65回目となるIAA(Internationale Automobil-Ausstellung、通称フランクフルト・モーターショー)が2013年9月12日から22日まで開催される。フランクフルト市内中心部にある見本市会場に1,091社の自動車関連企業が出展し、ワールドプレミアとして計159の新開発製品・技術が公開される。FOURINは一般向けに先駆け報道陣向けに公開された9月10日と11日に会場取材を敢行しており、以下、10日の取材から会場の様子を報告する。
今回のIAAでは、電動車の新モデルに加え、自動車各社が開発に力を入れる最新の安全運転支援システムが目玉となっている。BMWはi3に加えi8の量産モデルを公開。AudiはプラグインHEVのSport Quattro concept、VWはe-up!及びe-GolfのEV 2モデルを発表した。Daimlerは新M-Benz SクラスのPHEVに加え、自動運転技術を備えたSクラスのコンセプトカーも披露した。自動運転支援システムではBoschやContinentalも開発に力を入れている。
日系勢では、トヨタがプレス向けプレゼンテーションでHEVモデルのラインアップの充実を強調するとともにYaris Hybrid Rを披露。環境性能だけでなく走行性能にもこだわった電動車を公開し、ドイツ勢に対抗する姿勢が窺えた。このほか日産は新X-Trail、ホンダはCivic Tourerの量産モデル、マツダは新Mazda 3をそれぞれ発表した。
2013年9月11日現在
BMW/Mini
Mercedes-Benz/Smart
VWグループ
Opel
Renault
PSA
Ford
Fiatグループ
Jaguar Land Rover
Volvo
GM
トヨタ
ホンダ
日産
マツダ
スズキ
現代/起亜