpine A390_β、MobilizeはDuo/Bentoの量販版などを展示した。
Stellantisは、傘下の4ブランド(Peugeot、Citroën、Alfa Romeo、LeapMotor)が出展し、計5つのワールドプレミア発表を行った。Peugeotは、E-408をワールドプレミア発表したほか、ロングレンジ版のE-3008(航続距離:700km)とE-5008(同:668km)を展示。Citroënは、C-SUVのC5 Aircross Concept、Lカテ車のAmiのアウトドアレジャー向けのBuggie Versionなどを発表した。LeapMotorは、C-SUVのB10をワールドプレミア発表したほか、D-SUVのC10やAセグ車のT03も展示した。
ドイツ系では、VWが新モデルとなるSUVのTayron、AudiはQ6 e-tronを発表。また、Skodaは新型BEV SUVモデルのElroqなどを展示した。BMWは、Vision Neue KlasseとVision Neue Klasse Xなどを発表した。
LeapMotor以外の中国系では、ハンガリーとトルコでの工場建設が決定しているBYDのほか、GAC、Xpengなどが出展した。BYDはSealion 7など、GACはBEVブランドAIONのAION V、Xpengは「世界発のAIカー」と表現するP7+を展示した。
2024年10月15日現在