2013年9月19日に開幕した第21回インドネシア国際モーターショーでは、日系の大手メーカーが同年9月頭に本格的に導入を開始したLCGC政策対応車をそれぞれ出展。燃料価格や金利の上昇などマイナス材料があっても高水準が続く自動車市場を反映して、閉幕間近の9月27日も多くの観客が詰めかけていた。
ショーではやはり、LCGCに対して多くの関心が集中。そばに付いている販売員の話に熱心に耳を傾ける顧客の姿が目立った。また伝統的に人気の高い小型MPVについても、最近投入されたGMのSpinやスズキのErtigaに人だかりができるなど根強い人気を窺うことが出来た。また2013年に入って参入したTataがグループで広い展示スペースを確保。乗用車と商用車で別々の展示ブースを設けるなど、インドネシア市場での拡販に向けた熱意が伝わってきた。自動車各社はLCGCのターゲットとして小さい子連れファミリーを想定しているが、実際の会場でも小さな子供を連れたファミリー層が目に付いた。会場には部品サプライヤーもブースを設置。補修部品ばかりでなく、ドレスアップパーツやオーディオなど必需品ではない趣味性の高い製品が大きめのスペースを取るなど、アフターマーケット需要の確保に向け注力する姿が印象に残った。
2013年9月27日現在