株式会社フォーイン 世界自動車産業専門調査会社

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2009年4月2日から4月12日までの11日間、韓国・京畿道KINTEXにおいてSeoul Motor Show 2009が開催される。FOURINはプレスデー（4月2日）に取材班を派遣、以下はその写真速報である。

今回のモーターショーは“Beautiful Technology, Wonderful Design”のコンセプトの下で行われ、韓国メーカー4社がワールドプレミアムモデルを計9台発表した。また、環境意識の高まりから“Eco”を前面に押し出した展示が目立ち、低燃費車、ハイブリッドカー、燃料電池車、電気自動車等様々なコンセプトモデルが提示され参加メディアの注目を集めた。さらに、現代MOBISや萬都、日本からはブリヂストンなど141を数えるサプライヤーがブースを展開した。一方で、厳しい事業環境から海外自動車メーカーの参加は8ブランドに留まり、BMW、Chrysler、日産（Infiniti）などは出展を見送った。

ショーの中心は国内最大メーカーであり、かつ同社初の量産ハイブリッドモデルの公開を発表していた現代自であった。2009年7月に投入が予定されるAvante LPi HybridはLPGガスを燃料とする点、また、リチウムイオンポリマーバッテリーを採用している点において特徴的であり、多くのメディアがシステムの説明に傾聴した。さらに、現代自はプラグインハイブリッドのコンセプトモデルHND-4（Blue−Will）を同時に発表、環境ブランドとしてのイメージ確立を目指す新たな成長戦略を示した。一方、起亜は環境車ブランド“Eco Dynamics”を冠したForte Hybrid（2009年9月投入予定）に加え、Forte KOUP、Soul´Ster、Noº3、VG conceptの4コンセプトモデルを発表。GM大宇は排気量が1.0Lに拡大されたMatizの後継モデルを中心に、GM VoltやFuel Cell Equinox、Lacetti Premiere等を展示した。Renault Samsungは新型SM3のほか、初の自社開発コンセプトeMXを公開、双龍自はコンセプトSUV C200に加え、ディーゼルハイブリッドシステムのベアシャシを展示した。

日系では2009年に韓国市場参入を図るトヨタがCamry Hybrid、第3世代Priusのハイブリッド2モデルを展示したほか、2008年に韓国輸入車市場でトップに立ったホンダがInsightを発表、ハイブリッド元年を迎える韓国で先行獲得した高い技術力・燃費性能を示した。また、欧米メーカーに関しては、Mercedes-Benz GLK-Class、Audi Q5 2.0 TDI、Ford Mustang、VW Tiguan R-Line等が韓国初投入モデルとして発表された。

2009年4月7日現在

韓国系メーカー

日系メーカー

欧米系メーカー

韓国系部品メーカー