HOME > 世界二輪車統計年刊 2022

調査報告書:年刊

世界二輪車統計年刊 2022
世界二輪車統計年刊 2022
発 行

■ 2022年6月30日

体 裁

■ A4判、191頁

価 格

■ 143,000円(税込)

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約899KB

二輪車市場は2021年に5,138万台に回復、
パーソナルモビリティとしての需要増が顕在化

  • 世界111ヵ国を対象に2017~2021年二輪車販売データを独自集計!!
  • アジア・米州・欧州・アフリカ等における市場・産業動向を分析!!
  • インドやASEANなど主要国の2022年二輪車販売・生産予測を掲載!!

フォーインの独自集計では、世界111ヵ国の二輪車販売台数は2021年に5,136万台となり、前年から回復しました。新型コロナウイルスのパンデミックが続くなかで一部の国・地域でパーソナルモビリティの需要増がみられ、二輪車市場の追い風となりました。グローバル全体では、5,500万台を超えたコロナ禍前の水準には届きませんでしたが、5,000万台の大台に戻しており、底堅い需要が確認されました。また、こうしたなかで、電動二輪車市場は前年に続いて350万台水準となりました。

2022年については、半導体不足や原材料価格の高騰を背景とする供給面の制約に加え、インフレに起因する利上げと景気後退を受けて、グローバル全体で5,000万台水準で足踏みすると予想されます。主要マーケットであるインドやASEANなどで需要回復への期待感があるほか、南米やアフリカの市場が比較的好調になると見込まれる一方、中国などは厳しい状況になると予測されます。

今回、フォーインは「世界二輪車統計年刊」を創刊いたしました。本書では、世界の二輪車販売・生産・輸出等に関わる最新の統計データを網羅的に取りまとめるとともに、二輪車に関わる市場トレンド・産業政策・メーカー動向といった基礎情報を収録いたします。二輪車事業に携わる企業の方々、新規参入を検討されている企業の方々には、「世界二輪車統計年刊 2022」をご採用・ご活用いただければ幸いです。

世界111ヵ国、地域別二輪車販売台数の推移(フォーイン集計、推測値含む)

※ 画像をクリックすると大きいサイズでご覧になれます。


ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本がご覧になれます。
▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界の二輪車産業の概況
 
◇世界二輪車市場は2021年に5,136万台に回復するも、2022年は世界情勢混乱で前年割れ見通し
◇日印二輪車メーカー5社が世界販売の66.8%を占める、ホンダは世界シェア33.7%で断トツ
2. 世界BEV二輪車販売の概況
◇世界40ヵ国の2021年BEV二輪車販売は推定358万台、中国が全体の87.5%を占める
3. 世界二輪車生産の概況
◇世界二輪車生産は2021年に5,422万台に回復するも、2022年は世界情勢混乱で減産見通し
4. 世界二輪車輸出の概況
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

南アジア主要国の二輪車産業の概況
 
インド
◇二輪車市場のポテンシャルは2,500万台、EVシフトの流れが始動
◇モーターサイクルに根強い需要、Hero MotoCorpが首位のポジションを維持
◇世界第2位の二輪車輸出国、2021年に400万台を初めて達成
パキスタン
◇2億人超の人口を抱える世界有数の有望市場、インフラ整備や中間層の育成が鍵に
◇低排気量クラスのモーターサイクルが最量販セグメント、ホンダの2021年販売が過去最高に
◇新たな自動車産業政策で二輪車/三輪車の生産能力を700万台に引き上げる目標を設定
バングラデシュ
◇二輪車普及率は約20台/千人で膨大な潜在成長力を内包、道路インフラ整備と大気汚染対策が課題
◇モーターサイクル中心の未成熟市場、Bajaj Autoが最大手のポジションを確保
▲2章へ / ▼4章へ ▲PAGE TOP

第3章

東アジア主要国の二輪車産業の概況
 
中国
◇電動二輪車へのシフトが急加速、世界最大の輸出拠点としてのポジションを堅持
◇内需と輸出の両輪で世界第2位の生産拠点の座を維持、2021年の二輪車生産は1,785万台に
◇世界最大の二輪車輸出国、2021年の輸出台数は851万台に
台湾
◇電動二輪車の普及拡大の取り組みが進行
◇二輪車市場は100万台前後で推移、電動二輪の市場シェアは2021年に10%に
◇台湾政府は電動二輪のサプライチェーン強化を重視、二輪車生産は2022年に減産が濃厚
◇2019~2021年の完成車輸出は9万台前後に、KD輸出は20万台水準に
日本
◇少子高齢化が二輪車市場・産業の規模維持の足かせ
▲3章へ / ▼5章へ ▲PAGE TOP

第4章

ASEAN主要国の二輪車産業の概況
 
インドネシア
◇ASEAN最大の二輪車市場、年間600万台前後の底堅い需要
◇ホンダの独走が継続、市場規模は600万台前後が実力レベルに
◇2021年の生産規模は586万台に回復、内需向けと輸出向けの両輪体制へのシフトが加速
◇量販モデルの輸出拠点として機能、2021年に完成車輸出が過去最高水準の80万台に
ベトナム
◇二輪車市場は成熟市場、ベトナム政府は二輪車等から公共交通へのシフトを模索
◇スクーターとカブに大きな需要、ホンダが市場シェア8割を確保
◇二輪車生産は400万台超を記録、ホンダの二輪車輸出が20万台超に
タイ
◇少子高齢化と「中進国の罠」で経済成長の鈍化に直面
◇中大型モデルの世界的な供給拠点、新型コロナによる内需低迷で年産規模が200万台割れに
◇中大型二輪の輸出拠点として機能、2021年に完成車輸出が過去最高の43.7万台に拡大
フィリピン
◇二輪車普及率が低く成長余地の大きい市場、総市場規模は300万台が視野に
◇新型コロナの影響後退で2021年に内需回復が進行、ホンダがシェア巻き返し
◇内需拡大に伴って日系が生産体制を強化、ホンダは二輪車輸出を開始
マレーシア
◇二輪/四輪普及率は高水準、ライドヘイリングサービスが二輪車市場の活性化要因に
◇2022年の市場規模は縮小する見込み
▲4章へ / ▼6章へ▲PAGE TOP

第5章

北米主要国の二輪車産業の概況
 
米国
◇2022年後半に景気後退の可能性が高い米国、二輪車需要回復も供給に課題
◇Harley-Davidsonが販売トップだが、日本メーカー4社が5割近いシェア占める二輪車市場
カナダ
◇2021年二輪車販売は13年ぶりに7万台超え、2022年は供給不足で6万台割れの可能性
▲5章へ / ▼7章へ ▲PAGE TOP

第6章

南米主要国の二輪車産業の概況
 
ブラジル
◇ホンダとヤマハの2社が製販で95%以上占める二輪車産業
◇2017年85万台を底に二輪車需要が回復傾向、2021年116万台も回復ペースは緩慢
◇年産10万台以上の量産車4機種を展開し、設備更新で圧倒的競争力を有するホンダ
◇二輪車輸出は主要仕向国のアルゼンチン経済低迷で2019年以降6万台割れ続く
コロンビア
◇2021年二輪車販売は過去最高の74.2万台、2022年も需要旺盛で87万台前後の見込み
◇二輪車組立最大手はIncolmotos Yamaha、中国・インドメーカーの現地組立事業が拡大
アルゼンチン
◇2020年に9度目の債務不履行、通貨下落と外貨不足が続く中、二輪車販売が低迷
◇国内二輪車販売の9割が現地組立だが、現地部品調達は限定的
ペルー
◇パーソナルモビリティ需要拡大と経済急回復で2021年二輪車販売が29万台へ急増
▲6章へ / ▼8章へ▲PAGE TOP

第7章

欧州(全体・主要国)の二輪車産業の概況
 
欧州
◇欧州30ヵ国二輪車販売は2021年158万台へ回復、2022年は供給不足と景気悪化で減少見通し
フランス
◇欧州最大の二輪車市場国フランス、50cc以下の原付とスクーター比率が高く、EV化が進展
◇2021年二輪車新規登録台数は10年振りに30万台に回復、2022年はEV販売が急増
◇50cc以下はPeugeotがトップ、50cc超は、ホンダ、ヤマハ、BMWがトップ3でシェア5割弱占める
イタリア
◇欧州最大のスクーター市場、欧州最大の二輪車生産国
◇2021年二輪車新規登録台数は過去10年で最高となる28.2万台
◇ホンダが主力スクーター製品SHシリーズの販売好調でシェアトップ
◇2012年以降、二輪車生産規模は30万台前後と低迷が続く
ドイツ
◇欧州最大の経済大国ドイツ、ハイエンドモデルが二輪車生産・販売の主力製品
◇2020年以降、免許取得条件が緩和された125ccクラスを中心に堅調な需要が続く
◇2020年以降、Piaggioが販売シェア3位へ躍進、ホンダはトップシェアのBMWと拮抗
スペイン
◇2022年はインフレ懸念あるが4%の経済成長見通し、ガソリン価格高騰でEV需要拡大
◇コロナ禍の2020年以降、125cc以下の二輪車とスクーター需要が拡大
英国
◇2020年末のEU離脱とアルファ変異株の感染拡大に直面したが2021年に経済が急回復
◇2021年50cc超二輪車新規登録台数シェアトップ3は、ホンダ、ヤマハ、BMW
▲7章へ / ▼9章へ ▲PAGE TOP

第8章

アフリカ(全体・主要国)の二輪車産業の概況
 
アフリカ
◇アフリカ54ヵ国二輪車販売は2021年に553万台、2019年から3年連続で過去最高を更新
ナイジェリア
◇2021年二輪車販売は130万台前後、大半がインドと中国からの輸入車
ケニア
◇バイクタクシーや物流など商用用途の二輪車需要が拡大、再エネ大国としてEV化も進展
▲8章へ▲PAGE TOP

第9章

その他の地域・主要国の二輪車産業の概況
 
トルコ
◇2020年以降、COVID-19によるパーソナル需要拡大で原付と101~125ccの製品販売が急拡大
オーストラリア
◇資源価格高騰と国内消費好調で2021年二輪車販売が12年ぶりに9.5万台へ回復