Seoul Motor Show 2017が2017年3月31日にソウル特別市の中心部からクルマで1時間弱の場所に位置する国際展示場KINTEXにおいて開幕した。また、開幕に先立つ3月30日に設定されたPress Dayには、韓国国内メディアを中心に多くの報道陣が集まった。“Design the Future, enjoy the moment”がテーマの今回のショーには、現代自や起亜といった9つの韓国ブランドに加えて、18の欧米日系ブランドが参加しており、合計27ブランドが約300の主力製品をアピールした。また、部品やアクセサリー、IT関連、チューニングといった自動車関連分野から194社が参加した。
主催者によると、今回展示された乗用車243モデルのうち50車種が環境車となった。内訳は、ハイブリッド車23車種、EV 14車種、プラグインハイブリッド車9車種、燃料電池車3車種、CNG車1車種。
世界初公開となったのは、双龍自ブランドのSUV、G4 Rextonの1車種のみ。MahindraグループのAnand Mahindra会長とMahindra & MahindraのPawan Goenka社長(MD)もプレス発表に登場し、新しい世界戦略車により上級車志向のユーザーの獲得を狙う考えを強調した。
韓国最大手の現代自は、今年のGenevaモーターショーで発表した燃料電池車FE Fuel Cell ConceptとGrandeur HEVを展示。起亜は、今年の北米自動車ショーで発表済みのプレミアムスポーツカーStingerを韓国で初めて発表した。StingerにはKIAのロゴが採用されず、“Engineered by Excellence”の開発テーマやExclusive、Exquisite、Evolutionaryといった要素を表す「E」のロゴが採用される。Renault Samsungは韓国市場に導入予定のコンパクトカーClioを発表。韓国GMは電気自動車のChevrolet Boltを韓国で初めて公開し、航続距離の長さをアピールした。
2017年4月3日現在