第12回インド自動車ショーAuto ExpoがGreater Noida(New Delhi中心部から車で約50分)のIndia Expo Martに場所を移し、2014年2月7日から開催されている(11日まで)。一般公開に先立つ5日にはメディア向けに各社が新車を発表。6日に開会式が行われた。景気悪化が続き2013年には四輪車市場が縮小する結果となったが、こうした中でも自動車各社はコンセプトカー、スタディモデル、量販車などを多数出展し、インド国内の消費者へのアピール合戦を繰り広げている。
今回のAuto ExpoではSUV/クロスオーバーの発表が比較的目立った。主な車種は、Maruti Suzuki SX4 S-Cross、Tata Nexon、トヨタEtios Cross、現代自新型Santa Fe、Fiat Advventura、VW Taigun、Chevrolet Adra Concept、Datsun redi-Go、ホンダXS-1 Concept、Renault KWID、双竜自Liv-1 Conceptで、世界初公開モデルも少なくない。
インド政府が推し進めている電動化政策をにらんだ製品が現地系から発表された。Mahindra & Mahindraは新開発のスポーツタイプ電気自動車(EV)、haloを公開したほか、e2oとVerito EV、急速充電器などを展示している。一方でTata MotorsはIris EVを展示した。
また、現地系メーカーが次世代コンセプトを複数発表しており、将来に向けた提案を活発に行っている。前回までのAuto Expoでは量販車の発表が中心だったのに対して、姿勢の変化がうかがわれる。スポーツEVのMahindra & Mahindra halo、シティーカーTata ConnectNext、Bajaj Ucarなどがこれに当たり、インドジャーナリストなどからも大きな関心を集めていた。
2014年2月8日現在
会場様子
Auto Expo 2014会場正門
Auto Expo 2014会場内
Maruti Suzuki
Celerio、AT仕様と価格競争力をアピール
CセグメントセダンCiaz(コンセプト)
コンパクトSUV SX4 S-Cross
Celerioを発表するMaruti Suzuki鮎川社長
Tata Motors
Zest、全長4m以下のコンパクトセダン
プレミアムハッチバックBolt
コンパクトSUV Nexon(デザインコンセプト)
電気自動車ConnectNext(コンセプト)
Mahindra & Mahindra
スポーツタイプの電自動車halo
双竜自LIV-1 Concept
ホンダ
Vision XS-1、クロスオーバーユーティリティ、世界初公開
Mobilio、アジア市場向けのMPV
トヨタ
Etios Cross、コンパクトSUV、2014年5月納車開始
新型Corolla Altis
日産/Datsun
Friend-Me(コンセプト)
新型Sunny、内外装などを変更
Datsun redi-Go、コンパクトSUV、コンセプト、世界初公開
Datsun Go、日産のChennai工場で生産される
現代自
新型Santa Fe(第3世代)
高級スポーツクーペHND-9(コンセプト)
GM(Chevrolet)
記者発表、Adraと新型Beat(全面改良)
コンパクトSUV Adra、コンセプト、世界初公開
Ford
コンパクトハッチバックFigo(コンセプト)
新型Fiesta、内外装などを改良した
Renault
KWID(コンセプト)、1.2Lダウンサイズエンジン搭載
電気自動車ZOE
Fiat
新型Linea、内外装を変更、旧型も並行販売する
アーバンカーAvventura(コンセプト)
VW
SUVコンセプトTaigun、インド市場への投入を検討中
Taigun、1.0Lターボ付きエンジン搭載
Skoda
新型Superb、2014年前半にインド市場で発売される
新型Yeti、2014年後半に発売される予定
Bajaj
UCARコンセプト、ガソリンエンジン搭載
超低価格車RE60
その他
Piaggio NT3コンセプト、3人乗り、230cc/350ccガソリンエンジン搭載
いすゞD-Max記者発表
Ashok Leyland Captain
Eicher Proシリーズ、VECV工場またはVolvo工場で生産される
Mahindra Truck and Bus記者発表
Scania大型トラック