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世界自動車部品産業年鑑 2012
世界自動車部品産業年鑑 2012
発 行

■ 2012年5月8日

体 裁

■ A4判、288頁

価格

■ 140,000円+消費税
※国内送料込

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約916KB

新興国市場の急拡大で進む部品コスト・技術戦略の多様化

  • 自動車生産の新興国シフトで変化する世界の自動車部品産業を鳥瞰!!
  • 新興国対応と環境・安全技術開発を競う業界動向を分野別に俯瞰!!
  • 世界自動車メーカーの部品内外製政策と製品・開発戦略を概観!!
  • 世界主要自動車部品メーカーのコスト・技術・製品・世界事業動向を分析!!

世界の自動車部品産業はかつてない変化の時代を迎えています。2008年の金融危機を前後して世界自動車生産の60%近く、販売の50%超を新興国が獲得し、さらに中大型商用車分野では生産の80%、小型商用車では生産の60%を新興国が占有しました。この結果、自動車部品産業においても新興国シフトが加速しています。そして、2010年には年商10億ドル超の民族系部品メーカーが新興国から20社以上出現。新興部品メーカーは先進国部品メーカーが売却・撤退した事業を買収しながらさらに拡大を続けています。世界の自動車部品産業は、いままさに地域を超えて、品質・コスト・技術のバランスを競う時代に突入しました。

しかし、世界の自動車開発に不可欠な部品の基本設計・開発能力や環境・安全・通信・快適分野の革新技術獲得は依然として先進部品メーカーが掌握。生産技術、材料・加工、品質・生産管理ノウハウの獲得における先進国部品メーカーの役割は絶大です。とはいえ、そのことが今後も先進国部品メーカーの地位を保証してくれるわけではありません。先進国部品メーカーには新興国展開とコスト削減努力が、新興国部品メーカーには先進技術の獲得と品質・コストバランスの改善努力が問われます。

当報告を日常業務の手引きに、戦略策定の参考資料としてご活用下さい。

世界自動車部品メーカー売り上げランキング(2010年度)

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▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界自動車部品産業の将来展望
1
 
2
◇モジュール化戦略を競う世界自動車メーカー
6
◇新興国展開が鍵握る世界部品メーカーの再編
8
◇世界自動車部品産業の趨勢
16
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第2章

世界自動車部品産業の分野別業界トレンド
23
24
◇機関部品:新興国の増産と先進国の燃費規制対応
28
◇電動化部品:燃費低減対応で標準装備部品が増大
32
◇駆伝動部品:軽量・小型プラス燃費改善をアピール
35
◇シャシ部品:制御の高度化で収益性低下を補完
37
◇車体部品:軽量・小型と高度安全性確保へ材料転換
38
◇電装/電子部品:統合制御と電動化対応を強化
44
◇安全装備:高度安全技術と運転支援機能を強化
45
◇空調装備:快適・低公害・安全性能の複合的発展
45
◇快適装備:通信と快適・安全性能との統合
46
世界部品メーカー売上ランキング:パワートレイン系を中心に
存在感を増す新興国部品メーカー
46
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

世界自動車メーカーの部品購買戦略
49
 
1.
GM:高収益伴う成長目指しサプライヤー関係改善、PSAとの提携と
中国事業拡大を背景に世界開発・調達戦略の強化が進む見通し
50
◇サプライヤーとの協力関係再構築
51
◇PSAとの提携を軸に調達コストを低減
51
◇GM中国事業の生産・調達ボリューム活用
51
2.
Ford:グローバルPF戦略とABFサプライヤーの結合活用で
部品内外製政策を適正化、先進技術・低コスト部品調達を強化
56
◇ABF制度を通じたサプライヤーの絞り込みと関係強化
56
◇グローバルPFの採用拡大で部品共有率を引き上げ
57
62
◇モジュール技術の採用で部品コスト削減と製品開発・生産効率改善を実現
64
◇エンジン、変速機に加えシャシ部品やシートを内製
66
◇EV/HEV向けのバッテリーやパワーエレクトロニクスで日系電機メーカーと提携
67
◇中国とブラジルで部品調達率が8~9割
69
4
Daimler:グループ内製品/世代間モジュール共有とRenault/日産
とのアーキテクチャ等共有で開発・調達コスト削減目指す
70
◇部品調達体制の強化
71
◇モジュール戦略で年15億ユーロのコスト削減見込む
72
◇Renault/日産との提携でPFとパワートレインを共通化
73
◇主要パワートレイン工場に16.5億ユーロの増産投資
74
◇次世代環境技術はサプライヤーと合弁開発・生産
74
◇世界合計50ヵ所の調達拠点を通じ現地調達を推進
75
5
BMW:電動車やエンジンでモジュール化を推進、
高コスト国での生産維持に繋げる
76
6
Renault:日産とのアライアンス活用に加え、
製造・販売工程見直しでさらなるコスト削減図る
80
7.
日産:2016年度世界シェア8%獲得へ、新興国産V-PFと
世界戦略4+1CMFにより、低コスト・高品質戦略を進化
84
◇世界部品調達の深化
85
◇共通プラットフォームから進化した共通モジュール戦略
85
8.
PSA:戦略サプライヤー20社と自動車他社との協力にGMを加えて
部品・PFの生産規模を拡大し低コストでの製品開発を強化
90
◇エンジン開発では外部提携を積極活用
92
◇自動車他社との提携を通じた次世代環境車の獲得
93
9
Fiat/Chrysler:アーキテクチャ・部品の共有などを進め、
5年間で60億ユーロのシナジー創出を狙う
94
10
トヨタ:高収益伴う成長軌道確保へ、海外拠点の開発・調達能力の活用と、
外から見えない部品の世界的設計統一を推進
100
◇2012年度の反転攻勢へ、世界拠点の活用を拡大
101
◇内製と系列を活用したパワートレイン・主要部品調達
102
◇国内生産車種への韓国製部品の採用を拡大
103
◇海外14ヵ国でパワートレインを組立・相互供給

104

11
ホンダ:グローバル調達改革に着手、調達先の新興国シフトで
2013年以降の生産モデルで15%の原価低減目指す
108
12.
マツダ:SKYACTIV技術と海外生産比率の拡大で収益基盤と
単独成長基盤を確保、オープン技術戦略で提携先を開拓
114
◇為替リスクを低減する生産・調達体制の構築
115
◇中長期的な成長に向け新興国での事業強化を推進
116
13.
三菱自:2013年度世界137万台販売実現へ小型戦略車を投入、
海外事業を成長市場に対する供給力強化の観点から再編
118
◇調達コスト削減に向け海外での部品の現地調達を推進
119
◇成長市場中心にグローバル生産体制を再編
120
14.
スズキ:新興国生産拠点の発展に伴う海外生産・開発・調達能力を活用し、
世界最低コストメーカーとしての事業基盤を強化
122
◇海外シフトを強化する部品調達体制
123
◇外部力を活用した世界的パワートレイン内外製体制
123
◇基本プラットフォームの強化・拡大
124
15.
現代自/起亜:PF共通化と世界生産能力の拡大が一巡、
次期中期計画では先進技術獲得へグループのR&D体制を強化
126
◇2013年6プラットフォーム体制を構築し生産効率を向上
128
◇先進技術の確保に注力、自前の技術開発強化へ
130
131
16.
Tata Motors:コア部品は自社開発を重視、系列と外部部品メーカーを
並列活用し世界クラスのコスト/技術力を獲得
134
◇パワートレイン・主要部品の内外製政策
135
◇製品プラットフォーム体制とコスト戦略
135
◇系列部品メーカー育成と外注戦略
136
17.
Mahindra & Mahindra:サプライヤーの開発参画を重視、
双龍買収効果と世界部品企業の活用でコスト/技術力を強化
138
◇パワートレイン・主要部品の内外製政策
139
◇製品体制とコスト戦略
140
◇系列・協力部品メーカー育成と外注戦略
141
18.
上汽集団:外資合弁で高収益を確保しながら、2015年自主ブランド
150万台販売めざしパワートレイン内製を強化
142
19.
中国一汽:2015年500万台生産へフルライン製品体系を強化、
サプライチェーン同盟を通じ外部部品メーカーを活用
146
20.
東風汽車:2015年自主ブランド300万台販売目指し、製品強化と、
主要コンポーネントの生産体制を強化
150
21.
中国長安:2020年600万台体制実現へ製品競争力を再構築、
パワートレイン・シャシ・内外装分野の開発体制を強化
154
22.
吉利汽車:2015年200万台目指し、Volvo Cars買収効果を
技術、部品分野に展開し製品競争力を再構築
158
23.
奇瑞汽車:車体・駆伝動系を中心に系列育成、内需対応で外注が拡大したが、
2011年から分野を限定して内製・系列を再構築
162
▲3章へ ▲PAGE TOP

第4章

世界自動車部品メーカー50社の経営動向
165

1. Autoliv

Delphi OPS部買収で乗員保護安全シェア拡大、
アクティブセーフティ製品強化で新成長戦略
166

2. Behr

リストラで収益性強化しMAHLE傘下で再成長、
電動化車両のサーマルマネジメントの競争力強化へ
168

3. Benteler

VWに追随し南ア、ロシアに新拠点、
成長目指した競争力強化へ軽量材技術を強化
170

4. BorgWarner

ターボチャージャーを牽引力に成長加速、
環境対応技術を核に中印事業拡大図る
172

5. Bosch

世界最大部品メーカーとして低燃費・先進安全技術で
世界を主導、新興国需要の確保へ低コスト技術の開発も強化
176

6. Brose

ドアシステムサプライヤーとして基盤を強化、
中国他アジア諸国の拡張投資で成長加速
183

7. Continental

Schaefflerグループ傘下入りを機に、機械部品と
電子制御部品の融合を強化し、事業発展を目指す計画
186

8. Dana

新興国市場で買収を通じてプレゼンスを強化、
環境技術関連製品の拡充で成長を図る
191

9. Delphi

主要4事業(電装、パワートレイン、安全、熱交換)への
集中で高収益を伴う再生が進展、世界展開は新興国を重視
193

10. Eaton

トラックハイブリッドシステムと乗用車バルブ機構の
燃費向上技術を軸に成長、高収益体質強化を狙う
195

11. Faurecia

内外装部品・モジュールメーカーとして発展、先進メーカー
の世界生産対応と新興メーカーの開発支援を強化
196

12. Federal-Mogul

低コスト国へ生産移管してコストを低減、燃費低減効果の
高い新技術・製品の提案により事業基盤を強化
198

13. Freudenberg

防振製品でTrelleborgと提携し製品補完による競争力を強化、
中国ではNOKとの提携で事業拡大
200

14. Gestamp

金属プレス専業サプライヤーとしてグローバル展開、
ドイツ2社の事業買収により製品拡充
201

15. Getrag

DCTと電動車のパワートレイン技術で
独立トランスミッションメーカーとしての成長を模索
202

16. GKN

中国、インド生産拡大でCVJの地位保持、
成長戦略でAWDシステム体制強化し電動モーター事業に参入
203

17. Grupo Antolin

内装サプライヤーとしての成長へ中国、インド、
ロシア事業を拡大、アジアと北米では提携を活用
207

18. Hella

LEDライトとアクティブセーフティエレクトロニクス技術を
軸とする成長戦略推進
208

19. Honeywell

ターボチャージャー需要拡大に成長持続、
欧州、中国供給増へ投資し、次世代技術導入計画も表明
210

20. IAC Group

米国メーカーの破綻の影響で再生途上、株式上場目指して
新収益基盤としてのアジア各国生産事業を強化
211

21. Johnson Controls

Keiper、Recaro、CRH買収でシート事業を磐石化、
電動化対応電池事業を強化し高収益伴う成長目指す
212

22. KSPG

環境規制対応技術の受注増で過去最高の業績を記録、
課題のアジアは買収と提携で強化
216

23. Lear

2011年決算で売上高8割回復、4%近い利益率を実現、
内装事業は世界各社向け開発強化、電装品は電動化対応を強化
217

24. Magna International

内外装から駆伝動、車両開発までの総合力を活かして
事業拡大、電動化を機に車両生産を準備
218

25. Magneti Marelli

開発提携でインフォテイメントと電動化技術強化、
新興国拡大は非Fiat重視
222

26. MAHLE

ダウンサイズを商機にターボチャージャー事業始動、
Behr買収で規模倍増とサーマル分野を強化
225

27. Meritor

中・大型商用車と産業用車両に特化、ドライブアクスル、
ブレーキの強いポジション活かし企業成長図る
227

28. Plastic Omnium

Inergy子会社化とFord事業買収で燃料タンク事業を強化、
ロシア、中国にも攻勢かける
228

29. Schaeffler

駆伝動系機械部品メーカーとして摩擦低減製品を強化、
Continental買収で世界総合部品メーカーとして出発を準備
229

30. Tenneco

年率2割の売上成長を目指して、高技術により
世界の排ガス規制強化に対応し、BRICsとタイで事業を拡大
232

31. ThyssenKrupp

自動車向け高強度・軽量鋼材とシャシ部品への特化により
世界的な燃費規制と自動車需要増に対応
234

32. TRW Automotive

235

33. Valeo

総合部品メーカーとして燃費低減と運転支援を強化、
2015年140億ユーロ、営業利益率7%超めざす計画
238

34. Visteon

Chapter 11脱却後は空調・内装・電子・照明事業を
集中強化、新興国事業を跳躍台に高収益伴う成長目指す
241

35. ZF

総合駆伝動・シャシ部品メーカーとして、先進メーカーに
環境新技術を提案、新興メーカーには開発支援しながら
販路を拡大
243

36. 現代Mobis

先進技術獲得へのR&D強化でコア製品拡充、
供給先の多様化によりGlobal 5-30ビジョン達成を目指す
246

37. デンソー

コスト半減による競争力強化で新興国事業攻勢、
長期成長ビジョンで安全・情報、非自動車事業を強化
251

38. アイシン精機

中国開発生産体制強化へ投資加速、
売上高1兆円上乗せへ新興国の製造・営業体制強化
257

39. 矢崎総業

グローバル拠点展開を整え、
新興国メーカー向けの納入拡大へ営業・開発体制強化
261

40. トヨタ紡織

アジア事業が利益を下支え、中国・ブラジル等新興国事業を
拡張し、世界競争力獲得へ欧州事業を強化
263

41. 住友電工Gr.

ワイヤーハーネスは技術開発力強化、
防振ゴムはグローバル開発生産体制基盤強化へ重点投資
265

42. ジェイテクト

トヨタ系操舵・伝動部品企業として発展したが2011年度は
減益、世界事業基盤強化へアジア・南米投資を拡大
267

43. 日立Gr.

電池事業体制を再編し総合力を武器に車の電動化へ対応、
1兆円規模目指して海外売上拡大目指す
269

44. カルソニックカンセイ

日米欧事業の集約と新興国展開を強化、
環境・小型分野で10品目の成長製品獲得を目指す
275

45. ジヤトコ

新世代の低燃費AT/CVT軸に売上規模を倍増、
2018年度1,000万基実現へ海外能力増強と新興国販売を強化
277

46. 豊田合成

2020年度売上1兆円目指す『TG2020ビジョン』始動、
海外開発・調達機能強化しグループ内外向け海外販路拡大
279

47. 三菱電機

電装・電子・通信技術を活かして、EPSモーター・
同制御装置を強化し、電動車両関連部品の育成目指す
281

48. 豊田自動織機

車両・DE受託と産機・繊維機械を堅持しながら、AC・
電動化部品を牽引役に、2020年3兆円企業への成長目指す
283

49. 日本精工

脱・自動車を目指しながらも
自動車関連事業の好調で依存度高まる
285

50. タカタ

安全装置需要拡大対応で新興国生産拡大へ投資、
エアバッグ、アクティブセーフティの技術開発も強化
287
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第1章 世界自動車部品産業の将来展望 ……… 1
第2章 世界自動車部品産業の分野別業界トレンド ……… 23
第3章 世界自動車メーカーの部品購買戦略 ……… 49
第4章 世界自動車部品メーカー50社の経営動向 ……… 165
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