脱炭素社会の実現に向けたLCA規制と主要自動車各社の取り組み
世界で先進国を中心に2050年カーボンニュートラル化が規定路線となりつつあります。Paris協定の気候変動抑制目標にコミットとするEU各国が温室効果ガス(GHG)排出量2050年実質ゼロを方針化し、日本や、Paris協定に復帰した米国も、2050年脱炭素化を目指すことを表明しています。また、中国は2060年カーボンニュートラル化を目標としています。
自動車におけるカーボンニュートラル化の実現には、原材料の調達や加工、部品の製造と調達、車両の生産と使用、廃棄とリサイクルまで、物流も含めて、ライフサイクル全体におけるGHG削減が重要となります。世界的に強化が進む燃費規制への適合に向け、走行時セロエミッションのZEVに注目が集まりますが、製造段階や使用時に必要な電力の発電で発生するCO2を考慮した場合、BEVが必ずしも有利とはならないケースも想定されることからも、ライフサイクルアセスメント(LCA)による自動車のCO2評価の重要性が高まっています。
自動車LCAが注目される背景、欧州・日本・米国・中国における自動車のライフサイクルCO2削減に向けた政策の方向性及び自動車産業の戦略、主要自動車メーカー各社のカーボンニュートラル化計画への理解を深めるために、本報告書をご活用いただけますと幸いです。
自動車LCA政策(計画、規制、方向性)/燃費規制、電動車優遇制度/エネルギーミックス展望/バッテリー、原材料の3R推進のための法案、各種取り組み
自動車ライフサイクルCO2削減に向けた自動車産業戦略/LCA CO2規制に対する自動車産業のスタンス/主要自動車メーカー各社のカーボンニュートラル化方針比較
主要自動車各社のカーボンニュートラル化目標と計画/各社の生産や調達のカーボンニュートラル化/各社の電動車戦略・計画/EOL・リサイクル:バッテリー3R推進など循環型サイクル確立に向けた取り組み