世界月報 2026-03-10 発刊分
Tesla、2025年通期決算は初の減収、事業環境の悪化が原因で収益構造やビジネスモデルの転換進める
Teslaの2025年通期決算は、売上高が前年比2.9%減の948.3億ドル、営業利益が同38.5%減の43.6億ドルとなった。上場以来初の減収で、営業利益率は同2.7ポイント減の4.6%まで低下した。主力の自動車事業の売上高が同9.2%減の658.2億ドルに減少したことが響いた。世界での自動車販売台数は同8.6%減の163.6万台に減少。Elon Musk CEOの政治的な言動による消費者離れなどが響いた欧州(同26.9%減の23.9万台)での減少が影響した。米国では、ATP ( Average Transaction Price:平均取引価格)の低下、インセンティブ支出の増加などが減益要因となった模様である。一方で、Teslaは収益改善に向け、開発段階にあるロボタクシーと、AI技術を搭載したヒューマノイド(人型)ロボットが同社の将来を支える技術(製品)になるとみて、生産体制を含めた組織再編に着手している(2026年2月時点)。 ...続き...