HOME > 米国市場後退の深度と回復シナリオ
米国市場後退の深度と回復シナリオ
北米市場後退の深度と回復シナリオ
発 行

■ 2009年1月13日

体 裁

■ A4判、91頁

価 格

■ 48,000円+消費税※国内送料込

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約1.4MB

日本自動車産業に問われる市場回復への準備と
北米依存収益体質からの脱却

  • 2008年に転換期を迎えた米国の自動車市場構造変化を分析!
  • 市場回復期に向けた米国メーカーの戦略と競争焦点を分析!
  • GM、Ford、Chryslerの経営再建に向けた戦略と回復力を展望!
  • 日本メーカーの回復期に向けた戦略と北米依存脱却の課題を展望!

米国の自動車市場は金融危機の影響を受けて、2008年に大幅にしかも急速に後退し、自動車メーカーの収益を直撃しました。 GM、Ford、Chryslerの米国自動車メーカー3社は資金繰りが悪化し、経営の危機に追い込まれており、日本の自動車メーカーも今年度決算は減益あるいは赤字となる見通しです。円高も急進したため、日本企業は北米事業体制の見直しを迫られていますが、中長期を展望すると2010年代初頭には市場が回復する局面が必ず到来します。その回復期に向け、市場の変化、米国市場の回復力を見据えた成長戦略が求められます。また、近年収益依存を高めてきた北米事業のリスク対策とともに、代替しうる収益事業の育成も求められます。

 「米国市場後退の深度と回復シナリオ」は、2008年11月、緊急に行った現地取材をもとに、2008年の米国自動車業界の急変を詳細に分析し、今後2010年代の市場回復期の競争焦点と戦略課題について報告するものです。

当案内をご高覧のうえ、関係部署ともご相談いただき、採用賜わりますようお願い申し上げます。


ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本(PDF)がご覧になれます。
▼1章へ▲PAGE TOP

総論

日本自動車産業に問われる市場回復期への準備
1
 
▲総論へ / ▼2章へ ▲PAGE TOP

第1章

米国市場後退の深度と自動車メーカーの業績悪化への影響
11
 
1. 米国自動車市場、 2008 年に需要動向急変し 300 万台後退、 2009 年に底を迎える
12
◇2008 年は 3 つの要素から 3 段階で需要後退進む
13
14
◇SUV、 ピックアップ市場が 20%以上低下し、 2008 年にセグメント構成が急変
15
◇金融危機の影響でローン・リースの自動車販売金融業務に異変
17
◇2009 年の自動車市場は 2008 年以上の冷え込み、 各メーカー販売・シェア変動期に
18
2. 自動車メーカーの業績が急速に悪化し、 米国 3 社は経営危機に
20
◇Michigan 大学が Detroit 3 破綻時に 300 万人の雇用影響を試算
20
◇Detroit 3 救済策の具体化は Obama 新政権発足後の政策に委ねられる
21
◇GM、 資金繰りが悪化、 求められる厳しいコスト削減と成長戦略
22
◇Ford、 資産売却で資金調達奏功、 経営再建へ燃費向上技術と小型乗用車投入を計画
24
◇Chrysler、 提携を通して存続を狙うが、 再建に向けた成長戦略は不十分
26
Daimler、 高級車市場と中・大型商用車市場の急縮小を受け
事業再編・生産縮小に転じる
28
◇BMW、 リース販売による利益減を受け販売戦略を見直し
29
◇VW Gr.、 2011 年現地生産開始と乗用車の拡充で販売目標 100 万台に繋げる
30
現代自 Gr,、 一時的な生産調整は不可避も、 小型乗用車の充実に
よりシェア拡大を目指す
31
▼1章へ / ▼3章へ▲PAGE TOP

第2章

市場停滞で明らかになった北米依存体質の危うさ
33
 
1. 日本自動車産業の北米依存の高さとその影響
34
トヨタ、 市場急変対応で生産能力拡大計画見直し、 金利0%ローン
導入も販売急回復適わず
36
40
◇日産、 小型商用車事業に参入し底堅い需要獲得を狙う
44
◇三菱自、 スズキ、 富士重、 マツダ、 北米における生産・販売体制見直しへ
48
2. 主要日本部品メーカー、 2007 年までは好調維持も 2008 年は収益後退不可避に
50
▲2章へ / ▼4章へ ▲PAGE TOP

第3章

米国市場回復の時期と競争焦点
55
 
1. 小型自動車市場は 2010 年以降緩やかな回復へ
56
2. 乗用車強化、 燃費向上で GM、 Ford がトヨタ、 ホンダを追う
59
◇競争焦点(1)乗用車製品ラインアップ:米国各社が乗用車シフト加速
59
◇競争焦点(2)燃費:主力乗用車では各社の燃費性能が拮抗
61
◇競争焦点(3)小型トラックの燃費競争力強化:GM と Chrysler が HV 投入
62
64
◇製品競争力:日系メーカーの優位続く
64
◇販売力:金融市場収縮が米国 3 社に大打撃
65
◇パワートレイン戦略:米国各社は直 4 エンジン供給体制で遅れ
67
ハイブリッド車戦略:利益確保を目指すトヨタ、 ホンダが
企業イメージ向上を目指す GM に先行
71
▼3章へ▲PAGE TOP

第4章

市場回復への準備と北米依存からの脱却
75
 
76
◇回復前に必要となる米国 3 社の過剰生産能力削減
77
◇GM、 Ford、 日産は低コストのサブコンパクト車供給拠点としてメキシコに投資
80
不安定な部品調達体制の Chrysler、 GM と Ford は Delphi、 Visteon
問題抱えつつ信頼関係改善へ
81
◇グローバル開発体制活用し北米向け製品を開発する GM と Ford
82
◇課題として残るディーラー網の体質強化
83
2. 日本自動車メーカーの北米依存脱却の方向性
84
◇北米事業高収益の諸要因
85
◇北米事業の問題点として浮上する為替変動リスク
86
◇求められる北米事業の為替リスクヘッジ戦略
87
◇北米依存脱却へ必要な世界地域事業の戦略
88
◇環境規制に対応し厳しい競争環境で収益化が必要な欧州事業
89
◇地域戦略車投入と輸出拠点化により、 次の成長を担うアジア事業
90
◇南米市場参入本格化で試される新興国におけるコスト競争力
91
図・表・グラフ・囲み記事索引章のタイトルをクリックすると、詳細を表示します。
総論 日本自動車産業に問われる市場回復期への準備 ……… 1
第1章 米国市場後退の深度と自動車メーカーの業績悪化への影響 ……… 11
第2章 市場停滞で明らかになった北米依存体質の危うさ ……… 33
第3章 米国市場回復の時期と競争焦点 ……… 55
第4章 市場回復への準備と北米依存からの脱却 ……… 75
この調査報告書を申し込む