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マルチクライアント調査

世界自動車産業の電動パワートレイン戦略

調査趣旨

世界の自動車産業は地球温暖化被害の深刻化を背景にした世界のZEV/NEV販売義務化規制、燃費規制の強化に対応するため 電気自動車開発を急いでいます。開発の鍵を握るのが機電一体システム(Eアクスル=モーター、インバーター、減速機より構成)とバッテ リーパックです。最大のコスト要素であるとともに、電気自動車の走行性能、乗り心地、NVHを決定づけます。電気自動車に採用される機 電一体システムとバッテリーパックは、内燃機関車におけるエンジンとトランスミッションにより構成されるパワートレインと同様に製品力の 根幹を担うものです。 エンジンに対しモーターはトルク領域が広く、減速機は通常1~2段。一般に6段以上の変速機を必要とする内燃機関車に対し、ギア 数は少なく単純とはいえ、一つ一つのギアにかかる負荷は増大します。減速機または変速機は走行時にモーターまたはエンジンからの 駆動をタイヤに伝える役割を持ちますが、減速時はタイヤの回転をモーターに伝え、モーターを回転させて回生発電します。同時に、道 路面の段差や穴凹などによって、タイヤ側の急激なトルク変動は減速機側に入ってきます。このため、減速機にはモーターの出力対応だ けでなく、多様な機能が求められます。 バッテリーは内燃機関車の燃料タンク同等と思われがちですが、電気自動車にとってバッテリーは車の使用環境、走行パターンに合 わせてどのように出力するか、車両走行制御に深く関わるので、パワートレインとしての重要な機能を担っています。 電気自動車の場合、NVH対策はとりわけ重要です。内燃機関の爆発音が出ない分、ノイズが目立ちます。高速で回転するモーターと ギアはそれぞれ騒音の周波数が近いので、うなり音等の不快なノイズが発生しやすくなります。モーターはエンジンより運転時の回転速 度が速いので、ギアやシャフトへの慣性モーメントの影響が大きくなる上に、ワンペダル走行によって減速時の回生発電機能向上を図る ため、ギア歯面には加速時だけでなく減速時にも大きな負荷がかかるようになり、構成ギア歯面の設計・加工精度向上と強度向上が必 要となります。 本マルチ調査企画は、世界の自動車メーカー、大手自動車部品メーカーの電動パワートレイン戦略に焦点を当てた報告書で、2020 年代に始まる第三世代電気自動車以降への採用を予定している機電一体システムについての開発動向、生産準備動向を中心に調 査・報告するものです。 業界関係企業の電動車戦略、電動部品戦略の立案、事業計画の策定にご活用ください。

調査概要

調査名称 FOURINマルチクライアント調査 『世界自動車産業の電動パワートレイン戦略』
調査内容 世界の自動車メーカー、大手自動車部品メーカーの電動パワートレイン戦略と、2020 年代に始まる第三世代電気自動車以降への採用を予定している機電一体システムについての開発・生産準備動向を調査・報告いたします。
報告書体裁 A4判 カラー印刷 約250ページ製本
報告書発送日 2019年3月
報告会 詳細は報告書発送後にご案内いたします
参加費用 第二次申込   150万円(税込)(申し込み期限=2019年12月27日
支払方法 報告書と一緒に請求書を送付いたします。原則2ヶ月以内に全額振込みをお願いします。
問い合わせ 本マルチクライアント調査についてのお問合せは、以下までお願いします。
フォーイン営業部  電話:(052)789-1101(代) E-mail: info@fourin.jp

調査方法

  • 機電一体システム及びバッテリーパックメーカーへのヒアリング及び文献調査。
  • 自動車・部品メーカーへのヒアリング及び文献調査。

調査報告書 『世界自動車産業の電動パワートレイン戦略』

目次

▼2章へ▲PAGE TOP

第1章

世界の燃費・排ガス規制動向と将来電動車市場予測
 
◇世界ZEV販売義務、CAFE規制の最新動向
・欧州CO2規制、ディーゼル規制、ZEV販売義務化
・米国CAFE/GHG規制、ZEV販売義務化規制
・中国NEV規制/CAFC規制
・日本燃費目標、ZEV普及目標
・そのアジア主要国インド、ASEAN、韓国他の燃費規制、ZEV販売義務化
◇電動車市場の最新予測ファクター動向
・リチウムイオン電池材料動向と固定電池動向
◇充電インフラの整備動向と高圧化の課題
・Well to Wheelの新しい動きとPower to Gas動向
・世界的なZEV失速の可能性とストロングハイブリッド再評価
・再生可能由来合成燃料と内燃機関車の可能性
◇日米欧中印電動車市場予測フォローアップ
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第2章

世界主要自動車産業の電動車計画と電動パワートレイン戦略
 
◇世界自動車各社の電動車戦略再構築、パワートレイン戦略と機電一体化戦略
◇欧州自動車各社の電動車戦略再構築、パワートレイン戦略と機電一体化戦略
VW/Audi/Porsche、Daimler、BMW 、PSA
◇米・韓自動各社の電動車戦略再構築、パワートレイン戦略と機電一体化戦略
GM 、Ford 、FCA 、Tesla、現代自/起亜
◇中国自動車各社の電動車戦略再構築、パワートレイン戦略と機電一体化戦略
BYD、吉利汽車/Volvo、中国一汽、上海汽車、北京汽車、広州汽車、奇瑞汽車、長城汽車、東風汽車、長安汽車、他(NIO、Weltmeister、等)
◇日本自動車各社の電動車戦略再構築、パワートレイン戦略と機電一体化戦略
トヨタ/ダイハツ、日産/Renault/三菱自、ホンダ、マツダ、スズキ、スバル
▲2章へ / ▼4章へ▲PAGE TOP

第3章

世界自動車産業の機電一体(Eアクスル)システム開発動向
 
◇機電一体システム開発・受注動向
・量産BEV向けで始まり、高級BEV対応で拡がる機電一体提案競争
・ストロングHEV、48MHEVでも採用拡大が見込まれる機電一体
◇機電一体システム構成システム動向
・モーターシステムと構成部品・材料動向
・インバーターシステムと構成部品・材料動向
・減速機システムと構成部品・材料動向
◇機電一体システム搭載動向
・P3/P4 48Vシステムとしての可能性
・AWDシステムとしての可能性
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第4章

世界自動車産業の電動車用バッテリーパック開発動向
 
◇バッテリーパックと構成部品開発動向
バッテリーパック、バッテリーモジュール、バッテリーセル、
バッテリーマネジメント、バッテリー熱マネジメント
リチウムイオンバッテリー正極材、負極材、セパレーター、電解液
◇バッテリーメーカーの動向
◇バッテリー材料メーカーの動向
▲4章へ▲PAGE TOP

第5章

世界主要自動車部品メーカーの電動パワートレイン戦略
 
Bosch、Continental、ZF/TRW、Schaeffler、Valeo、GKN Magna/Getrag、BorgWarner/Remy、 Delphi、LG Group、POSCO、CATL、精進電動、上海電駆動、中車/Hofer、アイシンGroup、 デンソー、日立オートモティブシステムズ、ジヤトコ、三菱電機、東芝、パナソニック、カルソニックカンセイ、日本電産、豊田自動織機 ブシステムズ、パナソニック、他

参考資料PDF

(FOURINマルチクライアント調査「世界自動車産業の電動パワートレイン戦略」より

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欧州環境規制動向

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2020年より漸次中国独自測定モードCATCを導入

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BMWの電動車及び同ドライブトレイン部品生産体制

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Boschの電動車部品戦略

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