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調査報告書:欧州

Bosch・Continental・ZF/TRWの成長戦略
Bosch・Continental・ZF/TRWの成長戦略
発 行

■ 2016年6月30日

体 裁

■ A4判、211頁

価 格

■ 176,000円(税込)
※国内送料込

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約1.0MB

自動運転、コネクティッドカー、Eモビリティで
技術リーダーを目指すドイツ大手サプライヤー3社

  • Bosch、Continental、ZFのドイツ三大システムサプライヤーの成長戦略を比較分析!!
  • クラウド技術を活用し自社成長とドイツ産業の競争力強化を目指すBoschの戦略を解説!!
  • ADAS技術の優位性を活かしながらBoschを追うContinentalの経営戦略を詳報!!
  • TRWを買収し総合システムサプライヤーとしての成長基盤を確立したZFの戦略を報告!!
  • ドイツ自動車産業が注力する48Vシステム、独政府提唱のIndustry4.0関連の動向も掲載!!

Bosch、Continental、ZFのドイツ部品大手3社は、自動運転、コネクティビティ、Eモビリティの成長3分野の技術を手がけ、システムサプライヤーとして日本でも注目度が高まっています。ZFがTRW Automotive買収で安全運転支援技術を加え、同3分野の技術強化による成長戦略推進で3社の足並みが揃いました。

Boschは環境、安全、通信分野でリーディングポジションを維持しつつ、IoTやクラウドに注目し、事業領域を広げています。自動車関連事業の売上高は世界トップで、近い将来に500億ユーロに達する見通しです。

Continentalは成長3分野に関連するエレクトロニクス、ソフトウェアの技術を強化していくことでBoschを追っています。タイヤ事業のグローバル化、ゴム/樹脂系製品・素材事業の非自動車向け事業拡大が成長戦略を補完します。売上高は2016年に400億ユーロを超え、2020年500億ユーロを目標としています。

ZFはTRW買収が技術領域の拡大に加え、顧客/地域バランスの最適化にもつながり、強固な成長基盤を構築できました。売上高は2016年に350億ユーロを超え、2025年目標であった400億ユーロ水準へ早い時期に到達することが見込まれます。

「Bosch、Continental、ZF/TRWの成長戦略」では、ドイツメガサプライヤー3社の経営戦略を分析しつつ、電動車、自動運転やコネクティビティ関連の技術動向を解説、各社の事業組織、生産/開発体制も詳しく掲載し、調達関連動向もまとめました。

当案内をご高覧頂き、関係部署とも相談の上、ご採用賜りますようお願い申し上げます。

Bosch、Continental、ZFの売上高見通し(2016年以降)

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▼1章へ ▲PAGE TOP

総論

総論
1
 
2
電動車、自動運転、コネクティビティの成長3分野で、
部品各社が事業買収により技術を補完
4
トレンドに対応した技術強化と、顧客・地域バランスの多様化による
長期的視野での成長戦略
4
特集1:
48V規格策定やIndustry4.0実践で、
国際競争力強化を目指すドイツ自動車産業界
10
◇ドイツ部品産業売上高は2015年に過去最高の758億ユーロに
10
◇Industrie4.0ではBoschが主導役、生産現場でのIoT技術導入も進む
10
日本勢の高電圧フルHEVに対抗し48Vシステム規格を導入、
48VマイルドHEV普及拡大を目指す
12
特集2:
GoogleやAppleとの共存と競合、
安全、快適、効率的なモビリティ手段提供に向けた競争
14
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第1章

Boschの成長戦略
17
 
Bosch:
48Vでグローバルスタンダード確立、IoTで産業発展に貢献、
サプライヤー首位維持目指す
18
◇48Vでグローバルスタンダード確立目指す、車のIoT化で付加価値向上
20
◇自動車事業部をMobility Solutionsに改称し、新たな成長ビジョンを明確化
22
2015年にグループ売上高が700億ユーロを突破、
市場の成長を上回るペースでの増収維持
27
◇新興国と北米市場対応の生産強化とコスト強化に向けた体制再編
30
◇先進技術を支える部品の生産体制強化
31
◇Industry4.0実践による生産性向上
32
自動運転/IoT/電動車分野のリーディングポジション維持と、
独産業競争力強化への貢献を目指すR&D体制
45
品質・コスト優先でグローバル調達を強化、日本のサプライチェーンを高評価、
IoTによる調達効率化も重視
48
◇内燃機関からEモビリティへの移行に対応し、パワートレイン先進技術を幅広く提供
54
コモンレールシステムでシェア過半数を獲得、ピエゾ式で2,700bar、
ソレノイドで2,500barまで噴射圧向上
56
低コストの48VマイルドHEVからEV航続距離延長につながる先進技術まで、
電動車ニーズに幅広く対応
58
エンジンダウンサイジングトレンドに対応し、
MAHLEとの合弁でターボチャージャー事業を展開
64
◇スターターモーター/ジェネレーター事業のリストラ
64
◇二輪車事業を強化
65
ABS/ESC供給拡大から自動運転を実現するレーダー/
カメラ技術の開発強化へと進展
66
◇中・長距離レーダーセンサー、ステレオビデオカメラの性能を強化
68
◇高速道路での高度な自動運転とバレットパーキングの2020年実用化を想定
69
73
EV、安全運転支援システムに欠かせないステアリングシステム事業を
完全子会社化
78
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第2章

Continentalの成長戦略
81
 
Continental:
ADASで主導権獲得、クラウド、コネクティビティを加え、
技術・コスト強化でBoschを追う
82
ADASでの優位性を維持し、クラウドへの取り組み強化や
タイヤ事業グローバル展開加速で成長戦略を補完
84
北米、アジアの好調で売上高が2015年に400億ユーロ目前まで拡大、
2020年500億ユーロ目標
93
設備投資で米国、新興国市場対応を重視、タイヤ事業成長戦略で
大規模な生産能力拡大を計画
98
◇ADASや電動車技術の欧州内生産でハンガリー、ルーマニアがドイツを補完
99
◇製造現場にデータ分析や協調型ロボットを導入
99
自動運転/IoT/Eモビリティ分野の技術開発投資を優先、
Silicon ValleyにITS R&Dセンター設置
111
lidarやAR技術を事業買収で補完、クラウドベースの安全運転支援では
IBMやCiscoと協力
113
◇Schaefflerと購買で提携、プレミアムサプライヤーを選定し戦略関係を構築
115
◇CO2 95g規制に向け、内燃機関の効率化から電動車技術の強化まで幅広く対応
118
120
◇コスト競争力と技術ノウハウ活かし48V電動車技術の供給拡大を目指す
123
◇自動車メーカーの幅広い電動車製品ラインに対応
124
◇自動運転技術でリーディングポジション確保
126
◇フュージョン技術を重視
126
◇自動運転支援技術をクラウドが補完
133
◇タイヤ世界シェア3位を目指し、北米とBRICsで供給体制強化
138
◇ContiTech事業では、顧客ベースの多様化で成長持続を目指す
140
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第3章

ZF TRWの成長戦略
143
 
ZF/TRW:
自動運転技術を加え総合システムサプライヤーに変貌、
電動車ではモーターと変速機一体型のドライブトレインで強み
144
TRW買収で売上高は300億ユーロ規模に拡大、
自動運転技術全般を自社で手掛ける体制を確立
146
◇2016年1月にEモビリティ部門を新設
148
◇2015年に取締役を2人追加、北米、アジア・大洋州事業担当を設置
149
TRW買収効果で売上高は2015年に292億ユーロまで拡大、
中期的には400億ユーロへ
151
ドイツ本社、チェコ、中国で拠点を拡張、Eモビリティ専用拠点開設、
独R&D社買収でR&D能力強化図る
156
最適なTCO実現を目指し、戦略的サプライヤーとの関係強化や
デジタル化を進める調達戦略
158
◇自動運転技術、ZFとTRWの技術を融合させ、開発加速目指す
160
◇電動車向け技術ではPHEV用8速ATの量産を開始
161
◇乗用車用ドライブライン製品、多段ATを筆頭に燃費向上、CO2減主眼に開発
161
◇電動化、ADAS対応の技術開発が進むシャシシステム部品
164
164
自動運転、各国の安全基準対応で重要度が高まる
アクティブ&パッシブセーフティ事業
170
◇商用車向け製品でも燃費や安全性向上が主眼
178