バーチャルエンジニアリング、MBD/MBSE導入でめざすポスト・コロナ生き残り
モデルベース開発(MBD)、モデルベースシステムエンジニアリング(MBSE)、バーチャルエンジニアリングは、自動車本体・パワートレイン・車体骨格・シャシシステム・安全電子制御装置・高度通信システム・統合制御システム等の従来の自動車開発とともに、CASE/MaaS等の新世代電動車両や自動運転制御、高度相互通信の活用に不可欠な開発ツールです。
いずれも、実機を試作して評価・分析・設計改善する前に、コンピューターとデジタルデータを使ったシミュレーションによって徹底的に機構・振動・熱・電磁波解析を同時並行で行い、製品や部品をIT上で玉成する開発手法。実機試作後の設計変更を最小限に抑える開発ツールとして、欧米自動車産業、航空機産業が先行して導入して活用。日本自動車産業でも部分的な導入は始まっていますが、範囲は限定的であり、システム全体、車両全体への適用の遅れが、製品投入頻度やシステムの熟成度合いとして表面化しつつあります。
2020年春から世界に伝播し、今なお感染被害におびえる世界の自動車産業にとって、開発要員をかけずに、短期間かつ低コストで開発するこの手法は、ポスト・コロナ時代に問われる面着での打合せからコンピューター画面を通じた遠隔打合せにシフトすることを可能にする開発手法でもあることから、コロナ禍の下ながら日本を含む世界で採用の動きが加速しています。
本調査報告はモデルベース開発の世界的な導入動向の把握とともに、日本自動車産業が導入に当たって抱える課題を分析するとともに、ポスト・コロナ時代の生き残り策として早期導入が問われるモデルベース開発の導入効果を報告します。
ポスト・コロナ時代の競争力獲得に本書を是非ご活用ください。