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中国を制す自動車メーカーが世界を制す
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発 行

■ 2009年11月30日

体 裁

■ A5判、320頁

価 格

■ 1,200円+消費税
※国内送料込

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世界一の自動車大国になった中国

  • 中国の自動車販売は本年1月~9月で累計966万台を記録しました。
  • これは日本(同340万台)の、実に3倍近い市場規模となります。
  • 中国が月間販売台数で、これまで長く世界一を記録してきた米国
    (同793万台)を超えたのが、本年1月。世界のマスコミも注目しました。
  • 本年1~9月の記録から、中国が米国を越えて、年間販売台数でも、
    世界一になることは確実な情勢となっています。
  • 中国は国内自動車生産(同970万台)でも、本年激減している日本
    (同520万台)を大きく追い越し、これまた世界一になること必至です。
  • 先進諸国で「百年に一度」と言われる不況が吹き荒れる中、世界中が
    中国の世界経済成長の牽引役を期待している理由です。
  • 人口13億人をかかえる中国自動車市場をいかに理解し、制することができるかどうか、日本の自動車産業ビジネスの将来がかかっています!
[監修者紹介]:周政毅 

中国自動車産業アナリスト。

台湾出身。

1997年名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了。

1998年フォーイン入社。

2003年より「FOURIN中国自動車調査月報」編集長。

現在、同社中国調査部部長。

 

世界自動車産業専門の調査会社である株式会社フォーインは、平成22年(2010年)に創業30周年を迎えます。

当社創業時の我が国自動車産業界の1980年代は、車作りのさまざまな試行錯誤を経て、いよいよ、高品質で低価格の本格的な自動車製品輸出が世界各国で拡大し、輸出が国内販売を上回った時代です。当時の米国デトロイトでは、仕事を奪われたビッグスリー労働者によって「日本車の叩き壊し」事件も発生しました。

その後、産業界はローカルコンテンツ規制や貿易摩擦の克服、各国への「現地化」などを経て、急速なる国際化の時代を経過してゆくことになります。当社は、こうした日本自動車産業の国際化の歩みとともに育てられ、成長してきた会社です。

そのうち当社の中国自動車産業調査の歴史は古く、遠く20年前にさかのぼります。2003年4月には重鎮5名を日本に招待して「中国自動車産業フォーラム」を開催しました。

こうした経緯を背景に、本年、世界一の自動車市場にまで成長した中国の近況を当社中国調査部アナリスト職員が分担して執筆しました。

当社の各種調査報告書は特殊な情報、資料を専門としているため、普段は、一般国民の目に触れない自動車業界内で直販のものばかりです。本書は、国民が広く、中国自動車事情に注目しているこの機会に、当社一般書籍担当「スクリーンプレイ事業部」を窓口として全国書店にて出版することにしました。

(フォーイン社長 鈴木 雅夫)


掲載目次
▼1章へ ▲PAGE TOP

はじめに

はじめに
3
 
▲はじめに / ▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

中国は「脅威論」から、世界経済の牽引役へ
 
◇世界の工場から市場へ、途上国から大国へ
14
◇ドル支配を見直す国際金融秩序と中国の役割
20
◇四兆元の内需拡大策と自動車振興策の効果
25
◇GDPの「黒」から「グリーン」への切り替えは可能か
27
▲1章へ / ▼3章へ ▲PAGE TOP

第2章

驚異的な中国自動車産業の成長力
 
◇世界一になった中国の二輪車産業
32
◇世界メーカーから熱い視線を集める中国高級車市場
40
◇世界一になった中国のトラック市場
46
◇世界一になった中国微型車産業
54
◇コラム 日系企業は白物家電市場で何を教訓とすべきか
60
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

中国の都市化とモータリゼーション
 
◇凄まじい都市化がもたらすモータリゼーションの波
64
◇壮絶なインフラ建設ブーム
69
◇行政方針でここまで違う都市別自動車需要形態
75
◇モビリティがもたらすライフスタイルの変化
80
◇クルマの社会的コスト
86
  交通事故
86
  公害問題
89
  エネルギー問題
93
▲3章へ / ▼5章へ ▲PAGE TOP

第4章

農村部・内陸部とモータリゼーション
 
◇中国国内における新たな振興市場として期待される農村地域
100
◇沿海部から中国全土へ需要シフト加速
105
◇内陸部市場への取り組み(1):吉利の内陸進出
112
◇内陸部市場への取り組み(2):華泰のオルドス進出
114
◇内陸部市場への取り組み(3):販売網の拡張
116
◇コラム 世界の工場を支える「農民工」の今後
118
▲4章へ / ▼6章へ ▲PAGE TOP

第5章

中国ユーザーの嗜好性
 
◇中国人が好きなクルマ:やや大きなセダン X  十万元前後
122
◇地域別でみるブランド別嗜好性: ワーゲンの独特な存在
126
◇中国人のメンツ観、新人類とクルマの好み
130
◇始まる中国研究開発施設、テストコース建設競争
132
▲5章へ / ▼7章へ ▲PAGE TOP

第6章

中国を制するメーカーが世界を制する
 
◇トヨタは中国現地生産に続いて、内陸対策でも出遅れ
136
◇フォルクスワーゲン、勝利の方程式
142
◇ゼネラルモーターズの乾坤一擲
147
◇ホンダの最大収益源に成長する中国事業
152
◇現代自動車のしたたかさ
157
◇奇瑞汽車のマルチブランド戦略
162
◇吉利の拡張戦略と製品開発
167
◇コラム 中国の「自主ブランド」乗用車の成り立ち
172
▲6章へ / ▼8章へ ▲PAGE TOP

第7章

次世代エコカーをめぐる開発競争
 
◇比亜迪の選択と集中
176
◇フォルクスワーゲンの TSI + DSG 戦略
181
◇ゼネラルモーターズもプラグインハイブリッドカーを投入
186
◇日系メーカーの中国エコカー戦略の迷走
190
◇路線バスでもエコカー仕様車が先行
195
◇コラム エコカーの開発を握るコア技術
200
▲7章へ / ▼付録へ ▲PAGE TOP

第8章

トップダウンの政府主導産業統合再編
 
◇市場メカニズムよりも行政指導を優先する政府の統合方針
204
◇これまでの中国自動車メーカー同士のM&A事例
208
◇今後の自動車メーカー同士によるM&A予想
216
◇コラム ビッグスリー崩壊までの世界再編動向
220
▲8章へ / ▼資料編へ ▲PAGE TOP

付録

中国自動車産業基礎資料
 
◇中国、車種別自動車生産台数(2004年~2009年1~6月)
226
◇中国、系列別/ブランド別乗用車生産台数(2004年~2009年1~6月)
226
◇中国、車種別自動車工場出荷台数(2004年~2009年1~6月)
227
◇中国、系列別/ブランド別乗用車工場出荷台数(2004年~2009年1~6)
227
◇中国、セグメント別国産乗用車登録台数(2004年~2009年1~6月)
230
◇中国、行政区国産乗用車登録台数トップブランド(2004年~20091~6)
230
◇中国、セグメント別輸入乗用車登録台数(2004年~2009年1~6月)
231
◇中国、行政区別乗用車登録台数トップブランド(2004年~2009年1~6)
231
◇中国、自動車製品輸入推移(2004年~2009年1~6月)
234
◇中国、自動車製品輸出推移(2004年~2009年1~6月)
238
▲付録へ ▲PAGE TOP

資料編

フォーイン調査報告書から
 
◇中国の概況(世界自動車マーケティング年鑑2009より)
244
◇中国の乗用車分類(中国自動車調査月報No.155より)
246
◇中国のエコカー開発(中国自動車調査月報No.161より)
248
◇中国の自動車技術提携(中国自動車調査月報No.162より)
254
◇中国の内陸部投資計画(中国自動車調査月報No.161より)
262
◇中国の海外開発拠点(中国自動車調査月報No.149より)
264
◇中国の部品企業海外進出(中国自動車調査月報No.160より)
266
◇中国の農村部振興策(中国自動車調査月報No.158より)
268
◇中国の上場企業決算(中国自動車調査月報No.160より)
270
◇中国の自動車関連法案(中国自動車調査月報No.159より)
297
◇中国のエネルギー戦略(中国自動車調査月報No.146より)
299
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第1章 中国は「脅威論」から、世界経済の牽引役へ    
第2章 驚異的な中国自動車産業の成長力    
第3章 中国の都市化とモータリゼーション    
第4章 農村部・内陸部とモータリゼーション    
第5章 中国ユーザーの嗜好性    
第6章 中国を制するメーカーが世界を制する    
第7章 次世代エコカーをめぐる開発競争    
第8章 トップダウンの政府主導産業統合再編    
付録 中国自動車産業基礎資料    
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