圧倒的低コスト実現と市場創造努力
中国で今最も注目される電動車は、4人乗りにもかかわらずエントリー価格が2.88万元(約46万円)となる上汽GM 五菱の小型EV「宏光MINI EV」です。2020年7月発売後、販売は好調を維持、生産能力の不足もあって、直近の月間出荷台数は3万台前後で推移しています。また、2021年4月発売の「宏光MINI EVMacaron仕様車」の発売前予約台数は16日間で3.6万台に達しました。特徴的なのは、予約の86%が「85後」(1985年以降生まれ)で、そのうち、65%を女性が占めたことです。一方、安全性能が不十分との批判があり、宏光MINI EVの製品力は今後も注視する必要があります。
「宏光MINI EV」は、BEVの普及に対して懐疑的な日系OEMにとってBEVシフトへのきっかけとなるモデルであると同時に、ブランド戦略の一環として若者と女性の取り込みのヒントが潜んでいるとみています。
本報告は「宏光MINI EV」の主要部品調達先、コスト構成等を徹底的に調査したうえで、上汽GM 五菱のヒット商品を生み出す組織体制や製品戦略、生産戦略等を含めて分析いたします。日系OEMが今後のBEV製品企画、ブランド戦略の策定に最適情報を提供します。
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