南米600万台市場獲得へ向け、自動車メーカー
各社が現地生産増強、新興国向け戦略車投入も
活発化
チリ*、ペルー、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、メキシコ*
(* 現地取材国)
掲載自動車メーカー | : | Fiat Gr.、Ford Gr.、GM、PSA、Renault Gr. |
VW Gr.、トヨタ、ホンダ、他 | ||
- BRICsの一角で発展著しいブラジルの自動車/部品産業の現状、
展望を報告、FFV*最新動向も掲載(* FFV:フレックス燃料車) - 南米主要自動車生産国に加え、南米と自動車貿易協定を結ぶ
メキシコ自動車/部品産業もカバー - 新興国向け戦略車関連動向を含む主要自動車メーカーの現地展開、
事業戦略を分析 - グローバルサプライヤーの進出状況、最新動向に加え、現地系
サプライヤーの情報も掲載 - 付録としてブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、コロンビア、メキシコの
サプライヤーダイレクトリー(CD)を掲載
MERCOSUR、アンデス共同体にチリを加えた南米 10 ヵ国の自動車市場は 2007 年に 420 万台となり、過去 5 年間で 2 倍の規模に拡大しました。今後も資源高に 伴う経済発展を続け、2010 年代前半に 600 万台を超える見通しです。
このため、南米では GM、VW、Fiat、Ford の Big4 をはじめ自動車各社が、現地事業拡大へ向け投資を強化し、南米市場に適した現地仕様の最新製品を投入して います。2007 年には Renault が Logan のハッチバックの Sandero、2008 年夏には VW が新 Gol を発表しましたが、両製品ともブラジル子会社が開発を担当しました。 こうした欧米メーカーの動きに対し、トヨタがブラジルに第 2 工場建設計画を表明し、ホンダとともに南米市場戦略車の投入と現地生産計画を進めています。
日本の自動車業界にとってプレゼンスの低い南米において、いかに市場を開拓し、いかに現地事業を成功させるか、その戦略が問われます。長い間自国産業の保 護政策を維持してきた南米は自動車産業としての歴史は長く、VW などの欧米自動車メーカーは現地で製品開発を行い、部品産業もブラジルを中心に一定水準の 発展を遂げています。また、ブラジルでのフレックス燃料、アルゼンチンでのバイオ燃料など、独自のエネルギー政策が導入されており、各国の特性もあります。南米市場攻略には、こうした地域特性と諸事情を踏まえて、事業戦略を構築する必要があります。
『中南米自動車・部品産業 2008』は、南米の自動車 / 部品産業の現況と発展見通しを、現地取材を通じ詳報した調査報告書です。主要自動車メーカーの事業展開に 加え、部品サプライヤーの現地進出状況、事業動向も掲載致しました。また、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラなどの南米諸国だけでなく、欧米向け輸出拠点とし ての発展に加え、南米各国と自動車通商協定を結び南米向け輸出拡大も期待されるメキシコ自動車 / 部品産業も網羅致しました。
当案内をご高覧の上、関係部署ともご相談いただき、是非採用を賜りますようお願い申し上げます。
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第1章 |
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中南米自動車・部品産業の概要
1 |
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1.総論 生産規模 1,000 万台の可能性を秘める中南米自動車産業
2 |
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◇自動車メーカー各社がブラジル、 アルゼンチンで生産補完体制を構築
10 |
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◇GM、 生産能力増強、 新興国向け戦略車投入でプレゼンス強化を目指す
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◇Ford、 ブラジルでエンジン生産強化、 メキシコで新 Fiesta を生産開始へ
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◇Fiat、 ブラジル、 アルゼンチンで生産能力拡大に向け大規模投資を実施
21 |
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◇Renault/日産、 廉価小型車投入強化で中南米でプレゼンス拡大を狙う
23 |
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◇PSA、 南米で製品投入を強化、 生産能力を増強
25 |
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◇トヨタ、 ブラジル新工場で廉価小型車の現地生産を開始へ
27 |
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◇ホンダ、 アルゼンチン新工場で小型乗用車を現地生産開始へ
29 |
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◇新興国市場向け戦略車投入が活発化
34 |
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2. 中南米部品産業: 主要サプライヤーがブラジル、 メキシコを中心に
中南米事業を展開 36 |
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3. 中南米自動車市場: 経済成長を背景に 2007 年に 534 万台強に拡大
42 |
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◇ Big4 追随に向け Renault/日産、 トヨタなどが戦略車投入、
中国メーカーも加え競争激化へ 45
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第2章 |
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メキシコ自動車・部品産業
55 |
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56 |
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◇メキシコ政府の貿易自由化策により、 各国・各地域との自動車関連貿易が活発化
60 |
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◇FTA 活用した輸出増により自動車生産は中期的に 300 万台強に拡大か
62 |
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◇VW メキシコ、 10 億ドルを投資し現地生産増強
66 |
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73 |
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◇自動車市場は拡大から成熟へ、 2008 年の販売伸び率は低下か
82 |
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◇2009 年の中古車輸入緩和と中産階級の増加
84 |
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◇Big5 のシェア低下と新参日本メーカーの躍進
87 |
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第3章 |
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ブラジル自動車・部品産業
97 |
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98 |
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◇『国家アルコール計画』 からフレックス燃料車の普及へ
104 |
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◇旺盛な需要増に対応し、 メーカー各社の組立・パワートレイン現地生産能力拡大が続く
106 |
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◇レアル高が自動車輸出に逆風
114 |
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◇ 自動車生産増に伴う部品産業の規模拡大が続くが、 レアル高による
輸出競争力低下が課題 116 |
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130 |
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◇Big4 追撃目指し、 日系メーカーが廉価小型車を投入へ
136 |
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第4章 |
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アルゼンチン自動車・部品産業
147 |
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アルゼンチン、 経済危機を経て、 ブラジルとの補完関係を軸に成長する自動車産業
148 |
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◇輸出比率拡大により市場規模以上の産業基盤確立を目指す
150 |
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◇事業環境ではインフレ加速、 エネルギー不足への対策などが課題
151 |
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◇国家経済波乱期を経て、 ブラジル輸出と内需拡大で成長する自動車生産
154 |
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◇大手外資系自動車メーカーによるアルゼンチン・ブラジルの生産補完戦略
156 |
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◇輸出比率も上昇する見込みだが、 インフレの影響が懸念材料
160 |
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162 |
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163 |
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◇2007 年自動車販売は過去最高の 56.5 万台、 2008 年は 60 万台突破へ
168 |
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第5章 |
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ベネズエラ自動車・部品産業
177 |
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ベネズエラ、 政府が相次いで発表する自動車産業政策の影響で事業環境は波乱含み
178 |
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180 |
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◇内需拡大で増産を目指すも、 相次ぐ政策変化で生産事業環境は不安定
184 |
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◇為替固定、 インフレ、 労務コスト拡大により輸出競争力は著しく低迷
186 |
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◇スケールメリットを狙い CAN 自動車補完協定の存続を望む部品業界
188 |
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◇ローカルコンテンツ率上昇に向けて、 国産部品の採用拡大を目指す
190 |
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194 |
▲5章へ / ▼7章へ | ▲PAGE TOP |
第6章 |
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コロンビア自動車・部品産業
205 |
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206 |
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◇不安定要素のある近隣国への自動車輸出、 代替燃料関連では先進的な取り組み
208 |
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210 |
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◇CKD 中心ながら大手サプライヤーの進出で発展が期待される自動車部品産業
213 |
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◇治安改善で活性化したコロンビア市場、 輸入車比率が上昇
216 |
▲6章へ / ▼8章へ | ▲PAGE TOP |
第7章 |
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エクアドル自動車産業
221 |
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エクアドル、 9 万台弱の自動車市場の中、 トヨタが販売事業強化で拡販目指す
222 |
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◇2008 年通期の国内生産は、 ベネズエラの輸入規制による影響で伸び悩む見込み
224 |
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◇
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第8章 |
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チリ自動車産業
231 |
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チリ、 FTA 推進による自由化で競争が増す自動車市場
232 |
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◇GM の Arica 工場閉鎖によって、 縮小する自動車生産
235 |
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236 |
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第9章 |
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その他南米諸国の自動車市場
247 |
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248 |
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254 |
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◇パラグアイ、 国内経済好調で自動車市場は拡大、 中国ブランドの参入が目立つ
256 |
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◇ボリビア、 自動車市場は縮小傾向だが所得増加によって今後拡大する可能性
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付録 |
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自動車部品サプライヤーダイレクトリー(CD)
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・ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、コロンビア、メキシコ
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55
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97
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231
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247