HOME > 世界自動車メーカー年鑑 2009
世界自動車メーカー年鑑 2009
世界自動車メーカー年鑑 2009
発 行

■ 2008年12月10日

体 裁

■ A4判、336頁

価 格

■ 120,000円+消費税※国内送料込

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約1.0MB

米国市場の急縮小と新興国の成長鈍化で
一変する経営環境

  • 世界主要メーカーの2008年第1~3四半期の販売台数増減率、
    営業利益率を比較
  • 主要自動車メーカーの経営戦略、財務指標、開発・生産・
    販売動向、提携関係を収録
  • 掲載内容を厳選して凝縮し、ページ構成を原則10、6、4ページの
    3種類に集約
  • 過去1年間の海外動向など重要トピックスを掲載し、
    経営の方向性を分かり易く説明

世界の自動車市場は2001年以降、欧米先進国の安定した需要と新興国のモータリゼーションに支えられて2007年まで順調に拡大してきました。しかし、2007年後半の米国サブプライム問題に端を発した金融市場の混乱が、2008年夏以降は世界的な金融危機に発展。先進国のみならず新興国の実体経済にまで影響を及ぼし始め、自動車市場の先行きは不透明になりつつあります。世界主要自動車メーカーは相次いで減産や工場閉鎖・人員削減計画を発表しているほか、大幅な業績下方修正を余儀なくされました。特に米国では2008年10月と11月の小型自動車市場が31.9%減、36.7%減(1日あたり販売台数換算)と急減していることから、米国メーカーの資金繰り悪化が深刻化し、経営破綻の危機に陥っています。こうした状況下で、自動車メーカーは、2010年以降になると見られる需要回復期に備えて経営戦略・体制の見直しを進めて贅肉を落とし、経営環境変化への対応力を高めた筋肉質の経営体質を獲得することが求められています。

『FOURIN 世界自動車メーカー年鑑』は、2002年に創刊して以来、主要自動車メーカーの経営戦略、財務から生産、製品、購買、海外事業、提携関係までを1冊に収録し、毎年発刊してきました。2009年版では従来の編集を大幅に見直し、内容を凝縮、ページ構成を10ページ・6ページ・4ページの3タイプに集約しました。また、2008年第3四半期までの自動車販売状況と業績を巻頭に掲載、目まぐるしく変化する世界主要自動車メーカーの最新状況をとりまとめました。

 本案内をご高覧の上、関係各部署とご相談頂き、ぜひともご採用賜りますようお願い申し上げます。

地域・国別自動車販売台数月次増減率/主要自動車メーカー、四半期別自動車販売増減率

ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本(PDF)がご覧になれます。
▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界自動車メーカーの競争ポジション
1
 
 1. 総論-米国市場の急縮小と新興国の成長鈍化で一変する経営環境
2
10
 3. 世界自動車メーカーの生産ランキング
24
36
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

米国系自動車メーカー
49

1. GM

世界 2 位の米系フルラインメーカー、 トップ返り咲きへ
新興国戦略重視
51
(総論 / 経営環境の急速な悪化に伴い、存亡をかけリストラ・資産売却を加速)

1-2. 欧州GM

GM欧州部門、Opel製品にChevroletブランド(GM大宇)
製品加え販売巻き返し
63
(総論 / Chevroletブランド中心に中・東欧事業を強化し、黒字転換目指す)

2. Ford

世界 3 位の米系フルラインメーカー、 再生へ原点復帰と
上級ブランド売却
69
(総論 / 欧州Ford開発の乗用車投入で2010年以降の業績回復目指す)

2-2. 欧州Ford

Ford 欧州部門、 マツダとともにグループの小型車戦略を主導
79
(総論 / 中・東欧事業強化で業績回復から成長目指す、課題はVolvo再建)

3. Chrysler

米系小型車メーカー、 北米市場向け小型トラック製品軸に
事業展開
85
(総論 / 事業縮小と提携により存続をかけるが業績回復には小型モデルが鍵)

4. Navistar

95
(総論 / 2009年度売上高150億ドルを目指し、新興国事業拡大とコスト削減を推進)

5. PACCAR Gr.

米系中大型商用車メーカー、蘭DAF、米Kenworth/Peterbilt
ブランドで欧米展開
99
(総論 / 環境対応製品投入や既存拠点の生産拡大進むも消極的な新興国開拓)
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

欧州系の自動車メーカー
103
<ドイツ>

1. VW

世界 4 位の独系フルラインメーカー、 小型中心に多ブランドで
世界展開
105
(総論 / 西欧の製品力強化と新興国事業積極策で2011年世界販売800万台めざす)

2. Audi

115
(総論 / 2015年世界販売150万台目指し、製品戦力と新興国事業を強化)

3. Daimler

121
(総論 / Chrysler売却で経営体質強化図るが、市場悪化による収益力改善が課題)

4. BMW

独系プレミアム自動車メーカー、 先進技術で上級ブランド
戦略を展開
131
(総論 / 世界生産・販売体制の見直しや人員削減等で収益力回復を図る)

5. Porsche

独系高級スポーツカーメーカー、 製品ラインを拡大し
VW Gr.を傘下に
141
(総論 / 2010年度世界販売13万台を目指す一方、VWの連結子会社化を視野)

6. MAN

独系中大型商用車メーカー、 Scania との提携を加え
国外事業を強化
145
(総論 / 欧州外事業拡大による世界販売増加とバス事業の黒字化を目指す)
<フランス>

1. Renault

149
(総論 / 世界販売目標を下方修正、しかし露・印事業は変更なく投資を継続)

2. PSA

仏系自動車メーカー、 Peugeot と Citroën の 2 大ブランド
中心に事業展開
159
(総論 / 新興国市場での拡販を軸にした2010年目標の400万台販売に暗雲)
<イタリア>

1. Fiat

伊系フンメルライーカー、 小型と高級スポーツ 6 ブランドで
世界展開
169
(総論 / 成長維持のため、ブランドポジション強化とBRICs事業を重視)

2. Iveco

Fiat 傘下の伊系小中大型商用車メーカー、 製品重視で
世界事業展開
179
(総論 / 製品ラインアップ強化と世界展開拡大で収益向上を目指す)
<スペイン>

1. SEAT

VW 傘下のスペイン小型車メーカー、 独自ブランドで
欧州販売基盤維持
183
(総論 / 高収益モデル拡販やコスト削減により1年前倒しの2007年に黒字転換)
<スウェーデン>

1. AB Volvo

世界 2 位のスウェーデン商用車メーカー、 欧州中心に
世界事業展開
187
(総論 / 新興国事業の拡大と西欧・米国事業の合理化により収益改善目指す)

2. Scania

VW 傘下のスウェーデン中大型商用車メーカー、 上級製品と
技術を重視
191
(総論 / VWのグループ企業として2015年世界販売15万台を目指す)
<チェコ>

1. Skoda

VW 傘下のチェコ小型車メーカー、 新興国開拓担う
エントリーブランド
195
(総論 / 新興国での拡販と製品ライン拡充により2010年生産80万台を目指す)
▲3章へ ▲PAGE TOP

第4章

アジア系の自動車メーカー
199
<日本>

1. トヨタ

世界最大の日系フルラインメーカー、 高品質と多様な製品で
世界展開
201
(総論 / 自動車需要後退を受け、PHV/HVの普及計画前倒しで局面打開を図る)

2. 日産

Renault 傘下の日系自動車メーカー、 独自と協業を
組み合わせ世界展開
211
(総論 / 事業再編から成長へ、短期的回復から中期的成長へ事業戦略を転換)

3. ホンダ

221
(総論 / 新興地域中心の生産体制拡充と並行して環境製品とものづくりを強化)

4. 三菱自

三菱グループの日系自動車メーカー、 独自技術をコアに
対外提携で補完
233
(総論 / 限られた経営資源を活かし、効率的に将来の成長基盤を整備)

5. マツダ

Ford 傘下の日系自動車メーカー、 小型車台開発で
グループ貢献を強化
239
(総論 / 海外事業はFordとの合弁事業が中心だが、徐々に発揮する独自色)

6. いすゞ

日系商用車メーカー、 国内事業維持と新興国の拡大で
成長維持目指す
245
(総論 / 中印露を中心とする事業強化により2010年度連結売上高2兆円を目指す)

7. スズキ

日系小型車メーカー、 軽を中核に登録車や新興国等
新たな成長を模索
251
(総論 / 世界戦略車を中核にした事業強化と国内軽自動車のモデル拡充進める)

8. 富士重

日系4WD乗用車メーカー、独自技術・製品を背景に
ニッチブランドで戦略加速
261
(総論 / 軽自動車生産からの撤退発表により、トヨタGr.でのポジションを明確化)

9. ダイハツ

トヨタ傘下の日系小型車メーカー、国内軽と世界小型製品で
グループ貢献
267
(総論 / 国内軽市場の首位維持と九州・インドネシアを軸に生産体制強化を図る)

10. 日野

トヨタ傘下の日系商用車メーカー、中大型商用車で日本最大堅持し
海外強化
273
(総論 / 2015年、世界販売20万台目指し、新興国中心に販売エリアを拡大)

11. 三菱ふそう

Daimler 傘下の日系商用車メーカー、 グループの
アジア事業戦略担う
277
(総論 / HV技術によりDaimler Gr.で存在感、既存パワートレインは他社に依存)

12. 日産デ

Volvo 傘下の日系中大型商用車メーカー、 上級大型重視の
製品戦略
281
(総論 / Volvoとの統合によるシナジー追求へグループ内での協業を具体化)
<中国>

1. 第一汽車

中国国営自動車メーカー、 自主ブランドを重視し
世界 400 万台目指す
285
(総論 / 2015年までに世界販売400万台達成に向け、自主ブランド事業を強化)

2. 上海汽車

291
(総論 / 南京汽車買収完了により、2010年販売目標を前倒しで達成の可能性も)

3. 東風汽車

中国国営フルラインメーカー、 複数外資との合弁で製品と
内外販売を強化
297
(総論 / 乗用車事業は自主ブランド重視、重・中型商用車市場は首位維持目指す)

4. 吉利汽車

中国民営小型車メーカー、 低コスト乗用車で内外販売
基盤の拡大めざす
303
(総論 / 2015年200万台販売目指し、製品ライン拡充とブランドイメージ向上図る)

5. 奇瑞汽車

中国民営小型車メーカー、 技術主導の製品戦略と
世界メーカーとの提携強化
307
(総論 / 海外メーカーとの提携と海外拠点拡充で2012年140万台販売狙う)
<韓国>

1. 現代自

311
(総論 / 海外拠点増強と先端技術事業強化により世界で飛躍目指す)

2. 起亜

現代自傘下の韓国小型車メーカー、 小型車、 SUV 分野で
ブランド確立を模索
321
(総論 / グループ事業と独自ブランド戦略の並行展開で新たな成長局面へ)
<インド>

1. Tata Motors

インドフルラインメーカー、 超廉価車加え二輪車の
代替需要獲得めざす
327
(総論 / 国内外の積極投資と製品・生産体制強化で世界プレゼンス獲得狙う)
<マレーシア>

1. Proton

マレーシア小型車メーカー、 独自車台とエンジン軸に
内外販売を拡大
333
(総論 / 独自開発製品と他社提携製品で海外拡販、国内シェア回復も目指す)
図・表・グラフ・囲み記事索引章のタイトルをクリックすると、詳細を表示します。
第1章 世界自動車メーカーの競争ポジション ……… 1
第2章 米国系自動車メーカー ……… 49
第3章 欧州系自動車メーカー ……… 103
第4章 アジア系自動車メーカー ……… 199
この調査報告書を申し込む