世界月報 2026-10-10 発刊分
豪州、3万豪ドル未満の低価格帯で中国系のシェアは77%に拡大、BEV/PHEV市場の伸びなど背景に
豪州の新車市場ではコロナ禍以降、中国系ブランドがシェアを急速に高めている。2019年の1.7%から2023年に11.0%、2025年には16.9%へ伸長した。さらに2026年1~8月には27.6%となり、日系の市場シェア(前年同期比9.5ポイント減の36.4%)を奪う構図が鮮明になっている。販売台数(2026 年1~8月)では、中国系は同76.7%増の23.4万台と、2025年通年(20.9万台)を上回っており、日系に迫る勢いがある。中国系の市場シェア拡大の背景には、環境規制の強化や中東情勢の悪化がある。豪州では2025年7月から新車CO₂排出量規制NVESが本格適用され、メーカーや輸入業者には、販売する新車のCO₂排出量を一定の基準内に抑えることが求められるようになった。目標基準が年々厳しくなる中、日系の商品構成は依然としてICEとHEVが中心である一方、中国系はICEとHEVに加え、PHEV、BEVまで幅広く展開し、規制対応を図っている。 ...続き...
