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FOURINスペシャリストセミナーのご案内

世界の自動車メーカー・部品メーカー各社はカーボンニュートラル化や電動化に向けた取り組みをすすめる必要があります。フォーインはその課題解決に向けて、プラスチックや電池材料の専門家を講師とした「スペシャリストセミナー」を2回(第1回:2月8日、第2回:2月15日)開催する運びとなりました。

第1回 FOURINスペシャリストセミナー (2月8日開催)(終了しました)

車載プラスチック部品活用の新しいステージが始まっています。たとえば、中国のプレミアムEVでは、樹脂成形品でしか表現できない外装の意匠を訴求しています。この結果、外板面積の半分が樹脂パネルでした。軽量化が重要となる超小型EVのトヨタ自動車のC+podやシトロエンのAMIは外板がフル樹脂化されています。Japan Mobility Showのレクサス、日産、スバルなどのコンセプトカーでは、カーボン調のパネルを織り込んだ新しい印象のデザインでした。さらにダイハツからは3Dプリンタ製の樹脂パーツを着せ替えるという楽しい提案がありました。

一方で、カーボンニュートラル対応が重要なテーマとなっています。樹脂化による車体軽量化は燃費・電費の面で温室効果ガス排出削減に貢献します。EV用のデバイスのインバータやモータでも樹脂の活用が拡大しています。他方で、車載プラスチックそのもののカーボンニュートラル対応にも進化が見られます。サーキュラーエコノミーやリサイクル、植物由来樹脂の活用など事例とともに紹介します。欧州のELV管理規則によるリサイクル樹脂の使用義務付けも大きな課題です。

会場では、プラスチックを活用した以下の車載部品も展示いたします。

  • ADAS用 車載カメラ、ミリ波レーダ それぞれのX線CT画像
  • 学会賞を受賞したバイオ樹脂による新意匠コンソール
  • 外装パネル ドアプロテクター、サイドシルカバー など

また講演後には、講師とフォーイン・アナリストとのパネルディスカッション、さらには参加者の質疑応答を承ります。

日  時 2024年2月8日(木) 14:00~16:00
場  所 フォーイン2階多目的ホール(名古屋市千種区桜が丘292番地)
講  師 高原 忠良 氏(株式会社 Tech-T 代表取締役)
テ ー マ 「車載プラスチックの最新動向と業界展望」
W E B オンライン会議(Microsoft Teams)による開催
定  員 20人、リモート30人(定員になり次第締め切ります)
参加費用 49,500円(税込)、テキスト代込み
(注意事項)セミナー終了後のオンデマンド配信を実施する予定はございません。

 

高原 忠良 氏 経歴

(株)Tech-T 代表取締役/埼玉工業大学 客員教授

(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)

<主な経歴・研究内容・専門・活動>

新日本無線(現社名:日清紡マイクロデバイス);高融点金属・セラミックの研究。

トヨタ自動車;樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。

Samsung SDI;エンジニアリングプラスチック研究所(韓国本社)。

大手自動車メーカー研究所;次世代車要素技術開発。

2020年技術オフィスTech-T開業 次世代モビリティ・車載プラスチック関連の情報発信活動中

<WebSite>

https://www.tech-t.jp/


 

第2回 FOURINスペシャリストセミナー (2月15日開催)(終了しました)

「第2回FOURINスペシャリストセミナー」では、2021年まで東燃化学(株)や東レバッテリーセパレータフィルム(株)でリチウムイオン電池(LIB)用セパレータの開発に長年取り組み、現在は電池材料、その原料・製造設備に関するコンサルティング会社「温故・拓新バッテリーマテリアルズ(株)」を立ち上げ、日本や欧米を中心に電池材料のコンサルタントとして御活躍する山田一博氏に御講演いただきます。

LIBセパレータの技術的特性・種類及び製法や技術要求のトレンドを解説していただくとともに、全固体電池をはじめとする次世代電池がもたらすセパレータへの影響や取り組みといった将来展望、最近のトピックス(湿式セパレータに使用する抽出溶剤の使用制限や中国の技術動向、他)を踏まえ、車載用電池業界における技術課題と方向性について、お話しいただきます。

講演タイトル/構成(予定)

「固体電池の到来とセパレータの技術展望 -高エネルギー密度・高安全及び次世代電池に向けた取り組み- 」

  • 電池セパレータとは
  • 従来二次電池のセパレータ
  • Liイオン電池(LIB)セパレータの種類及び製法
  • LIBへの技術要求及びそのトレンド
  • LIBセパレータへの技術要求及びそのトレンド
  • 次世代電池に向けたセパレータの取り組み
  • 全固体電池のLIBセパレータ事業への影響
  • 最近の車載電池に関するトピックス

講演後には、講師とフォーイン・アナリストとのパネルディスカッション、さらには参加者との質疑応答や自由な意見交換の時間を設けます(メールによる事前質問も受け付けます)。

日  時 2024年2月15日(木) 14:00~16:00
場  所 フォーイン2階多目的ホール(名古屋市千種区桜が丘292番地)
講  師 山田 一博 氏(温故・拓新バッテリーマテリアルズ株式会社 代表取締役社長)
テ ー マ 「固体電池の到来とセパレータの技術展望」
-高エネルギー密度・高安全及び次世代電池に向けた取り組み-
W E B オンライン会議(Microsoft Teams)による開催
定  員 20人、リモート30人(定員になり次第締め切ります)
参加費用 49,500円(税込)、リモート参加も可、テキスト代込み
(注意事項)セミナー終了後のオンデマンド配信を実施する予定はございません。

 

山田 一博 氏 経歴
  • 1999年~東燃化学(株)でセパレータの研究・技術開発(東燃化学のセパレータは1991年に世界で初めて量産化したLIBに採用)、2008年~製品開発・技術サービス部長
  • 2010年東レ(株)との合弁の新会社(東レ東燃機能膜(合)、2012年東レ100%出資の新会社(東レバッテリーセパレータフィルム(株))に事業を承継。引き続き製品開発・技術サービス部長、また技監の称号を得、のち技術企画部長も兼務(2017年東レ(株)本体に統合)
  • 個人事業:2021年10月に退社し個人でコンサルティング業を開始(屋号: 温故・拓新バッテリーマテリアルズ)、本年法人設立(@栃木県那須塩原市)

 

※ 請求書は申込後、順次送付いたします。 本件で不明な点がございましたら、弊社営業部までご連絡ください。 今後ともよろしくお願い申しあげます。

 

FOURINスペシャリストセミナーについてのお問い合わせ先

株式会社フォーイン 営業部

〒464-0025 名古屋市千種区桜が丘292

Tel: 052-789-1101 Fax: 052-789-1147

Email: info@fourin.jp

Website: https://www.fourin.jp