HOME > 世界乗用車メーカー年鑑 2020

調査報告書:年刊

世界乗用車メーカー年鑑 2020
世界乗用車メーカー年鑑 2020
発 行

■2019年12月25日

体 裁

■ A4判、348頁

価 格

■ 150,000円+消費税
※国内送料込

ご案内用チラシPDF
PDF

印刷できます
約635KB

トヨタ・VWのEV量販モデルが出揃う2020年

  • 各社の電動車戦略を製品計画・販売戦略・生産体制・調達の視点で多角的に分析
  • 各完成車メーカーのバッテリー、駆動ユニットのサプライチェーンを報告
  • 各社のCASE戦略を分野ごとに比較し成長に向けた方向性を解説
  • 主要メーカー39社の戦略・組織・業績・製品・生産・開発・調達・提携等の最新動向をレポート

CASEは自動車業界の中で将来の成長方向性を指し示すキーワードとして、サービスとしてのモビリティを志向するMaaSと合わせて、広く認識されるようになってきました。CASEの中でもElectric(電動化)は、2019年後半からVWやDaimler、トヨタ、ホンダなどが量販を目指したBEVの投入を開始するなど、2020年はBEVの本格普及の元年となる様相を呈しています。ただ電動化を始めとしたCASEへの対応は、高い水準の研究開発投資や生産設備向けの投資を各乗用車メーカーに求めます。また世界最大市場である中国自動車市場の減速を始めとした世界的な自動車需要の冷え込みは、乗用車メーカーの収益性を圧迫する要因となっています。さらにMaaSは自動車を、保有するものから必要な時に利用するものへ転換を促すものであり、乗用車メーカーは、MaaSを提供するサービス事業者(プラットフォーマー)へ車両を提供するサプライヤーの立場に留まるのか、自らがプラットフォーマーとなり引き続きモビリティ業界をリードする立場を維持できるのかの岐路に立たされていると言っても過言ではありません。収益性が悪化する環境の中で、電動車を始めとしたCASEやMaaSの潮流にスピード感を持って対応するための戦略が乗用車メーカーに問われています。

当調査報告書「世界乗用車メーカー年鑑2020」は、先進国・新興国双方の大手乗用車メーカーを対象に、グローバルな視点での生産・販売戦略、調達戦略、製品戦略、提携戦略を始め、CASEに関連する戦略等について解説しております。特集ではBEVの本格普及へ第一歩を踏み出した電動車に関する主要乗用車メーカーの戦略を多面的に比較・分析しました。

当案内をご高覧頂き、、ベンチマーキングや事業戦略の策定のための基礎資料として、関係部署とも相談の上、ご採用賜りますようお願い申し上げます。

2019年後半より量販BEVが続々登場

※ 画像をクリックすると大きいサイズでご覧になれます。


ユーザー登録(ログイン)後、リンク箇所をクリックしていただくと、ページ見本(PDF)がご覧になれます。
▼1章へ ▲PAGE TOP

特集

世界乗用車メーカーの電動車戦略

◇製品計画

VW、Daimler、BMWはPHEVを重視、トヨタ、ホンダは競争力あるHEVに重きを置く

◇販売戦略

BEV単体ではなく、コネクティビティなどと合わせて先進技術の体現モデルとして訴求

◇生産体制

量販BEVの製品ラインアップ拡充に合わせて、VWが電動車専用生産ラインを立ち上げ

◇PF及び部品の共通化

BEV専用PF開発と内燃機関車等との共通PF活用の2極化

◇部品調達戦略

▲特集へ / ▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界乗用車メーカーの競争状況
 

◇経営戦略

電動車とモビリティ事業拡大に備え、収益性重視に舵を切るメーカーが拡大

◇組織・人事

環境変化へのスピードアップを目的にトヨタ、VW、Daimlerが組織改編

◇製品

米系2社はニーズ変化への対応と開発資金確保に向け北米での乗用車事業から撤退

◇生産

グローバルで生産体制の最適化が進められる

◇部品・調達

主要OEM各社で電動車専用プラットフォームが出揃う

◇研究・開発

主要各社が研究開発費を増額し、CASE関連の技術開発を推進

◇販売

2018年に広がったサブスクリプションは試験導入に留まる

◇海外事業

収益性重視で海外生産体制の適正化に舵を切る日産、Ford、ホンダ、現代自

◇提携

トヨタグループの拡大、VWとFordの包括業務提携、FCAとPSAの統合など、大型再編が続く

◇新興国系

中国発のCASEのイノベーションに期待高まる

◇コネクテッド

◇自動運転

市販車は高速道路と自動駐車など限定用途でのレベル3以上を目指す

◇シェアリング

将来のMaaS本格化に備えて、異業種も含めた協業で対応

◇電動化

NEV対応で中国系がBEVとPHEVで先行、日・欧系は2019年後半から量販BEVの投入が本格化
2.
世界自動車メーカーの生産・販売ランキング
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

北米乗用車メーカー
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

欧州乗用車メーカー

VW

ドイツ自動車最大手、ID.3投入を契機に電動化シフトを加速

Audi

VWグループの高級車メーカー、電動車、自動運転、デジタル化に注力

Daimler

プレミアムブランド世界トップ、CASE事業とカーボンニュートラル化に注力

BMW

ドイツのプレミアム自動車メーカー、電動車などの先進技術に集中投資

Porsche

VW Gr.の高級スポーツカーメーカー、電動車製品投入進める

Renault

仏大衆車メーカー、Ghosn退陣後経営陣刷新、2022年計画見直しへ

PSA

欧州販売2位グループ、Opelとのシナジーでさらなる収益改善目指す

FCA

伊と米に本拠を持つグローバルメーカー、2020年はEBIT率7.5%以上が目標

SEAT

VW傘下のスペインメーカー、販売好調のSUVを中心に成長を狙う

Skoda

VW傘下チェコメーカー、2020年より、VWのインド事業をけん引

Volvo Car

吉利Gr.のスウェーデンメーカー、安全と電動化、デザインを軸にブランドを強化

Jaguar Land Rover

英国高級車メーカー、ACESを軸に持続的な成長を志向

AvtoVAZ

Renault傘下のロシア乗用車最大手、Ladaブランドで展開
▲3章へ / ▼5章へ ▲PAGE TOP

第4章

日本乗用車メーカー

トヨタ

世界販売大手、「ホーム&アウェイ」と緩やかな企業連合でCASE対応を強化

日産

EVで先行する日本メーカー、e-POWERも合わせ電動化を促進

ホンダ

日本の二輪・四輪車大手メーカー、四輪事業の収益改善が喫緊の課題

スズキ

日本の小型車メーカー、トヨタと資本提携し関係強化

マツダ

日系中堅乗用車メーカー、プレミアム路線で売上成長を目指す

三菱自

SUVが主力の日本自動車メーカー、PHEV技術・ASEAN市場に強み

ダイハツ

軽・小型自動車メーカー、DNGA採用モデルの拡大で台数成長を目指す

スバル

トヨタとの提携を深める日本の乗用車メーカー、電動車開発も本格化
▲4章へ▲PAGE TOP

第5章

アジア乗用車メーカー

現代自

韓国トップメーカー、SUV・高級ブランド強化や中国テコ入れで高収益化へ

起亜

現代自傘下の韓国2位メーカー、インドで工場を稼働し市場参入

上汽集団

中国乗用車最大手、海外進出を加速

中国一汽

中国自動車大手、自主ブランド事業の立て直しに向け提携・再編を継続

東風汽車

中国大手国有自動車メーカー、シェアリング事業を強化

中国長安

2018年生産・販売共に3割減、2020年400万台の目標達成が困難

北汽集団

北京地盤の中国自動車大手、EV販売台数で6年連続中国トップ

広汽集団

2018年製販は210万台超、2019年は販売台数8%増を目指す

奇瑞汽車

中国中堅乗用車メーカー、マルチブランド戦略で巻き返し狙う

BYD

中国民族系メーカー、新エネルギー車の事業展開を加速

吉利汽車

中国民族系乗用車メーカー、2019年販売目標台数を10%下げる

長城汽車

SUV事業を主力とした中国メーカー、2019年世界販売107万台を目指す

Tata Motors

Mahindra & Mahindra

ユーティリティ車が主力のインド系メーカー、Fordとの合弁設立を発表

Proton

マレーシアの国民車メーカー、吉利との包括提携で経営再建、新車投入で好調