2019年4月16日、第18回上海モーターショーが開幕した。新エネルギー車(NEV=EV、PHEV、FCEV)の生産を義務付けるNEV規制が2019年より開始されたことを受け、各メーカーともNEV製品の出展に注力しているほか、コネクテッド・自動運転関連の展示エリアが専門に設けられるなど、CASEに関連した製品・技術の出展が多く見受けられた。
欧系メーカーについて、VWがTeramont Xをワールドプレミアしたほか、2019年2月に発表した新ブランドJETTAのVS7等3モデルを出展した。DaimlerはEQCの中国現地生産モデルを発表、BMWはSUVモデルのX3 Mをワールドプレミアした。また米系メーカーでは、FordがEdge STをチャイナプレミアした。
日系メーカーでは、トヨタがC-HRのEVモデルを発表したほか、LexusブランドのLM300hをワールドプレミア。ホンダは東風ホンダより投入予定のEVとなるX-NVコンセプトを公開。日産は新型Sylphyをワールドプレミアした。
中国系メーカーでは、BYDは王朝シリーズのモデルに加え、2019年3月発表のeシリーズモデルを中心に出展した。北汽集団は紳宝ブランドのSUVモデルである智達を発表、奇瑞汽車は新ブランドである捷途の新モデルを多数出展したほか、広汽集団は電動SUVのAION LXを初公開した。また中国系では新興メーカーの出展も目立った。新興EVメーカーの蔚来汽車(NIO)はセダンコンセプトモデルのeT Previewを発表したほか、小鵬汽車もセダンタイプの量産モデルのP7を発表した。
2019年4月17日現在