第5回 KOAA(Korea Autoparts & Auto-Related Industries Show)
ショー会場外観
KOAA主催者によるオープニングセレモニーでのスピーチ
2008年11月20日から11月23日、ソウル国際展示場(Kintex)で第5回韓国自動車部品・関連産業ショー(KOAA=Korea Autoparts & Auto-Related Industries Show)が開催された。韓国知識経済部が主催したこの部品ショーには、世界17ヵ国から350社の部品メーカーが展示を行い、世界1,500社からバイヤーが参加して商談が行われるもので、会期中の参加者は3万人を見込んでいる。
出展する部品メーカーの多くは、従業員数300人未満の中小部品メーカーが中心で、韓国の1次部品メーカーや世界的な1次部品メーカーに部品を供給する2次・3次部品メーカーが多くを占めた。これら部品メーカーは高品質で比較的高い技術を背景に海外に販路を拡大している部品メーカーばかりであり、世界の先進国自動車メーカー及び1次部品メーカーは、韓国の2次・3次部品メーカーを自らの世界的なサプライチェーンに組み込んでコスト削減を強化している。
KOAAに出展した韓国自動車部品メーカーは、特に、アルミダイカスト部品、鍛造部品、精密機械加工部品、ゴム成形部品、プラスチック成形部品の分野で世界に販路を拡大しており、今後も、韓国自動車メーカーの世界生産の拡大や世界自動車メーカーのコスト削減要求に対応しながら事業規模の拡大を進めると見られる。
2008年11月25日現在
KOAAオープニングセレモニーでのテープカット式
Kintex会場では世界17ヵ国・約350社の部品メーカーが展示を行った
会場には世界から1,500社のバイヤーが参加
ショックアブソーバー大手Yongjin Techによる展示ブース
Yongjin Techはショックアブソーバーの内外OEM向け部品と補修部品を生産
精密機械加工技術を蓄積する韓国自動車部品メーカー
ランプガーニッシュなど補修部品分野では精巧な技術で世界に市場を開拓
シリンダーヘッドを始め、アルミ鋳造・機械加工部品に強みを持つ部品メーカー
各ブースでは、高度品質と技術を背景に積極的な商談が行われた
エアコンプレッサー部品など精密機械加工技術に優れる部品メーカー
ボールジョイント部品、世界の1次部品メーカー向けに高品質鍛造部品を供給
Range Rover Sportに採用されたテールパイプは韓国から英国にOEM供給される
防振ゴムはMercedes-Benz向けに1次部品メーカーを通じて供給される
※音声はありません
会場には日本の日本省力機械(株)が超音波トリム機を現地金型メーカーの協力を得て展示、多数の来館者の注目を集めていた