会社・グループ・団体等から、特命の内容・テーマ・目的による調査を委託され、当社がこれを受託、一定期間を経て報告書を作成、委託先に提出するという調査です。
毎月、各種調査月報に掲載しているレポートも当社の調査報告書の一種で、提出先は月報を購読されている不特定多数の読者を対象にしたものですが、受託調査による報告書は当社が委託先にのみ提出するものです。
当社の受託調査報告書は各種月報レポート同様に、社内図書館に長年蓄積してきた全世界自動車産業資料類や文献に対する複合的サーベイと内外業界関係者への最新ヒアリング、さらに40年の社歴に基づく熟練アナリスト職員の総合的知見をベースとした国際的分析を最大の特長としています。
委託される調査の内容はさまざまです。各社・グループ・団体等が解明したいと考える世界自動車産業に関わる、以下に例示する内容が具体例です。
各国の現状調査 | ある国・地域の制度政策から法規、インフラ、消費者、市場の近況など |
事業環境の調査 | 自動車、部品、設備、流通、材料、エネルギー関係の現況詳細など |
競合他社の調査 | 特定会社の経営近況から実情詳細、ズバリ「ここが知りたい」など |
特定部品の調査 | 特定部品の生産、調達、納入、販売、流通、アフターマーケット概況など |
その他 | 世界自動車産業にかかわる、その他の関連する内容・テーマ・目的 |
なお、当社の得意とする分野は、テーマを歴史的かつ総合的に分析する「マクロ調査」です。
各企業の部品別「生産コスト」や「納入個数」「同金額」など、企業秘密にも接近する「ミクロ調査」は、後述の当社「社是」に反する「守備範囲外」となります。これらの打診をいただいても初期段階でお断りする場合がありますことを、ご承知おきください。
受託調査の委託と受託の過程において、当社が委託先の「社内事情」の一端に触れるケースが時々、自然的に発生します。当社は見積もり段階からさかのぼって、受託調査業務によって知り得た委託先様のすべての情報について「守秘義務」条項を含む調査契約書を用意しておりますので、ご安心の上、お問い合わせください。
また、当社は受託調査業務の全過程において、委託先のご期待に応えるために、秘密漏洩防止と調査結果の品質保持のため、内外のいかなる第三者も使用せず、すべて社内職員において業務を完結することをお約束します。
当社は海外中心の自動車産業専門調査会社です。海外調査には40年近歴史があります。当社は全世界の各地域を毎年、定例訪問していますから、さまざまな重要取材を直ちに準備し、実行できる経験と体制を常に保持しています。
ご予算の了承があれば、語学力と経験のある当社職員を一定期間、海外に調査派遣することを通じて得られる、生々しい現地情報を交えて、報告書を作成することができることをご提案します。
受託調査の打診を検討されるに当たって、当社が創業以来、以下の「社是」を堅持しておりますことをご理解ください。
手順 | 詳細 |
1. 調査依頼の打診 | 営業部等に電話など、まず、お気軽にお問い合わせください。 |
2.(調査の依頼文書)※ | できればご依頼の内容を「文章」にてご提示いただきます。 |
3. 企画書案と見積書提出 | 調査内容を明示した「企画書案」と「見積書」を提出します。 |
4. 企画書と見積書確定 | 協議と調整の後、最終「企画書」と「見積書」を確定します。 |
5. 調査契約書の締結 | 最終「企画書」「見積書」を基に、調査契約書を締結します。 |
6. 着手金の支払い | 調査契約書に従って着手金を請求後、送金をしていただきます。 |
7. 受託調査開始 | 着手金到着後、ただちに、調査業務を開始します。 |
8.(海外調査取材)※ | 必要な場合、アポイントを含む、海外調査の準備と実行します。 |
9.(中間報告書提出)※ | 中間報告書を提出することがあり、最終報告の方向付けをします。 |
10. 最終報告書提出 | 契約書の期日を守って、最終報告書を提出します。 |
11. (最終報告書説明)※ | 必要な場合、最終報告書の説明会をさせていただきます。 |
12. 調査契約の完了 | ご了承をいただき、調査契約書が完了したことを確認します。 |
13. 調査費用残金支払い | 期日内に、調査費用残金の支払いをしていただきます。 |