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21世紀の環境・安全・通信技術
21世紀の環境・安全・通信技術
発 行

■ 2001年1月11日

体 裁

■ A4判、364頁

価 格

■ 130,000円+消費税
※国内送料込

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約1MB

次世代車技術が促す自動車業界の再編と提携

  • 世界主要自動車メーカーの動向
  • 次世代車の行方を探る!

  • コア技術握るサプライヤーの動向
  • 部品業界のM&Aと提携の背景

  • 先進技術の開発・実用化動向
  • 技術で変わる競争関係!

  • キーテクノロジー別に見るグローバル競争
  • 業界再編の引き金に!

  • 世界3極の規制・枠組み動向を比較
  • 市場の地域特性を探る!

この数年間で提示された様々な次世代車技術が、21世紀を前に次々と市場に送り出されています。環境技術では、直噴エンジン、ハイブリッド車、LEV車、安全先進技術ではカーテン式頭部保護バッグが商業化され、通信技術分野では、カーナビ開発で蓄積した技術をベースに、車の情報化が急速に進んでいます。さらに、次世代車技術では、2年から4年内に各社が市場投入を計画している燃料電池車など、開発に凌ぎを削っています。

近年の傾向は、先進技術開発の先陣争いが熾烈化し、しかも競争がグローバル化しています。このため、先進技術開発の方向やその普及動向を左右する、各国政府の規制動向把握は必須です。また、環境・安全、車の情報通信技術は相互に複雑に絡み合いながら、新しい技術や商品の開発を可能にしています。それ故今後もこれらへの対応如何で事業拡大の可能性が大きく変わってきます。

「21世紀の環境・安全・通信技術」では、環境・安全や車に関わる通信情報技術について世界各地域の規制・枠組みの動向を収録するとともに、次世代車開発の方向を展望し、世界開発競争の焦点を報告します。本調査報告書が環境対策業務に携わる関係各位の業務にお役立ていただけるものと確信いたします。

当案内をご高覧の上、関係部署とともにご相談いただき本書をご採用賜りますようお願い申し上げます。



【掲載目次】
▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界自動車産業が競う環境・安全・ITS の焦点技術
1
 
◇次世代技術をめぐる自動車メーカーと部品サプライヤーの競争と協力
2
◇グローバル基準統一に向け自動車産業が結束
4
◇日欧で実現した超低燃費 3カー
8
◇日本から欧州へ拡大するガソリンエンジンの可変バルブタイミング機構と直噴技術
10
◇欧州での搭載拡大で、 メーカー間の提携が進展したディーゼルエンジン開発
12
◇6 速化と CVT・AMT 採用が進展する変速機、 メーカー間の受給関係が拡大
14
軽量化に向け、 アルミ、 プラスチックの使用が拡大、 鉄鋼メーカーが工法・
構造改善で対抗
16
◇各種代替燃料車の開発・普及動向
18
 ・多くの課題が残る代替燃料車の普及
18
 ・日本から欧米へ普及するハイブリッド車
20
 ・走行実験が始まった燃料電池車
22
◇米国では先進エアバッグ、 欧州ではサイドエアバッグの開発進む
24
◇ESP からバイワイヤーへ進むブレーキ開発投入計画
26
◇2010 年 470 億ドルが予想される車載情報通信端末市場
28
◇自動車各社が事業拡大を目指すテレマティクスサービス
32
◇日米で進む ASV / 自動運転プロジェクト、 ACC を中心に開発推進
34
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第2章

環境規制強化と世界自動車産業
37
 
自動車業界の提携と競争を促す世界 3 極の環境政策
38
米国2004 年 LEV(II)導入、 PNGV で燃料電池車開発
40
◇加州 LEV 規制、 2004 年の改正で NOX 基準強化、 ZEV 規制は一部緩和
41
◇2000 年 2 月、 連邦排ガス規制 Tier (II)を決定、 加州 LEV 規制との格差は縮小
46
◇CAFE 基準値は 2002 モデル年まで据置、 CO2 排出量増加は進行
50
◇プロトタイプを発表した PNGV プロジェクト、 実用化の焦点は燃料電池車
52
欧州CO2 削減策の具体化、 ステップ4に進む排ガス規制
54
◇2008 年 CO2 削減目標決定、 EU 各国で燃費基準税制導入が進展
56
◇2000 年 1 月から Euro (III)導入、 燃料中硫黄成分基準も強化
58
◇独、 仏、 英でも進展する自動車税制のグリーン化
61
◇環境政策で乗用車ディーゼル市場シェア 30%へ
64
◇CO2 削減に向けて小型乗用車開発競争
66
日本低燃費・低公害技術で先行、 環境政策の具体化が課題
68
◇CO2 削減に向け、 新燃費基準設定
69
◇2000 年、 ガソリン車の排ガス規制強化実施、 ディーゼル車規制強化も加速
71
◇2000 年 4 月に低排ガス車認定制度開始
75
◇ラインナップが拡充する直噴エンジン
76
◇トヨタ、 三菱の参入で搭載が拡大する CVT
77
◇2010 年 100 万台普及に課題を残す天然ガス車
78
◇ハイブリッド車保有は 2 万台に、EV はコミューターカーとしての開発が進展
79
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第3章

安全基準強化と世界自動車産業
83
 
世界3極で異なる安全基準、 調和に向け世界共通ダミー開発
84
米国世界一の安全性を追求、 次世代技術基準を決定
86
◇先進エアバッグを 2004MY から義務付け
87
◇側面衝突基準に向け自動車業界が協力体制
89
◇猶予付きで ISO 方式のチャイルドシート導入始まる
90
◇ロールオーバーテスト評価を 2001 モデル年から導入
91
◇2001 モデル年から導入可能とされる先進安全技術
92
◇先進安全技術を順次搭載、 サイドエアバッグ搭載が拡大する見通し
93
欧州衝突安全技術搭載が拡大、 歩行者安全規制導入も検討
98
◇様々な安全政策を推進する EU
99
◇EuroNCAP による衝突安全性評価が市場に影響
105
 ・新開発ダミーと安全性評価方法の開発
105
 ・各国でのダミー研究開発プロジェクト
107
◇サイドエアバッグ搭載が進む欧州市場
109
日本アセスメント強化で安全性向上、 ASV 研究で次世代車に期待
112
◇基準強化とアセスメント導入
113
◇取組み格差見られる衝突安全研究、 ASV(II)は 2000 年各社発表
114
◇高級車から先進安全技術搭載進む
118
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第4章

ITS と自動車通信技術開発
123
 
世界 3 極の ITS に向けた取り組みインフラ整備と標準化への動きが進展
124
米国国家プロジェクトでインフラ整備を推進
126
◇インフラ整備、 実用化に焦点を置く第 2 次 5 カ年計画
128
◇IVI プロジェクトとテレマティクスサービスの状況
130
欧州テレマティクスの標準化を重視する EU 政策
132
◇ERTICO の ITS への取り組み
133
◇欧州における自動車情報通信サービスの動向
134
日本ASV、 ETC の実用化が進展
138
◇AHS と ASV の共同実験「スマートクルーズ 21」で自動運転実用化に弾み
140
◇15 年間で 60 兆円が見込まれる日本の ITS 市場
142
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第5章

リサイクル規制と自動車産業
145
 
目標 95%に向け動き出した自動車リサイクル
146
◇米国は部品の中古・リビルト市場が活況
147
欧州EU 指令が 2002 年始動、 2006 年から 85%リサイクル義務
148
◇二段階目標で最終的に 95%リサイクルへ
149
◇各国のリサイクルシステムモデルと費用問題
152
◇自動車各社による回収・解体体制構築
157
◇技術的課題となるプラスチックのリサイクル
157
日本リサイクル立法化準備、 自動車メーカー主体でシステム構築へ
160
◇リサイクル・イニシアティブから自動車リサイクル法へ、立法化の動き
162
◇業界横断組織のリサイクル促進センターを設立
164
◇リユース・リビルト部品の市場整備に向けた取り組み
167
◇メーカーレベルでは樹脂製品のリサイクルが進展
168
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第6章

世界自動車メーカーの製品技術開発動向
171

GM

相互供給、 多角的提携関係締結で技術導入
172

Ford

安全技術と情報化に比重、 環境対策は戦略的提携で
180

DaimlerChrysler

最優先課題とする燃料電池車開発
188

BMW

水素車の量産を計画、 安全・情報技術で先行狙う
196

VW

低燃費技術追求で3リットルカーを実現
204

Renault

総合的技術開発力強化でドイツメーカーに追随
212

PSA

ディーゼル車技術、 情報サービス事業で競争力強化
218

Volvo (旧)

安全技術リーダーの位置保持強化を図る
224

Fiat

Eco Basic で環境・3リットルカー開発を計画
228

現代

提携で環境技術獲得、 燃料電池車開発で加州プロジェクトに参加
234

トヨタ

ハイブリッドPriusで低公害低燃費技術を実証、日本でITS推進を牽引
236

日産

Renault との相互供給で、 総合的対応力強化
244

本田

SULEV エンジンで低公害技術を先導、 安全でも先進技術へ投資
252

三菱自

低燃費技術 GDI を核に提携拡大
260

マツダ

Ford グループとして Ballard 連合に参加、 安全・情報分野も強化
266

ダイハツ

安全技術採用拡大、 ASV(II)にも参画
270

スズキ

低燃費・低公害技術で GM グループ企業の一員として成長図る
274

富士重工

GM グループ入りで環境先進技術導入に道筋
276

日産ディーゼル

CNG 車開発・販売を推進
278

日野

コモンレール DE、 代替燃料車開発で低公害化図る
280

いすゞ

環境技術でディーゼルエンジンが世界戦略に
282
▲6章へ ▲PAGE TOP

第7章

世界主要部品メーカーの製品技術開発動向
285

Delphi Automotive Systems

バイワイヤー技術で世界リーダー狙う
286

TRW

Lucas Varity買収でシャシーシステムとACCに参入
293

Visteon

エンタテイメントの先進技術開発に重点政策
298

Bosch

環境・安全・ITS ともに技術リーダーの地位保持図る
300

Siemens Automotive

エレクトロニクス技術によるシステム開発で競争の一角に
304

Autoliv

衝突安全装置技術で先導、 世界展開図る
310

デンソー

環境技術と ITS 事業で成長戦略
314

日立グループ

グループ提携でシステム開発力強化しITS事業を拡大
318

アイシングループ

独立変速機メーカーの地位強化、カーナビも戦略事業に
324
世界部品メーカーの製品分野別開発動向
326
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第1章 世界自動車産業が競う環境・安全・ITS の焦点技術    
第2章 環境規制強化と自動車産業    
第3章 安全基準強化と自動車産業    
第4章 ITS と自動車通信技術開発    
第5章 リサイクル規制と自動車産業    
第6章 世界自動車メーカーの製品技術開発動向    
第7章 世界主要部品メーカーの製品技術開発動向    
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