会場正面入り口とSaturn Vue PHEV
会場入り口からの風景
Ford会場全体
Truck of the Year授賞式
2009年1月17日(土)〜25日(日)、米国Detroitで北米モータショーが一般公開される。FOURINは一般公開に先駆け、1月11日 (日)〜13日(火)のPress Preview期間にショーを取材した。
Detroit3各社が電気自動車などの次世代戦略車投入計画を打ち出し、トヨタが第3世代Priusを発表、米国の電気自動車メーカーのTesla Motors、Fisker Automotiveが出展し、「環境」がショーの主要テーマとなった。一方、日産など一部のメーカーが出展を見送り、ホンダが記者会見を取りやめるなど、厳しい業界事情が反映された。
GMはChevrolet Equinox、Buick LaCrosseなどの新型車に加え、電気自動車コンセプト、Cadillac Converjを新たに発表、Fordは新Taurus、Lincoln MKTなどの新モデルとともにFusionのハイブリッド車を展示。また、GMはプラグインハイブリッド車、Chevrolet Volt向けのリチウムイオンバッテリーの調達先としてLG Chemを選定、FordはMagna Internationalとともに電気自動車の開発を行う計画を発表した。一方、Chryslerは200 EVなど、電気自動車の新コンセプト車を発表したものの、GM、Fordのような量産化に向けての具体的な計画発表はなく、コンセプト車の展示にとどまった。
低燃費小型車で米国メーカー各社よりも先行するトヨタは新Priusに加え、ハイブリッド専用モデルのLexus HS、電気自動車コンセプトを発表、ホンダもInsightの量産モデルを展示。トヨタは、新Priusの燃費が米国で販売される小型自動車では最高水準の1ガロン50マイルとなることをアピール。一方、FordもFusionのハイブリッド車の燃費性能がトヨタCamryのハイブリッドモデルを上回ることを強調するなど、米国市場で今後、ハイブリッド車が競争焦点となることを伺わせる。
その他、欧州メーカーでは新型スポーツカー、派生車の新モデルの発表が目立った。BMWの新型Z4、VW BlueSportコンセプト、Mini Cooper Convertibleなどが展示されている。Daimlerは電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車の3種類で展開する環境戦略車、BlueZEROを発表した。
また、中国メーカーのBYD(比亜迪汽車)が昨年に続き出展し電気自動車のE6を発表。BYDに加え、Brilliance Auto(華晨汽車)もブースを設けている。
2009年1月16日現在
Cadillac Converj (コンセプト)
Cadillac SRX
Wagoner会長とChevrolet Volt
Bucik LaCrosse
Ford Taurus発表 ※再生すると音が出ます
Ford Fusion Hybrid
Ford北米社長Mark FieldsとLincoln MKS
Lincoln C コンセプト発表 ※再生すると音が出ます
Chrysler 200 EV (コンセプト)
DodgeEV
Jeep Patriot EV (コンセプト)
Chrysler Town & Country EVとJeep Wrangler EV
TeslaのMusk CEOと電気自動車のRoadster
Fisker、プラグインハイブリッド車のKARMA S
トヨタ、第3世代Prius
トヨタEV (コンセプト)
Lexus HS250
ホンダ Insight
スバルLegacy (コンセプト)
起亜Soul発表 ※再生すると音が出ます
VW BlueSport (コンセプト)
Audi S4
BMW Z4
Mini Cooper Convertible発表 ※再生すると音が出ます
Mercedes-Benz BlueZERO
Volvo S60コンセプト
BYDの電気自動車、E6
Brilliance M3