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調査報告書:年刊

世界自動車統計年刊 2024
発 行

■ 2024年09月13日

体 裁

■ A4判、407頁

価格

■ 198,000円(税込) ※国内送料込

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世界自動車統計年刊 2024

先行き不透明感増す世界EV市場と蓄積された潜在代替需要の向かう先

  • 世界90ヵ国・地域の自動車データを集計、国や地域、自動車メーカーベースで分析・比較!!
  • 世界各国の2023年自動車市場および産業動向、電動車(BEV中心)関連動向を解説!!
  • 2024~2035年の地域別の市場予測を掲載!!

2023年の世界自動車市場は前年比9.9%増の8,833万台に回復しました。物価高や金利の上昇などがマイナス要因となったものの、欧米先進国で製品供給不足が解消したことがプラス要因となり、2年ぶりに増加に転じました。対2019年比(9,209万台)では4.1%減と、コロナ禍前の水準まで回復しつつあります。

国別では、首位中国(前年比6.1%増の2,601万台)、2位米国(同12.4%増の1,596万台)、3位インド(同7.6%増の512万台)を含め、上位15ヵ国全てが前年実績を上回りました。特にロシア(同62.9%増の132万台)は、ウクライナとの戦争による欧米日韓系自動車メーカーの生産撤退で2022年に市場規模が大きく落ち込んだことからの反動増により、前年の19位から13位まで浮上。中国系の現地生産開始や中国からの輸入増が背景にあり、市場規模は数年で再び戦争前の170万台超へと回復すると見られます。

2024年は新興国での需要拡大もあり5年ぶりに9,000万台超へと回復する見込みです。ただし、高止まりするローン金利や景気の先行き不安、製品価格の上昇、米中対立によるサプライチェーンの再編などが懸念材料に浮上しており、ピークの2017年(9,621万台)水準を上回るまで市場が拡大するのは2027年以降となる可能性が高い状況となっています。

当調査報告書『世界自動車統計年刊2024』は、世界90ヵ国・地域を対象に、生産・販売を中心に自動車関連の統計を集計、2023年の世界の自動車産業を解説し、生産年齢人口と自動車保有率の見通しをベースとして2024年以降の市場を最新の情報を基に展望しています。

当案内書をご高覧のうえ、関係部署ともご相談いただき、ご採用賜りますようお願い申しあげます。


特集
特集
  
新車需要の回復遅れと中古車シフト、潜在新車需要の向かう先
  
中国系ブランド車の世界市場での販売が拡大、ロシアでの販売増で中・東欧での成長が際立つ
  
◇国・地域別中国系ブランド車の販売状況
  
◇国別中国系メーカーの販売状況
第1章
自動車産業・市場動向
  
世界自動車販売:9.9%増の8,833万台、新興国需要が拡大
  
世界市場見通し、2027年に過去最高実績を更新の可能性
  
◇新興国比率は2029年に6割超
  
◇2030年の世界市場は1億500万台規模へ拡大、中国やインドの伸びがけん引
  
世界自動車生産:部品不足解消などで4年ぶり9,000万台超
第2章
自動車グループ・メーカー別生産販売動向
  
世界グループ別販売:トヨタが3年連続1,000万台超の水準維持、中国系の伸び目立つ
  
世界グループ別生産:トヨタGr.は1,200万台弱に拡大、中国BYDが初のトップ10入り
  
世界生産能力計画:2028年までにアジアと北米で能力増強、背景にBEVや新興国市場対応
第3章
世界電動車市場の現状
  
世界プラグイン自動車市場、2023年は1,400万台弱に拡大
  
◇世界プラグイン自動車(BEV・PHEV・FCEV)販売台数は33.3%増の1,399.3万台に拡大
  
◇ブランド別プラグイン乗用車販売:中国系の伸び目立つ
  
◇世界の公共EV充電器:45%増の386.9万基、急速比率は36%に拡大
第4章
北米

北米総括

販売は13%増の1,925万台に回復、生産はコロナ禍前水準に近づく
米国
販売は12%増の1,596万台に回復、在庫不足解消など背景に
カナダ
製販ともに二桁増、電池含め電動車関連投資が増加傾向
メキシコ
販売は25%増でコロナ禍前上回る、中国ブランド比率1割弱に拡大
プエルトリコ
販売は4%増の12.9万台、EV充電インフラの整備が本格
第5章
南米

南米総括

販売は1.8%増の372万台、生産は0.3%増の304万台まで回復
ブラジル
販売は2年ぶりに増加、中国BYDが2024年に現地生産開始へ
アルゼンチン
製販は二桁増も経済混乱続く、政権交代で大幅な政策転換実施
コロンビア
販売はコロナ禍を下回る18.7万台と低迷、GMが生産撤退を決定
エクアドル
販売は1.3%減も高水準維持、中国とのFTA発効に向け準備進む
チリ
不安定な国内経済背景に26%減の33万台、トヨタが販売首位に浮上
ペルー
販売は3年連続で増加、中国系シェアが23%超まで拡大
ウルグアイ
販売は2013年以来の6万台超、中国系比率は1割上回る
ボリビア
販売は二桁増で5万台超まで回復、中国系比率が29%に拡大
パラグアイ
販売は二桁減も高水準維持、バス/タクシーのBEV化進める
第6章
西欧

西欧総括

製販とも1割前後の増加も、コロナ禍前の8割強の水準に留まる
ドイツ
製販とも増加基調維持も、補助金終了でBEV販売は減速傾向に
英国
BEV比率は16.5%で停滞、政府支援により各社が投資計画発表
イタリア
製販とも二桁増、政府支援で市場拡大もBEV比率は4.2%に留まる
フランス
販売は14.6%増の221万台、在庫不足解消など背景に
スペイン
販売は18%増の113万台、政府がバッテリー/BEV関連投資を支援
ベルギー
販売はカンパニーカー需要拡大で29%増、Audiが工場閉鎖を検討
オランダ
販売は46万台で4年ぶりの増加、BEV比率は初の3割超
オーストリア
販売は2年ぶり増加もコロナ禍前の3割減水準、景気低迷が背景に
スウェーデン
販売は2年ぶり増加も低水準、Volvo Carがディーゼル生産終了
ギリシャ
販売は二桁増でコロナ禍前上回る、LEZ導入など環境政策を重視
ポルトガル
販売は二桁増と好調、生産は減少も30万台超で過去3番目の水準
アイルランド
BEV販売が2万台超、購入補助金の減額で普及減速の可能性あり
デンマーク
販売は在庫不足解消で13%増、Teslaがブランド別首位に浮上
フィンランド
販売は2年ぶり回復も低水準に留まる、PEVシェアは初の5割超
ルクセンブルク
販売は二桁増の5.7万台、BEV購入支援策が市場回復を後押し
リヒテンシュタイン
販売は4年連続で2,000台下回る、電動車比率は初の5割超
スイス
販売は4年連続で30万台割れも回復傾向示す、電動車比率は拡大
ノルウェー
販売は2割減の16万台、BEV補助金縮小が影響
アイスランド
販売は8%増の2万台に回復、BEVが6割増で市場を牽引
第7章
中・東欧
中・東欧総括
市場は2年ぶりに400万台に回復、生産は14%増の650万台
ポーランド
生産は4年ぶりに60万台に回復、商用車生産が全体の5割超に
ハンガリー
販売は前年並み、乗用車生産は2016年以来の50万台超
チェコ
製販ともに二桁増、生産は2024年に過去最高更新の可能性
スロバキア
販売は13%増の10.2万台、生産は112万台で過去最高水準に
ルーマニア
廃車買替支援策で販売は二桁増、生産は2年連続で過去最高更新
スロベニア
販売は6%増も市場規模はコロナ禍前の7割水準、洪水など影響
ブルガリア
販売は28%増、乗用車はEU最大の伸び率でコロナ禍前上回る
キプロス
販売は23%増の1.7万台、コロナ禍前の水準に回復
ラトビア
販売は二桁増でコロナ禍前上回る、PEV比率は初の1割超
エストニア
販売は9.5%増の2.8万台に回復、BEV比率は6.3%に拡大
リトアニア
販売は7%増の4.2万台で4年ぶりに増加、喫緊の課題は道路改修
クロアチア
販売は28.6%増の5.7万台、EV購入向け補助金を2年ぶりに再開
セルビア
販売は6%増の3万台も、生産はStellantisの工場改修で95%減
ボスニア・ヘルツェゴビナ
販売は乗用車・商用車ともに二桁増、過去10年で最高を更新
北マケドニア
販売は7.9%増の5,307台、製造面ではEV関連投資に期待
モルドバ
販売は3年連続で二桁増、SUV人気が市場拡大を支える
ウクライナ
販売は6割増も2年連続で10万台割れ、戦争の影響で混乱続く
ベラルーシ
製販とも中国系の支援で産業育成図る、BEV生産準備も進める
ロシア
販売は6割増の132万台に回復、製販共に中国系の影響強まる
トルコ
販売は5割増で過去最高、2024年は利上げから鈍化見通し
第8章
アジア

アジア総括

インドや中国などの増加で4年ぶりに4,000万台水準へ回復
日本
半導体不足など新車の供給制約緩和、製販共に二桁増
中国
工場出荷台数は初の3,000万台超、輸出500万台超で世界首位に
台湾
販売は11%増の48万台と2005年に次ぐ高水準、生産は9%増
韓国
販売は3%増の174万台、生産は13%増で5年ぶり400万台超
タイ
市場は購買意欲減速で8.7%減の78万台、生産は2.6%減の184万台
インドネシア
自動車販売は4%減の101万台、生産は5%減の140万台に減少
マレーシア
製販とも二桁増、販売は80万台弱で過去最高を更新
フィリピン
販売は2割増の44万台、消費拡大により4年ぶりに40万台超
シンガポール
自動車販売は1割減の3.8万台、電動車比率は初の5割超に
ベトナム
販売は2割減の40万台、金利高や経済成長鈍化など影響
ラオス
販売は3年連続で増加、タクシー需要などでBEV比率は1割超
インド
好景気背景にSUVが拡販し、市場は初の500万台超え
パキスタン
販売は6割減で2003年以来の10万台割れ、首位スズキが不振
ウズベキスタン
生産は25%増の43万台で過去最高更新、BYDがBEV生産開始
カザフスタン
製販とも3割超の増加で過去最高水準、生産ブランドの多様化進む
第9章
大洋州

大洋州総括

自動車販売は9.6%増の137万台、コロナ禍前上回り過去最高に
オーストラリア
販売は13%増の122万台で過去最高、中国からの輸入が5割増
ニュージーランド
販売は1割減の15万台も高水準維持、電動車は二桁増
第10章
アフリカ

アフリカ総括

販売は3年ぶりの90万台割れ、生産は14.5%増の117万台
南アフリカ
販売は0.5%増の53万台に回復、生産と輸出は過去最高更新
エジプト
販売は2004年以来の10万台割れ、生産強化狙いOEM誘致へ
モロッコ
販売は前年並みの16.2万台、生産は2年連続で過去最高更新
アルジェリア
販売はピーク比9割減の低水準、政府政策に沿う形で現地生産準備進む
チュニジア
販売は0.6%増の5.6万台、自動車産業誘致図り輸出拡大目指す
モーリシャス
販売は16%増の1.4万台で過去最高更新、スズキが2年連続首位
第11章
中東

中東総括

販売は9%増の282万台も、過去最高の2010年代中盤には届かず
イラン
生産は12%増の119万台、EV製販では中国と提携強化
サウジアラビア
販売は8年ぶりに75万台超、同国初の完成車生産拠点が稼働開始
アラブ首長国連邦
販売は25%増もピークの6割水準、脱石油依存で水素生産に注目
クウェート
販売は3年連続増加しピークの9割水準も、政治混乱が懸念材料
イスラエル
販売は前年並みの28万台も、中国系シェアは16%に拡大
レバノン
自動車市場は5%減の2.3万台、大統領不在で政治経済の混迷続く
ヨルダン
販売は5%減の3.5万台、税制優遇など背景にBEV輸入は拡大
オマーン
販売は14%減の5.6万台、2024年に地場メーカーがBEV投入
カタール
販売は二桁減もコロナ禍前上回る、前年のW杯景気からの反動減
バーレーン
販売は2年ぶり増加も3万台規模に留まる、BYDが市場参入
巻末
主要国自動車工業会による車種別生産・販売分類区分
  
販売分類区分
  
生産分類区分
  
別表