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中国新エネルギー車産業の実態
中国新エネルギー車産業の実態
発 行

■ 2010年12月24日

体 裁

■ A4判、109頁

価 格

■ 60,000円+消費税

※国内送料込

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市場 + メーカー + 製品 編
将来市場のリーダーを目指す各社と格差始まる
EV製品等関連部品の技術力
  • 2020年に向けた中国自動車市場の電動化トレンドを分析し、市場規模を予測!
  • 政府が明確にしたEV、PHEV戦略に対応した製品開発の動向を徹底調査!
  • 次世代自動車における競争優位の獲得に向けた中国メーカーの開発戦略を分析!
  • 激しい価格競争段階に突入した電動二輪メーカーの事業、製品開発動向を解析!
  • 生産認可を獲得したHEV、PHEV、EVの電動化部品サプライヤーを一覧表示!
  • 電動化に関わる二次電池、モータ、制御システムのサプライヤーリストを整理!

中国政府が、開発支援、インセンティブ支給を通じて、新エネルギー車(EV、PHEV)技術の獲得戦略を明確にする中、中国自動車メーカーによる新エネルギー車開発競争が本格化しています。2010年4月の北京国際モーターショー、2010年11月に深圳市で開催された世界電気自動車大会(EVS25)で明らかになった様に、EV、PHEV展示モデルはHEVモデル数を大きく上回り、自動車メーカーはEV開発に積極的に取り組んでいます。

中国民族資本は、日系メーカーが大きく先行するストロングHEV技術に対抗することが困難であることから、EV、PHEV分野に集中した技術獲得を志向。トヨタと提携関係にある中国一汽は、トヨタとハイブリッドシステム部品供給を交渉する一方で、EV、PHEVに開発資源を集中するとの技術戦略を明確にしています。

しかし、高性能な駆動用二次バッテリーの開発、バッテリー充電インフラ整備の不足等、制約要素が大きいEV、PHEVが短期間で普及することは困難であるとみられるため、中国自動車メーカーは2015年から実効する第3段階燃費規制において、アイドリングストップ、ISG等マイクロHEV、マイルドHEV等、現実的な燃費改善部品の採用を奨励する状況にあります。一方、中国政府は航続距離、最高時速の規格を緩和してマイクロEV市場とそれを支える産業育成を目指す方針を明確にしており、今後の関連法案整備、実証研究の進行が、一般的なEV、PHEVの普及を前に注目されます。

当緊急特別調査報告は、2010年10月に発刊いたしました「制度・政策+インフラ+資源編」の続編であり、新エネ車を巡る中国メーカー事業戦略を理解する上での重要な産業調査報告書となると確信いたします。

当案内をご高覧の上、関係部署ともご相談頂き、採用をご検討賜りますようお願い申し上げます。

中国、動力タイプ別乗用車需要の長期見通し(2010~2030年)

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▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界電動化開発競争における中国技術路線の選別
1
 
1. 政府の新エネルギー車育成策、HEVよりもEVに偏重、問われる低速EV特別枠の導入
2
4
3.
新エネ車技術路線、HEVより、EV、PHEVの産業育成を重視、
マイクロEVの可能性も検証
10
4.
電動二輪車メーカー、技術規格の強化で問われる生き延び策、
軽量化とリチウム電池への切り替えが課題
16
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第2章

自動車メーカーの新エネ車開発競争
23
 
24
2.
中国一汽、トヨタからハイブリッドシステム調達を検討、
開発資源をPHEV、EVに集中
28
3.
東風汽車、5年間に30億元投入し、HEV10万台、EV5万台の製販規模を目指す、
新エネ車戦略が本格始動
32
4.
中国長安、2012年までの3年間で新エネ車分野に10億元を投入、
2020年に新エネ車比率を30%に引き上げ目指す
36
5.
BYD、PHEV・EVに絞り込むも、高コストで需要低迷が続き、
新エネルギー産業による事業リスクヘッジ
40
6.
奇瑞汽車、マイクロ/マイルドHEVからEV、PHEVへ技術路線を明確化し、
量産実現に向けた新たなビジネスモデルを探る
42
7.
吉利汽車、マイクロHEVの普及に注力する一方、PHEV、
EVの商品化は慎重な姿勢
44
8.
北汽集団、2011年に量産開始、2015年に新エネ車15万台と
基幹部品32万台分の生産規模確立を目指す
46
9.
その他乗用車メーカー、外資系合弁先からの技術導入、現地研究機関および
外資EVメーカーとの提携により開発力を強化
48
10.
ベンチャーメーカー、新エネ車プロジェクトをチャンスと捉え
完成車事業への参入を目指す
52
11.
新エネ商用車、大型バスを中心に開発、各社が電気バス、
各社が電気バス、ハイブリッドバスの量産化を進行中
54
12.
無認可EV、現状では黙認されるも、2011年以降は低速低価格EV枠から
排除される可能性あり
56
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第3章

電動二輪車メーカーの事業動向
59
 
1.
緑源電動車、二次電池分野へ進出、新型充電器の開発技術と
コスト面で製品の差別化を図る
60
2.
江蘇新日、2014年微型EV販売5万台を目指し、拠点整備や他社との提携を進め、
電気自動車の開発に取り組む
61
62
4.
上海立馬電動車製造、核磁気モーター技術を磨き、
南北方地域で製品の差別化を推進
63
5.
台州市王派車業、全国市場向けに統一した販売価格戦略を試行、
天津拠点は「風爵」ブランド製品を市場投入
64
6.
山東英克莱、リチウムイオン電池の採用した製品を新規投入、
中長期的には電気自動車事業にも注力
65
7.
浙江千禧工貿、基幹部品と新製品の開発を推進、
北方市場の開拓に向け天津工場を増設
66
8.
天津富士達集団、天津と無錫で200万台の生産能力を整備、
2010年は県や農村部地域で販売網整備に注力
67
9.
捷安特電動車、駆動・制御システムのコア競争力を持ち、
親会社は現地事業拡大に設備投資を強化
68
10.
捷奥比電動車、次世代のリチウムイオン電池自転車の製販に注力し、
2010年は10万台の販売規模を目指す
69
11.
速派奇車業、常州市と天津市で合計300万台の能力を整備、
2010年以降は農村部市場の開拓に注力
70
12.
澳柯瑪新能源電動車、電源管理など基幹部品の開発に注力、
3.4億元の売上高で集団事業での重要度が上昇
71
13.
上海霊之通電動車、天津市と無錫市で生産拠点2ヵ所を持ち、
2010年は宣伝活動と販売促進活動に注力
72
14.
南京大陸鴿高科技、2009年は279.3万元の赤字、
今後は、電池製品の開発や新製品の投入で巻き返しを狙う
73
15.
上海臥龍電動車業、モーターメーカーからスピンオフ、
本社を上海に移転してブランドイメージ向上に注力
74
16.
常州洪都電動車、農村市場向け製品を開発し「家電下郷」政策を
活用し拡販を目指す
75
17.
江蘇新世紀機車科技、二輪車メーカーとして電気二輪車へ参入、
ブランド力の強化と海外事業の拡大を推進
76
18.
江蘇銀洋科技、同質化競争の中、航続距離の延長で
製品差別化を図る
77
19.
天津市明佳車業、外資系スーパーへの委託販売で急成長を果たしたものの、
品質問題で先行きが不安
78
20.
蘇州小羚羊電動車、多種多様な製品を展開、
創元科技と資本関係解消後の成長が懸念
79
▲3章へ ▲PAGE TOP

第4章

サプライヤーの事業状況
81
 
82
中国、HEV・PHEV主要基幹部品調達メーカー一覧表
94
中国、EV主要基幹部品調達メーカー一覧表
104
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第1章 世界電動化開発競争における中国技術路線の選別 ……… 1
第2章 自動車メーカーの新エネ車開発競争 ……… 23
第3章 電動二輪車メーカーの事業動向 ……… 59
第4章 サプライヤーの事業状況 ……… 81
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