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調査報告書:日本

マルチクライアント調査
空飛ぶクルマの国内開発最前線と普及戦略
発 行

■ 2021年10月29日

体 裁

■ A4判、115頁 簡易カラー

価格

■ 286,000円(税込) ※国内送料込

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冊子版+報告会:

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空飛ぶクルマの国内開発最前線と普及戦略

社会課題解決に向け官民挙げて空の移動革命を本格化

  • 空飛ぶクルマの開発本格化の背景、市場・普及見通しと各種コストを分析・展望!!
  • 社会課題の解決を図る各自治体の取り組みと官民連携の取り組み状況を整理!!
  • 搭載される最新技術と期待される自動車業界へのフィードバックを調査・分析!!
  • 自動車・非自動車業界の機体・運航・離着陸等に係る121社の動向を整理!!
  • 製造・開発、インフラ関連、官公庁などキーパーソンへの取材レポートを掲載!!
  • 特別付録として関連資料をExcel/PPT形式等でダウンロード可能!!
    表紙画像、中央の写真以外は経済産業省発表ニュースリリース(https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181220007/20181220007.html)掲載のイメージ画像を加工してFOURIN作成。

空飛ぶクルマで現在、主流となる垂直離着陸機(VTOL)は、1980年代にカナダのPaul Sandner Mollerが初めて開発に着手したといわれます。直近での「空飛ぶクルマ」は、必ずしも空陸両用車を意味しておらず、クルマのように気軽に移動できる可能性を持つエアモビリティ全般が空飛ぶクルマと呼ばれています。2010年代に開発が本格化し、2010年代後半から2020年代にかけて、空飛ぶクルマ(本書ではeVTOLとほぼ同義として使用)の事業化計画が具体化し、実用化への現実味が増しています。背景には自動車産業におけるCASEの急速な進展があり、空飛ぶクルマに必要な電池やモーターの性能、センサー技術や制御技術を含む自動化技術が向上したことで、空飛ぶクルマを実現するための技術的な要因が整いつつあります。また空飛ぶクルマに対する市場ニーズも、世界的に増加しています。世界規模で都市化による渋滞問題が深刻化し、日本では年間38.1億時間の渋滞による損失があり、経済損失は12兆円という国土交通省による試算もあります。更に日本では渋滞問題よりも過疎化や高齢化、ドライバー不足といった問題が深刻で、東日本大震災などを経験したことで自然災害への対応のニーズも高まっています。こうした環境面からのニーズと、これを解決するための技術力が整いつつあることで、空飛ぶクルマの実用化への取り組みは世界規模で本格化しています。加えて、2018年に米国Uberが空飛ぶクルマの具体的な市場見通しや料金見通しについて数値を示したことも、空飛ぶクルマの事業進展に寄与したと言えます。現在では世界各国の多くの機体メーカーが具体的な市場投入時期や機体価格などを公表するようになり、これにより機体向けに素材や部品を納入したいと考えるサプライヤーや、空飛ぶクルマを使用したビジネスを立ち上げたいと考える事業者が具体的な事業計画を立て易い環境になっています。その結果、空飛ぶクルマ向けに事業参入する企業は年々増加しています。

空飛ぶクルマの産業形成は社会課題の解決という観点だけでなく、自動車産業にも大きなメリットをもたらします。コストと性能のバランスが強く求められる自動車産業では採用が広がらなかった高機能の素材や部品が、空飛ぶクルマでは採用されるケースが多く見られ、そうした素材や部品がコスト競争力を伴った形で自動車産業に再注目され採用されることも期待されます。また電動化ニーズの高まりから自動車業界では脱エンジンの動きが見られる中で、ドローンや空飛ぶクルマでは当面の現実解としてエンジンを搭載する動きもあります。人を運ぶ空飛ぶクルマの普及に先駆け、人手不足への対応や過酷な環境での作業への需要から、今後産業用ドローンは爆発的に普及していく可能性があり、こうしたエアモビリティがエンジンの一大用途となることで、エンジン産業が再び活性化するといったことも期待されます。

本書「空飛ぶクルマの国内開発最前線と普及戦略」は、日本を中心に空飛ぶクルマの開発状況と市場見通し、事業性等について、世界との比較を交えながら調査・分析しております。機体関連の製造・開発に係る企業から、運航/サービスに関わる企業、離着陸などインフラに係る企業121社の動向をまとめるとともに、これを後押しする国や自治体の取り組みについて、キーパーソンへのインタビューを交えながらレポートいたします。

本レポートが空の移動革命に関わる方々や、エアモビリティ産業への参入を検討する方々の事業の一助となることを祈念いたします。


第1章
空飛ぶクルマの背景と事業性
社会課題解決だけでなく自動車産業にも大きなメリット
空飛ぶクルマのコスト:機体価格は現状で数千万円程度、将来は高級車並みとなる可能性も
空飛ぶクルマの市場規模:2040年には自動車産業の数分の1規模との予測も
MaaS議論の延長線上に空と陸の移動最適化が浮上
「空の移動革命に向けた官民協議会」が空飛ぶクルマの制度整備や社会受容性醸成に向けた取り組みを後押し
自治体の取り組み:「地方公共団体による空の移動革命に向けた構想発表会」で5都府県が発表、三重県と大阪府は具体的な事業化ビジョンを策定
ドローン利活用:全都道府県で実施または検討
第2章
空飛ぶクルマの必要機能とステークホルダー
「機体」、「運航/サービス」、「離着陸」が必要機能
空飛ぶクルマの定義:「電動」、「自動」、「垂直離着陸」が暫定的な定義として浸透
技術革新がもたらす影響:自動車業界も含め幅広い業界への技術のフィードバックが可能
海外の機体開発メーカー:欧米中が飛行実績で先行、回転翼/固定翼/道路走行可能など多様な機体タイプを開発
SkyDrive(ヒアリング):2人乗り機体を開発中、日本を拠点に開発・生産・事業化に取り組む
アスター(ヒアリング):「脱炭素」、「SDGs」の高まりを追い風に高効率アルミモーターの普及を目指す
エアロファシリティー(ヒアリング):新たな建築物には将来のVポート設置を想定した設計を盛り込むべきと提言
経済産業省産業機械課次世代空モビリティ政策室(ヒアリング):「ニーズとセットで空飛ぶクルマを社会実装していくことが重要」
福島県商工労働部次世代産業課(ヒアリング):空飛ぶクルマの開発に対し福島RTFを通じて支援、機体メーカーと県内企業のマッチングに取り組む
福島ロボットテストフィールド(ヒアリング):「陸海空ロボットのナショナルセンター化と面的な復興拠点化を目指す」
第3章
空飛ぶクルマ事業に参画する日本企業の取り組み動向
  
eVTOL Japan 株式会社
  
川崎重工業 株式会社
  
株式会社 SkyDrive
  
株式会社 SUBARU
  
テトラ・アビエーション 株式会社
  
トヨタ自動車 株式会社
  
株式会社 プロドローン
  
本田技研工業 株式会社
  
部品・素材・設備関連
  
三栄工業 株式会社
  
株式会社 ジーエス・ユアサコーポレーション
  
ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン 株式会社
  
株式会社 デンソー
  
東レ 株式会社
  
株式会社 豊田自動織機
  
トヨタ紡織 株式会社
  
日本精工 株式会社
  
日本電気 株式会社
  
株式会社 ベリサーブ
  
MathWorks Japan
  
ミズノ株式会社
  
運航/サービス関連
  
株式会社 AirX
  
エアモビリティ 株式会社
  
ANA ホールディングス 株式会社
  
住友商事 株式会社
  
大日本印刷 株式会社
  
テラドローン 株式会社
  
東京海上日動火災保険 株式会社
  
日本航空 株式会社
  
日本郵政キャピタル 株式会社
  
丸紅 株式会社
  
ヤマトホールディングス 株式会社
  
インフラ関連
  
株式会社 長大
素材・部品メーカー他:コスト観点で自動車に採用されなかった素材・製品が空飛ぶクルマ向けで採用拡大する期待強まる、量産よりも性能重視のためベンチャーにも勝機
  
【直近で空飛ぶクルマに関連した取り組みが見られた日本企業の概要と主な動向】
  
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