2016年4月19日に第17回上海モーターショーが開幕した。2018年以降のNEV規制に備えEV・PHEVが数多く発表されたが、特に外資系メーカーでは近年各社が開発を進めている自動運転機能を搭載したコンセプトカーの発表が目立った。
欧系・米系メーカーに関して、VWは自動運転機能搭載のEVコンセプトカーI.D.CROZZとPhideon PHEV等をワールドプレミア。VW傘下のŠkodaはコンセプトカーVision Eを発表した。GMはChevroletブランドの自動運転PHEVコンセプトカーFNR-Xをワールドプレミアほか、BuickブランドはレンジエクステンダーEVのVelite 5をチャイナプレミア。M-Benzは次世代小型セダンのコンセプトカーConcept A Sedanをワールドプレミアとして発表した。
日系メーカーでは、InfinitiがクロスオーバーQX50のコンセプトカーをチャイナプレミア。ホンダは主力クロスオーバーモデルCR-Vのハイブリッドモデルを世界初公開し、自動運転技術搭載のコンセプトカーNeuVをチャイナプレミアした他、2018年に中国向けに開発した電動車の市場投入を予定していると表明。一方、トヨタは次世代車両技術「TNGA」を基に開発したコンセプトカー豊巣WAYとFUNを発表した。
中国系メーカーも一部大手はEV・PHEVを発表しており、上汽はPHEVのコネクテッドカー栄威ei6を発売。観致汽車は、2018年量産予定のEVコンセプトカーK-EVを披露した。NEV規制非対応モデルでは、近年人気のSUVに加え、2015年の一人っ子政策緩和の影響を受けファミリー層の需要が増加した結果、吉利のMPVコンセプトカーなどMPVモデルの発表も目立った。
2017年4月20日現在