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調査報告書:アジア

マルチクライアント調査
現代自動車グループの2035年戦略
発 行

■ 2025年12月26日

体 裁

■ A4判、77頁 簡易カラー

価格

■ 330,000円(税込) ※国内送料込

特別価格

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現代自動車グループの2035年戦略

2030年代製販1,000万台・世界2位の実現に向けた経営戦略の真相と実現性

韓国最大手の自動車メーカーである現代自動車グループ(HMG)は、2024年販売実績で723万台と、世界3位に上り詰めました。FOURINは2017年のHMG戦略報告書でHMGは世界3位入りを目指すと報告しましたが、その7年後に目標を実現しました。その後、発表されたHMG傘下の現代自(Hyundai)と起亜(Kia)のCEO

Investor Day 2025では、2030年の販売目標を両社が掲げており、その台数を合わせると974万台と1,000万台が視野に入ります。この数字が実現すれば、VWグループを抜き、トヨタに次ぐ世界第2位のメーカーになることを意味します。

しかし、世界第2位を目指すとしたHMGは、内外リスクと課題が山積しています。2017年時と比べて、製品や研究開発、事業分野等における主要領域で、イノベーションや変化が見受けられるものの、根本的な経営、人材・組織、戦略・企画、財務関連における課題は依然として残っています。なかでも、HMGが持つ人材・組織、戦略・企画部分については表面化していない問題が数多くあり、2030年代に1,000万台・世界第2位を視野に入れるメーカーとしてふさわしい体制なのかと首をかしげざるを得ません。この他にも、労組問題、韓国内外の政治環境等も、直説、間接を問わずグループの今後に多少の影響を及ぼす要因として取り上げることができます。

HMGは自動車業界で運が良い企業と言われています。大変な時期を巧みに乗り越え、危機を好転のチャンスと捉え、今までやってこられたという点では、もちろんすべてが運ではなく、その時代を読む力と決断力があったからこそ可能だったといっても過言ではありません。ただ、今後はその運以上に企業の実力で勝負する時を迎え、不確実な要素がたくさん存在する中で、グローバル企業に相応しい収益を生み出す成長戦略こそが鍵を握ります。その戦略実現には、技術・品質面でさらなるイノベーションが求められるとみられ、日本を含む世界中の自動車部品・材料メーカー、設備・機械・加工メーカーが新製品・技術提案、先進技術などを提供ながらHMGをサポートする機会もますます増えていくとみております。

本調査報告書では、HMGの次の10年を予測。経営・財務、組織体制、研究開発、サプライチェーン、提携といった主要分野を取り上げ、調査・分析しております。同時に、HMG関係者や自動車業界関係者へのヒアリング等を基にHMGの今後について考察しました。

本報告書がHMGと競合する日系自動車・部品メーカーのベンチマークや反面教師のヒント、そしてHMGとの取引拡大や新たな取引関係の構築を目指す業界関係者の方々においての予測・判断材料となりますことを願っております。自動車・部品メーカーを始めとする関連企業の皆様に当報告書をご活用いただければ幸いです。


総論
現代自動車グループの2035年展望
0-1.
2030年に974万台販売を目標に設定し世界2位を視野に、組織体制、人材活用、R&D等課題は山積
第1章
財務・業績
1-1.
収益性:営業利益率8~10%と高水準、持続的な収益確保に向け高コスト構造に対する改善が必要
1-2.
世界自動車生産・販売:2016年の800万台を達成して以来、700万台前後で均衡状態続く
第2章
経営・組織
2-1.
グループ事業体制:完成車+系列サプライヤーによる組織構造を形成、内製開発・調達軸の体制を維持しながら将来事業への対応も図る
2-2.
主要経営陣と経営方針:鄭義宣会長トップ・張在勲副会長による経営、社長クラスでのプロパ不在は中長期的経営戦略において懸念材料に
第3章
製品・技術戦略
3-1.
SDV戦略:SWとHWのR&Dトップの同時辞任を受けて開発を含む計画の見直しの可能性、当初2026年導入から後退が不可避
3-2.
電動化戦略:BEV軸の電動化戦略を修正、当初の全方位対応による現実路線と需要対応への姿勢を鮮明に
3-3.
ADAS/自動運転:HMG傘下42dot主導でADAS/自動運転開発を推進、AVP本部長の辞任に伴い、当初計画の全面的な見直しの可能性
3-4.
  
コネクテッド:独自開発のccOS軸のコネクテッドサービスを提供、次世代型コネクテッドサービスに向けてPleos Connectを2026年に導入
3-5.
その他・新事業:自動車事業の次の成長戦略として、AI、ロボティクス、AAMを積極的に育成する考え
第4章
研究開発
4-1.
R&D方向性:Game Changer戦略の実現に向けAI等の多様化を推進、Plug & Playやアーキテクチャー水準の開発概念の導入には遅れ
4-2.
研究開発組織・体制:従来の車両開発とソフトウェア分野で別体制、開発効率化や意思疎通におけるリスクが鮮明に
第5章
サプライチェーン・調達関連
5-1.
サプライチェーン・調達:現代Mobisを窓口とする調達網を維持、技術、コスト・パフォーマンス等の基準でMobis外しの調達方式も活発化
5-2.
  
提携:AI分野ではNVIDIAと協力、ADAS/自動運転ではMotionalやMomentaを活用、SDVへの移行に向けてコア分野における仲間づくりを強化
付録
ヒアリングキット (オプション)
  
・事業戦略、開発・調達体制について韓国自動車業界関係者よりヒアリング!!(~2025年10月)
※ヒアリングキットのみの販売は致しません。