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北米自動車産業 2008
北米自動車産業 2008
発 行

■ 2008年1月25日

体 裁

■ A4判、349頁

価 格

■ 140,000円+消費税
※国内送料込

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米国Big3再生へ問われる中核車種技術の強化と
グループ内外提携による開発補完

  • 縮小均衡により経営再建を目指す米国Big3の最新経営動向を
    詳細に分析
  • インセンティブに依存しない販売へ製品・ブランドを強化する
    各社の戦略を報告
  • CAFE基準引き上げで加速する各社の燃費低減戦略を比較
  • 拡大続く日本・欧州・韓国メーカーの北米事業動向をレポート

1,700万台弱の水準が続いていた米国の自動車市場(中・大型トラック除く)は、2006年に1,650万台と1999年以降で最低水準に後退、 2007年は経営再建に向けたGM、Ford、Chryslerのフリート販売抑制やインセンティブ縮小に加え、住宅価格下落による経済先行きへの不安などが影響して1,608万台へとさらに縮小しました。2008年は1,600万台割れが濃厚と予想されていますが、米国が単一国として世界最大の自動車市場であることには変わりはなく、人口増加やコンスタントな代替需要の発生による底堅い需要があり、景気動向によっては2009年以降、1,600万台超へ回復する可能性は十分にあります。

米国3社には、日・欧・韓メーカーに侵食された同市場でどれだけシェアを回復できるかが問われており、それに向けて各社とも労使協約更改でコスト競争力向上を目指すほか、乗用車やクロスオーバー(CUV)の製品開発・投入を強化。特にGMは世界的な経営資源をフル活用してトップメーカーとして製品・技術面の競争力回復を進めています。

『北米自動車産業2008』は、米国3社の経営再建、製品競争力の回復に向けた取り組みなどを分析するほか、北米自動車産業・市場の全体像を把握する上で不可欠な情報を取りまとめており、北米の自動車業界に携わる方々の経営戦略策定などに参考資料としてお役立て頂けるものです。

本案内を御高覧頂き、関係部署とも御相談の上、採用賜りますようお願い申し上げます。

2007年米国小型自動車市場シェア

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総論

米国Big3再生へ問われる中核車種技術の強化と
グループ内外提携による開発補完
 
2
 
1. 労使協約更改でレガシーコスト削減に目処つけ、 経営再建を進める米国 Big3
3
7

 

13
4. 米国 Big3 の開発力強化に不可欠な北米部品産業の競争力回復
15
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第1章

北米自動車産業動向
21
 
1. 北米自動車生産:小型乗用車や CUV への需要シフトにより Big3 の生産が縮小
22
24
◇小型自動車生産は米国、 カナダで伸び悩む一方、 メキシコは日欧各社の能増で拡大
26
3. FTA 推進でグローバルな製品補完が進展
28
4. 環境・安全規制動向:燃費基準強化や衝突安全システム搭載義務化が進む
30
◇燃費規制:燃費基準強化で燃費低減に向けた開発負担が増加
31
34
安全規制:ESC、 カーテンエアバッグの搭載義務付けが決定、 中国製品の
安全性向上も目指す
36
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第2章

北米自動車市場動向
39
 
1.
北米自動車市場:米国経済の減速で2008年需要は1,900万台水準へ
低下する見通し
40
2.
米国小型自動車市場:日・韓メーカー拡販で米国 Big3 のシェアは
過半数割れ間近
42
◇乗用車市場:GM、 Ford が主力モデルの更新でシェア回復を狙う
44
小型トラック市場:GM、 Ford が CUV に注力する一方 Chrysler は SUV、
ミニバンで拡販目指す
44
46
・エントリーカー:ガソリン高、 新規参入で需要増が続く
50
・コンパクトカー:240 万台前後の市場規模を維持、 トヨタやホンダが販売好調
50
・ミドルカー:GM が新 Malibu 投入で Camry や Accord に対抗
52
ラージカー:2005 年に 100 万台を回復したが 2006 年以降ガソリン高の影響で
需要減が続く
53
・ラグジャリーカー:BMW、 Lexus の販売増に対し、 Cadillac、 Lincoln が苦戦
54
・スポーツカー:GM、 Chrysler が復刻モデル投入でシェア拡大を目指す
55
・バン:GM、 Ford の撤退や CUV への需要シフトでミニバン市場が縮小
57
・CUV:ミドル/ラージカーや SUV からの需要シフトと相次ぐ新規投入で市場拡大が続く
57
・SUV:ガソリン高により中型サイズを中心に需要が縮小
59
・ピックアップトラック:新型 Tundra の拡販でトヨタがシェア拡大
61
◇ディーラー動向:新車需要の低迷で厳しい経営環境が続く
62
◇米中古車市場:自動車メーカー各社がロイヤルティ向上を目指し認定中古車販売を強化
66
68
4. メキシコ小型自動車市場:中古車輸入解禁の影響で 2007 年は新車市場が縮小
72
5.
北米中・大型商用車市場:排ガス規制特需の反動で 2007 年以降
米・加の需要が大幅減
76
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第3章

GMの経営動向
81
 
GM:米国のレガシーコスト削減に目処をつけ、 米国販売回復に向けた
製品競争力向上を本格化
82
◇米サプライム問題の影響で業績回復が遅れる見通し
86
需要減により中・大型乗用車や SUV の減産続くが米国完成車工場の追加閉鎖は
行わない方針
89
97

 

99
◇低公害技術 「E-Flex」 を次世代パワートレインと位置付け開発を推進
106
製品残余価値向上に向け米国でレンタルフリート販売や値引きを抑制、
パワートレイン保証を強化
108
◇アジアや南米の新興国で販売好調が続く北米外事業
114
車両生産で日系メーカーとの提携維持、 HEV 開発では提携拡大で
スケールメリット享受
122
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第4章

Fordの経営動向
125
 
Ford:新CEOの下リストラを加速するも、米国の販売不振は深刻化
126
◇自動車業界外から CEO を迎え企業体質の刷新を図る
128
◇2006 年は過去最悪の赤字だが、 2007 年はリストラ効果で赤字縮小
130
◇Way Forward Plan に基づく生産能力削減と FMS 導入で高効率生産を目指す
134
◇2005 年導入のサプライヤー政策は停滞、 旧 Visteon 拠点整理も動きが鈍化
141
143
◇先進技術開発力が低下する中、 既存技術の活用で低燃費実現を目指す
147
149
売却に向け業績が注目される PAG ブランド、 Jaguar は不振が続き、
Land Rover は新車効果で好調
154
◇北米事業の不振をカバーする海外事業、 新興国展開の遅れも徐々に回復方向へ
158
◇自動車メーカー他社との提携は低燃費、 環境技術開発が中心
164
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第5章

Chryslerの経営動向
167
 
Chrysler:Daimler からの独立後、 社外からの有力人材を起用し経営を立て直し
168
172
◇北米生産能力削減を推進するが、 製品強化に向けパワートレイン工場への投資は拡大
174
◇コスト削減・製品競争力強化に向け、 サプライヤーとの協力深化が課題
179
◇自社内競合回避へ製品ラインを統廃合するが、 乗用車製品は拡充が必要
182
◇市場ニーズに対応し、 2007 年より低燃費パワートレイン開発・商品化を本格始動
186
◇Jim Press 新社長の下、 ディーラーとの関係改善と店舗網再編を推進
188
193
Chery との提携で小型車開発を補完するが、 中長期的製品強化には
新たな提携が不可欠
195
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第6章

日本自動車メーカーの北米事業動向
197
 
1.
日本メーカー:販売700万台、生産600万台規模へと拡大する中、
収益とのバランス維持が課題に
198
◇乗用車販売増の加速で、 米国小型自動車市場シェアは 2007 年 37%超へ
199
200
2010 年北米生産能力は 600 万台超へ、 生産増強一段落後は
コスト競争力向上が焦点に
202
2.
トヨタ:拡販ペースが鈍化する中、 収益力の強化へ品質向上と現地化の
深化を推進
204
◇2007 年に Ford を抜き米国販売第 2 位メーカーに浮上するが、 拡販ペースは鈍化
206
◇新 Tundra で小型トラック拡販するが、 大型 SUV ではさらなる燃費改善が不可欠
207
◇TMMMS 稼働で 2010 年 217 万台の能力を整備後は、 効率向上とコスト削減が焦点に
211
214
◇2010 年北米販売 200 万台達成に向け、 販売効率向上とサービス迅速化を推進
216
◇高収益維持に向け課題となる北米 CUV の見直しと Acura ブランドの乗用車強化
218
2008 年秋にインディアナ新工場を稼働、 北米 200 万台販売に向けて
162万台の能力を整備
220
4.
日産:「バリューアップ」 に基づく Infiniti 強化と LCC 調達拡大で
北米事業の収益力向上を推進
223
◇モデルミックスの小型シフト進むが、Infinitiの販売網・製品強化で収益力向上を目指す
225
◇製品ミックス変化により課題となる米・墨工場の稼働率平準化
229
5.
マツダ:北米戦略CUVの好調で販売40万台超を回復、アドバンストメント
プランでブランド力強化を継続
231
6. 富士重:2010 年米国販売 23 万台超へ現地生産モデルの競争力向上が課題
235
7.
三菱自:Outlander・Lancer 更新を機に 2007 年度から
ブランド力向上に注力
238
8.
スズキ:世界戦略車投入を機にブランド力高め、 2009年度に北米販売
18 万台を目指す
242
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第7章

欧州・韓国自動車メーカーの北米事業動向
247
 
1. VW Gr.:2007 年以降製品拡充進め、 2018 年米国販売 100 万台を目指す
248
2.
Mercedes-Benz:米国年販 40 万台に向け、 小型・低燃費製品展開と
販売網の強化を推進
253
258
4.
Porsche:2006年度北米事業は減収減益、2009年以降製品ライン
拡充・HV車追加で拡販目指す
262
5. 現代自 Gr.:現地生産推進と製品高付加価値化で北米事業の収益強化を目指す
264
◇現代自はブランドイメージ強化を重視、起亜は知名度向上を目指した販売政策を展開
265
268
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第8章

中・大型商用車メーカーの北米事業動向
271
 
1.
中・大型商用車メーカー:特需収束後の収益安定化に向けメキシコ事業と
クラス4〜5 製品の強化を推進
272
2.
Daimler Gr.:米・加の大型トラック需要減に対応し、中型トラック製品
拡充と生産体制再編を推進
274
3.
Navistar International:新事業開拓により中・大型車依存を低減し
2009年度売上高150億ドルを目指す
277
280
5.
Volvo Gr.:他社に先駆け 2010 年排ガス規制に対応し、 米・加で
販売回復を目指す
283
286
7.
日野:販売網拡充と現地供給体制強化を推進し、 北米で2015年度
5 万台販売を目指す
288
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付録

北米自動車産業統計資料(生産・販売・輸出)
291
 
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総論: 米国 Big3 再生へ問われる中核車種技術の強化と
グループ内外提携による開発補完
………  2
第1章 北米自動車産業動向 ……… 21
第2章 北米自動車市場動向 ……… 39
第3章 GM の経営動向 ……… 81
第4章 Ford の経営動向 ……… 125
第5章 Chrysler の経営動向 ……… 167
第6章 日本自動車メーカーの北米事業動向 ……… 197
第7章 欧州・韓国自動車メーカーの北米事業動向 ……… 247
第8章 中・大型商用車メーカーの北米事業動向 ……… 271
付録 北米自動車産業統計資料 (生産・販売・輸出) ……… 291
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